梓川横尾谷左俣左沢から北穂池(北ア)
date | 2010/7/20 快晴 |
コース | 横尾〜本谷橋〜横尾谷左俣〜北穂池ノ滝〜取付小尾根〜北穂池の台地〜東稜コル〜涸沢 |
実働 | 10h25m。涸沢散歩:1h45m、下山:3h40m。 |
概要 | 左俣左沢雪渓大、北穂池ノ滝見物後、北穂池の台地へ抜け涸沢へ。 |
メンバー | すうじい(単独) |
行程 | →:山道・踏跡、→:溯行、\\:藪漕ぎ・踏跡不明瞭、=:交通機関。 【7月20日】 快晴 横尾山荘5:20→6:20本谷橋6:40→7:50 1860M左岸小沢8:00→涸沢出合8:20→8:40小休止8:50→9:20二俣9:25→9:40 2080M左岸小沢9:45→11:10北穂池ノ滝11:50→12:50取付小尾根13:00→13:30北穂池の台地13:40→14:00一ノ池上14:05→草付トラバース開始点14:40→14:40ルンゼ15:00→16:00・2814 16:05→16:15東稜コル16:20→17:20北穂沢雪渓右岸17:25→18:05涸沢(定着) 【7月21日〜23日】 涸沢定着 【7月23日】 晴 涸沢7:45→8:25小休8:30→9:00小休9:10→9:20ザイテン取付9:30→9:55涸沢 【7月24日】 快晴 涸沢7:00→8:00本谷橋8:10→8:50横尾9:00→9:35新村橋9:45→10:35明神館10:40→11:15上高地11:30= |
使用装備 | 軽登山靴、ヘルメット、E-P2、ED9-18mmF4-5.6、三脚、μ-725SW、アイスハンマー、軽アイゼン |
不用装備 | 8mmx30mザイル、ハーネス、8環、ハーケン、渓流靴 |
記録 | 【7月20日】 快晴 この日は、横尾本谷左俣で北穂池ノ滝を見物し、左沢から北穂池の台地に乗り、東稜コルを越えて、涸沢へと入った。北穂池ノ滝から涸沢までは、昨年にTs君と辿った時とほぼ同じコースである。ただし、今回は雪渓の規模が大きく、軽登山靴に軽アイゼン・アイスハンマーのみでは、かなり難易度がup していた。 横尾山荘を5:20に出て、本谷橋で休憩後、そのまま本谷左岸沿いに進んで行くと、丈の高い夏草に覆われた踏跡を辿るようになる。途中何度か踏跡を見失い、藪漕ぎを強いられる。本谷は水量が多く、とても沢通しには歩けない。 本谷橋から1時間強歩いた小沢で、水を補給して小休止する。やがて右岸から涸 沢が出合い、そのまま本谷左岸の岩々帯を進むと、雪渓が出現する。スノーブ リッジ状に、谷全体を覆うような幅広の雪渓が断続する。 涸沢出合から1時間弱で二俣だが、右俣の水量が多そうなので、二俣手前の雪渓を利用して、本谷右岸へと渡った。二俣では、右岸沿いに左俣へと入り、大岩の上で休憩する。左俣を見上げると、ほとんどビッシリ、雪渓が繋がっているのに驚かされる。左俣を渡渉して左岸のスノーブロックに乗り、石滝を越えて、左俣のゴーロを登って行く。 連続する雪渓の末端付近で、左岸から枝沢が出合う。ここで水を補給し、ヘルメットと軽アイゼンを装着しよう。雪渓登りには、昨日一ノ俣谷で拾得した杖が、役立つ。ゆっくりと登って行くと、右岸側から落下する北穂池ノ滝が、次第に近付いて来る。雪渓の上を、1時間強登った頃、北穂池の台地から落下する、落差約100mの北穂池ノ滝下に至る。昨年の撮影ポイントである左岸斜面の立木小テラスにザックを下ろし、三脚を立てる。 大休止後、奥二俣を左沢へと入るが、谷を埋め尽くした雪渓が、次第に傾斜を強めて続いている。途中から、雪渓を脱出し、右岸側シュルントに降りて、岩壁伝いに登るが、かなり苦労する。岩登りには杖が邪魔なので、やむなく捨てて行く。北穂池の台地への取り付き入口である取付右岸枝沢まで、到達が困難だったため、取付右岸枝沢の右岸小尾根と思しき岩稜に、手前側から取り付いて登った。途中からブッシュも利用できて、この小尾根に乗ると、見覚えのある取付右岸枝沢の滝が現れた。 一安心して、草付斜面を登り、右岸小尾根(取付小尾根)に再度乗る。あとはひたすら立木利用の腕力ターザン登りだ。やがて傾斜が緩んで、台地のブ ッシュ帯に入る。昨年は少し登り過ぎたので、今回は早めに左へのトラバースを心掛ける。ナナカマドなどの低木が這うように密生する藪を、トラバース気味に漕ぎ進むのは、結構大変だ。ブッシュ帯を抜け草地に出ると、目前に北穂池の台地の大雪田が広がる。取付小尾根に乗ってから、30分だった。 再び軽アイゼンを装着し、大雪田を左へトラバースしつつ登って行く。途中、左手に三、四ノ池と思しき小池が見えた。小鞍部まで登って、一ノ池を見下ろすと、何と完全に雪の下だった。草付を少し下って軽アイゼンを外し、一ノ池へは下らずに、南南西へと草付の中のゴーロ小沢沿いに登って行く。さ らに大雪田の左端脇の岩々帯をひたすら登ると、やがてトラバース開始点である草付小尾根に至る。 ここから、左手の草付斜面をトラバースして小尾根に乗ったら、雪渓ルンゼの入口だ。ルンゼ左岸沿いに登って、右岸への取付点付近まで高度を上げ、軽アイゼンを装着して、慎重に雪渓を横断する。取付点の逆L字矢印のペンキマークは、 未だ雪渓の下だった。ルンゼ右岸小尾根に乗れば、あとはひたすら踏跡を辿って登る。岩々帯になると、踏跡が不明瞭になつが、・2814の独立標高点を目標にして登って行く。ルンゼから約1時間で、・2814に至る。さらに真南へ水平トラバースすれば、まもなく東稜ノコルへと到達する。 さて、コルからは、草付の急降下に続き、浮石だらけの涸棚下降がある。 さらに涸棚直下から、Y字雪渓の右俣部分が始まっている。Y字ルンゼ右俣右岸沿いに、慎重に下る。二俣で軽アイゼンを装着し、アイスハンマー頼りに、左俣雪渓を横断して、右岸へと渡る。右岸草付を下って行くと、Y字雪渓が終わり、ガレを下る。 次は、北穂沢の大雪渓横断だ。傾斜はたいしたことないが、疲労がかなり溜まっているので、集中力を切らさないよう、気合を入れて通過した。 岩々帯を下って行くと、南稜コースに合流する。一般登山道に入ると、格段に歩き易くなって、ホッとする。油断して転倒せぬよう、注意しつつ、ひたすら下る。最後に、北穂沢沿いの雪渓に出る。ステップが切ってあるので、安心だが、他の下りパーティが、かなりビビッていた。小屋からテント場の間も、完全に雪に埋まっていて、今年の残雪の多さに、改めて驚いた。18:15、無事到着。お待たせ。 |
GPS軌跡
アルバム
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横尾から前穂高 |
屏風岩 | ![]() |
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屏風岩と北穂 |
屏風岩 | ![]() |
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本谷橋 |
涸沢出合から涸沢 | ![]() |
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涸沢出合から横尾本谷 |
本谷の雪渓 | ![]() |
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二俣手前の雪渓で右岸側へ渡る |
二俣付近から左俣 | ![]() |
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左岸小沢から左俣雪渓 |
左岸小沢から屏風岩 | ![]() |
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2290M付近から左俣雪渓と奥二俣 |
2320M付近から左俣雪渓と奥二俣 | ![]() |
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2320M付近から北穂池ノ滝 |
左岸斜面立木小テラスから北穂池ノ滝 | ![]() |
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立木小テラスから北穂池ノ滝 |
立木小テラスから北穂池ノ滝 | ![]() |
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立木小テラスから北穂池ノ滝と奥二俣左沢 |
立木小テラスから左俣俯瞰 | ![]() |
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左俣左沢の取付右岸枝沢の滝 |
北穂池ノ台地の大雪田 | ![]() |
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北穂池ノ台地と常念岳 |
南岳と左俣(キレット)カール | ![]() |
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北穂池の一つ |
小鞍部より、雪に埋まった一ノ池 | ![]() |
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草付小沢を見上げる |
草付小尾根から雪渓ルンゼへの横断踏跡 ルンゼ手前の小尾根の小テラスが目印だ |
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草付小尾根から一ノ池俯瞰 |
草付小尾根から台地大雪田 | ![]() |
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雪渓ルンゼ右岸小尾根より俯瞰 |
東稜コルより北穂沢雪渓を俯瞰 | ![]() |
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東稜コルより前穂高岳 |
東稜コルより常念岳方面 | ![]() |
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Y字ルンゼ右俣雪渓 |
北穂沢右岸より、北穂沢雪渓とY字雪渓を振り返る | ![]() |
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北穂沢右岸より涸沢 |
MR516_ 梓川横尾谷右俣下降・左俣・北穂池(北ア)'04-07
MR626_ 北穂・横尾谷左俣下降・北穂池ノ滝・北穂池(北ア)'09-07
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