南天山(両神)

date 2008/12/19 快晴
コース 鎌倉橋〜方円滝〜沢コース〜南天山〜山コース〜方円滝〜鎌倉橋
実働 登り:1h50m、下り:50m、計:2h40m。
概要 鎌倉沢方円滝見物、両神展望。
メンバー すうじい(単独)
使用装備 革登山靴、三脚、E-1、ED12-60mmF2.8-4、μ725SW、テルモス
不用装備 アイゼン、ピッケル、細引
行程 →:山道、:溯行、\\:藪漕ぎ、車:=。
【12月19日】 快晴
自宅8:40=10:55道の駅大滝温泉11:10=11:45鎌倉橋12:10→12:25 7m斜瀑12:35→12:50方円滝13:30→分岐13:50→14:50南天山15:15→分岐15:35→方円滝15:50→16:05鎌倉橋16:15=金山志賀坂林道偵察=17:20道の駅大滝温泉17:25=20:10自宅
記録  12月23日に予定された、八丁尾根・大キギ・剣ヶ峰・金山岳西尾根下降の下見を兼ね、鎌倉沢方円滝経由で南天山に登った。快晴に恵まれ、素晴らしい展望を得ることが出来た。

【12月19日】 快晴
 南天山は、'02-01にも登っているが、今回は12月なので、さすがに雪や凍結は少ない。それでも、鎌倉橋右岸の駐車スペースは、凍結していた。ここに車を停めて、準備する。登山口に、登山届のポストがあるので、記入投函しておこう。

 右岸の登山口から取り付いて登り、トラバースして行くと、鎌倉沢の2段10mほどの立派な斜瀑が、木々の合間から見下ろせる。次第に沢に近付き、小滝の前で、最初の木橋を左岸へと渡る。渡るとすぐに、階段を登り、落ち葉の積もった斜面を登らされる。あまり必要は感じないが、鎖が取り付けてある。

 最初の木橋から10分ほどで、6m斜瀑に至る。三脚を立てて、撮影する。この6m斜瀑は、右岸に巻道が付けられている。少し行くと、今度はナメが連続し、左岸沿いに進む。明るくて、気持ちの良い所である。やがて2条小滝の右岸を登ると、方円滝の前衛7m滝が現れる。

 滝壺前に降りて、前衛滝の正面に回ると、上方に方円滝が見える。この前衛滝も、なかなか味のある滝だと思う。右岸斜面を巻いて、前衛滝を越すと、方円滝に近付く。方円滝は、左半分が二段になっている、20m末広滝だ。中段左手のくぼみが、方円さんの修行したと言う場所らしい。左岸側のスラブ状からも撮影するが、積もる枯葉と濡れで、滑りそうで怖かった。

 方円滝を右岸から巻いて越えると、15分ほどで、沢コースと山コースの分岐となる。右の山コースは、左岸斜面に取り付いて、トラバース気味に登って行く。今回は、沢沿いの沢コースを辿る。しばらくは、緩やかな沢沿いの道であるが、次第に鎌倉沢も源頭の様相となる。

 やがて沢コースも、左岸斜面に取り付き、時折ジグザグを交えつつ、急なところを登るようになる。開けた伐採地跡の上から、振り返ると、南方向が展望できる。その先の針葉樹林の中を更に登って行くと、間もなく、山道は稜線に近付き、平行して東へ進む。稜線沿いの道を辿ってゆくと、一旦コル状を経て、登り道となる。かなり登ってから、右手から登って来る山コースと合流する。

 山コースと合流してから、岩稜っぽい道となるが、小ピークを二つ越えて、南天山山頂に至る。両コース分岐から、1時間もかかってしまった。快晴の空の下、両神山が正面だ。狩倉尾根を手前にして、両神主脈が立派である。

 南東側へ目を遣れば、懸垂下降の必要なギャップもあるという藪岩稜が続く。さらに、ゴジラの背のような、秩父槍ヶ岳の藪岩稜も目に入る。何れも、一度は辿ってみたいコースだ。北西方向には、雪を被った浅間山が、その特徴的な姿を見せている。この日は、ホントに良い天気だった。午後3時を過ぎているので、そろそろ下山しよう。

 山頂からすぐの分岐では、山コースを選択し、スタコラ下る。山頂から20分ほどで、再び沢コースと合流する。登りでは、ここから山頂まで、1時間もかかったのに。両コースが合流して、15分ほどで、方円滝を過ぎる。更に15分で、無事鎌倉橋右岸の駐車スペースに下り着く。

 帰りに、薄暗くなった金山志賀坂林道を辿り、小倉沢のニッチツ鉱山から少し登った所まで、偵察に行く。路面は、うっすら凍結した状態で、落合橋へは、チェーンを巻けば行けそうであった。

アルバム

鎌倉橋
鎌倉橋右岸の登山口
鎌倉沢最初の木橋で左岸に渡る
左岸に渡ったすぐの小滝釜
小滝の左岸巻道階段
6m斜瀑
右岸巻道から6m斜瀑
ナメ連続帯は、左岸を行く
ナメ連続帯
2条小滝は右岸を登る
前衛7m滝
前衛7m滝
方円(法印)滝20m末広
方円(法印)滝20m末広
左岸側から、方円(法印)滝20m末広
沢コース上部から南方、奥秩父方面
沢コース上部、針葉樹林斜面トラバース
1360M稜線鞍部
縦走路
南天山山頂、後方は両神主脈
南天山から、東岳・金山岳・7剣ヶ峰・狩倉尾根・大笹
南天山から、八丁尾根
南天山から、赤岩尾根・八丁峠・西岳
南天山から、西岳・竜頭山・東岳と八丁沢
南天山から、秩父槍ヶ岳の藪岩稜方面
南天山から、大ナゲシ・赤岩尾根
南天山から、浅間山
南天山から、両神山
再び沢コース・尾根コース分岐
再び、方円(法印)滝20m末広

MR430_ 南天山'02-01

MR615_ 八丁尾根・大キギ・剣ヶ峰・金山岳西尾根下降'08-12

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