祖父岳・鷲羽岳・槍ヶ岳・南岳(北ア)

date 2004/7/18-19 雨のちガスのち曇、雨
コース 薬師沢小屋〜雲ノ平〜祖父岳〜鷲羽岳〜三俣山荘〜双六小屋〜槍ヶ岳〜南岳〜南岳小屋
実働 第1日:7h30m、第2日:6h、計:13h30m。
概要 黒部川源流の増水で、ウマ沢溯行断念、縦走に変更。
メンバー すうじい(第2日は双六小屋での同室者と同行)
行程 →:山道
【7月18日】 雨のちガスのち曇
薬師沢小屋6:50→7:40休7:50→8:50奥日本庭園8:55→9:15雲ノ平小屋9:25→10:35祖父岳
10:45→11:10岩苔乗越11:15→ワリモ岳11:55→12:25鷲羽岳12:35→13:20三俣キャンプ場
13:30→13:45休13:55→14:15三俣峠14:20→14:55最低点15:05→15:20休15:30→15:45
巻道分岐15:55→16:05双六小屋(泊)

【7月19日】 雨
双六小屋6:05→6:35樅沢岳6:45→7:40休7:45→8:50休8:55→千丈乗越9:00→10:00槍岳山荘
11:00→11:15槍ヶ岳11:25→11:50槍岳山荘12:20→13:05中岳13:15→13:50休13:55→南岳
14:10→14:20南岳小屋(泊)
記録  今年の涸沢定着に向けての山行計画は、薬師沢小屋を基点にしての赤木沢〜薬師沢左俣下降、ウマ沢〜黒部五郎岳、そして横尾谷右俣下降〜左俣〜北穂池であった。雨に祟られながらも、赤木沢〜薬師沢左俣下降を無事終えた。だが、その夜も猛烈な雨で、ウマ沢溯行のために、再び黒部川本流を溯行するのは、自殺行為に等しく思えた。

【7月18日】 雨のちガスのち曇
 昨日の猛烈な雨で、黒部川が更に増水し、赤木沢出合までの溯行は無謀と思われたので、当初のウマ沢溯行計画を断念する。雲ノ平経由で、縦走することにした。朝、雨は小降りであったが、本流に架かる吊橋の対岸の歩道が、流れに洗われているので、小屋で足止めをくらう。

 ゆっくりとパッキングしていたら、少し減水し、通行可となったので、吊橋を渡り、少し川原沿いに歩いて、雲ノ平への急登に取り付く。小雨の中、樹林帯の濡れたゴーロ状を、急登して行く。この辛い登りは、1時間半ほどで終わり、傾斜が緩む。やがて、溶岩台地の木道が始まる。今日は、ザックがやたらと肩に食い込む。

 雲ノ平小屋前で、弁当を半分食べ、強風の祖父岳では、大ケルンの蔭に隠れて休憩する。岩苔乗越では、ワリモ岳・鷲羽岳の稜線通しの縦走が、躊躇われるほどの雨風であった。意を決して、ワリモ岳へと向かう。手前の鞍部では、身動き出来ないほどの強風に煽られる。ザックカバーを外して、しまい込む。オバサン二人連れに追い越され、後を追う。

 ワリモ岳の岩蔭で休む、オバサン二人連れを追い越し、鷲羽岳山頂に辿り着く。鷲羽岳では、携帯メールが届かない。三俣山荘へ向けて下って行くと、風も弱まり、ガスも晴れて来る。三俣キャンプ場付近で、休憩するが、濡れた身体に風が冷たい。その先の登山道脇で、弁当の残りを平らげる。

 三俣峠で小休し、稜線はパスして、巻道沿いに双六小屋へ向かうことにする。今日は、前半戦で殆ど休憩できず、消耗したので、後半はこまめに休憩する。双六小屋手前の巻道分岐で、携帯メールを送る。双六小屋では、電波が届かない。

【7月19日】 雨
 今日は、双六小屋での同室者とパーティを組む。6時過ぎに小屋を発ち、樅沢岳で携帯メールを送り、黙々と縦走する。10時には、槍岳山荘に到着する。山荘付近では、携帯メールが届く。ここで弁当を食べ、大休止。

 もう一人メンバーが増え、3人パーティになって、雨の槍ヶ岳山頂を往復する。某ツアーの団体さんが先行していて、多少待たされる。ガスと雨で、展望皆無であった。

 3人で、南岳小屋を目指し、雨風の稜線を南下する。中岳の岩蔭で小休し、横尾尾根分岐手前の岩蔭でも小休する。南岳を経て、南岳小屋へと逃げ込む。南岳小屋では、電波が届かないため、雨の中、歩いて1分の常念平方面に出て、携帯メールを送る。

 明日は、横尾谷右俣下降・左俣から北穂池を経て涸沢定着だ。

MR514_ 黒部川源流赤木沢・薬師沢左俣下降(北ア)'04-07

MR516_ 横尾谷右俣下降・左俣・北穂池(北ア)'04-07

MR517_ 奥穂高岳・前穂高岳(北ア)'04-07

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