精進ヶ滝林道から精進ヶ滝見物・九段尾根偵察(南ア)

date 2007/11/03 晴
コース 御座石線分岐〜地蔵大橋〜精進ヶ滝線終点〜精進ヶ滝展望台〜精進ヶ滝線終点(九段尾根偵察)〜地蔵大橋〜御座石線分岐
実働 往き:50m、帰り:40m、偵察:40m、計:2h10m
概要 林道精進ヶ滝線を歩いて滝見、九段尾根の偵察。
メンバー すうじい(単独)
行程 →:山道・踏跡、:溯行、\\:藪漕ぎ・不明瞭な踏跡、=:車
【11月3日】 晴
自宅6:25=須玉IC 9:10=10:10御座石線分岐10:35→11:05地蔵大橋11:10→精進ヶ滝線終点11:20→11:30展望台12:40→九段尾根下降点12:50\\13:10 1300M付近13:25\\13:35 1350M付近13:40\\九段尾根下降点13:50→13:58地蔵大橋14:18→14:40御座石線分岐14:50=須玉IC 15:25=17:25自宅
使用装備 登山靴、ヘルメット、細引、E-1、11-22mmF2.8-3.5、ED50-200mmF2.8-3.5、三脚
不用装備 アイスハンマー、渓流足袋、9mmx40mザイル、ハーネス、ED7-14mmF4、EC14
記録  紅葉の精進ヶ滝が見たくて、精進ヶ滝林道を歩いて見物して来た。

【11月3日】 晴
 中央道に乗ったのは7時前であったが、連休初日とあって、既に混雑していた。所々渋滞に遭遇し、やっと須玉ICで降り、牧原からR20を横断して、林道精進ヶ滝線へ向かう。舗装道路をどんどん登って行けば、やがて見返り峠を越え、精進ヶ滝遠望所には、車と見物人がいる。遊歩道駐車場を覗いてみれば、ほぼ満杯に近い状態だった。

 今回は「林道調査」のため、林道へ戻り、更に舗装された林道を登って行く。何回かのヘアピンカーブを経て、モジリ峠を越え、北杜市から韮崎市に入る。ここからダートが始まるが、1237付近の林道分岐で再び舗装道路となり、その先で林道御座石線に接続する。

 ここが、御座石鉱泉付近を始点とする県営林道御座石線終点であり、精進ヶ滝線から見れば、御座石線分岐である。御座石線を20mほど下って、路肩に駐車する。御座石線分岐から先の精進ヶ滝線は、全くのダートである。うっかりすると、見落として、そのまま御座石線の舗装道を下って行ってしまいそうだ。

 ザイル・ハーネス・三脚・交換レンズ・渓流足袋まで担いだので、肩にズッシリで、ちとフラフラする。落ち葉が降り積もっている林道に入ると、すぐにゲートがある。しばらく登り気味に進むが、やがて平坦なトラバース道となる。

 少し行くと、小沢に小金沢橋という小さな橋が架かる。2万5千図には、その少し先に、燕頭山方面への登山道の破線が記載されているので、目を皿にして斜面を見て歩いて行く。すると、林道脇の立木の根元に、赤ペンキが塗ってあり、薄い踏跡が登っているのに気付く。

 更に林道を歩いて行くと、斜面が崩壊して、岩石土砂で埋まっている箇所も出てくる。登山靴のような、踝まで保護する靴の方が良いだろう。林道は、再び北杜市内へと入る。重荷に喘いで、30分ほど。やっと地蔵大橋に辿り着く。

 ここからの、八ヶ岳の眺望が有名である。正面に八ヶ岳。眼下には、石空川の川原と、遊歩道の大吊橋と堰堤が見下ろせる。おそらく、精進ヶ滝の展望とこの地蔵大橋からの眺望を、観光の目玉にしようという目論見が、この林道にはあったのではないだろうか。因みに、この地蔵大橋の竣工は、昭和46年10月と記してあった。36年も前のことである。

 地蔵大橋から10分ほどで、精進ヶ滝線終点に至る。このガードレールの先が、展望台への踏跡入口である。踏跡を辿って行くと、木立の合間から、精進ヶ滝の姿が垣間見える。急傾斜のトラバースが続くので、要所にトラロープが張ってあるが、却って邪魔な所もある。最後に、急な小尾根を下って、高度感溢れる滝見台へと到着する。

 「山梨の滝」などでも見たことのあるアングルではあったが、実際に目の当たりにしてみると、これは凄い。邪魔な木立の葉も、かなり落ちたため、滝身がほぼ完全に見えている。また、例の砂浜も眼下に見下ろすことが出来る。撮影時は、立木に支点を取り、身体とザック・三脚・カメラ全てを細引で確保しておく。

 1時間ほど粘った後、細引を回収し、最後に、手持ちでもう一枚。そして踏跡を辿って、林道へと引き返す。林道終点のガードレール東端付近、九段尾根下降点と思われる地点より、藪を漕いで適当に下降を開始する。目印は皆無だが、尾根の左手の立木に、2ヶ所、赤ペンキ跡を見出す。

 因みに、「九段尾根」というのは、林道終点付近から北北西方向へ、九段滝まで急降下している尾根のことである。

 雑木の急な尾根を20分ほど下降すると、黒木の大木が出てくるので、撮影ポイントを探す。1300M付近と思われる。枝葉が邪魔だが、もう少し葉が落ちれば、光線の具合によっては、精進ヶ滝の撮影ポイントになるかもしれない。

 この辺りは歩き易いので、このまま尾根を下降して、九段滝右岸巻道に合流出来そうな印象であった。尤も、最後に急な岩場が出現するかもしれないが。荷が重く、これ以上下降すると、登り返しが面倒と思われたので、引き返すことにした。

 再び林道精進ヶ滝線に戻って、往路を引き返す。地蔵大橋まで来ると、橋の架かっている沢に懸かる地蔵滝を撮影しておこう。振り返れば、八ヶ岳が見えるので、望遠で赤岳を撮影。過剰装備で、重荷に振り回された今回の滝見も、それなりに満足して車に戻る。

 帰りの中央道は、連休初日のためか、思ったほど混雑無しに帰宅出来た。

アルバム

御座石線終点
分岐から精進ヶ滝線
精進ヶ滝線のゲート
地蔵大橋
地蔵大橋から展望
精進ヶ滝線終点
右岸滝見台から石空川精進ヶ滝
右岸滝見台から石空川精進ヶ滝
右岸滝見台から石空川精進ヶ滝
右岸滝見台から石空川精進ヶ滝
右岸滝見台から石空川精進ヶ滝
右岸滝見台から石空川精進ヶ滝
九段尾根から精進ヶ滝
九段尾根偵察1300M付近
地蔵大橋から地蔵滝
地蔵大橋から八ヶ岳

MR496_ 石空川精進ヶ滝偵察(南ア)'03-11

MR592_ 石空川精進ヶ滝見物(南ア)'07-10

MR677_ 石空川北沢大滝見物(南ア)'11-10

MR678_ 石空川北沢大滝再訪(南ア)'11-10

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