夜明島川茶釜ノ滝見物(八幡平)
date | 2006/7/18 曇一時雨 |
コース | 林道ヘアピン駐車場〜泊滝〜茶釜ノ滝〜雲上ノ滝〜泊滝〜林道ヘアピン駐車場 |
実働 | 計:4h46m。 |
概要 | 泊滝から溯行、スノーブリッジを潜って越えて二俣へ、茶釜の底に降り立つ。 |
メンバー | すうじい(単独) |
行程 | →:山道・踏跡、→:溯行・下降、\\:藪漕ぎ・草付、=:車 【7月18日】 曇時々雨 田沢湖YH 7:15=9:05夜明島渓谷駐車場9:45→10:00泊滝10:12→→10:55左岸ガレ川原11:05→ 685M右岸枝沢出合上SB 11:30→11:58 731M二俣12:03→12:07茶釜入口滝12:16→12:30 茶釜展望台13:00\\13:04茶釜ノ滝下13:40\\13:53茶釜ノ滝展望台14:23→→14:53雲上ノ滝 15:00→→16:50夜明島渓谷駐車場17:20=18:45大湯温泉黒森YH(泊) |
使用装備 | 渓流足袋、E-1、11-22mmF2.8-3.5、ED7-14mmF4、三脚、ヘルメット、アイスハンマー、ハーネス 8環、9mmx40mザイル2本 |
不用装備 | アブミ2本、防虫ネット |
記録 | 7月中旬の北秋田滝見シリーズ、第四弾は、夜明島渓谷の茶釜ノ滝見物に出掛けた。夜明島渓谷には、予想された通り、スノーブリッジが残り、一つは下を潜り、一つは上を越えた。崩壊したスノーブリッジのブロックの処理も含め、なかなか充実した溯下降となった。 【7月18日】 曇時々雨 連日の滝見山行で、かなり疲れが溜まっていたため、田沢湖YHを出たのは、7時を過ぎていた。夜明島渓谷沿いの林道を走行し、ヘアピンにある駐車場に車を停める。駐車場と言っても、看板のみの草地である。 登攀具と撮影道具とで、かなりの重量を背負い、左岸に付けられた藪っぽい遊歩道を歩き出す。15分ほどで、泊滝へと下降する。大きな釜を持つ、落差20m程の直瀑である。 泊滝の高巻きは、左岸に付けられた遊歩道を辿るが、やや荒れ気味である。それでも、足元が切れ落ちた核心のトラバースになると、ロープや針金が固定してあり、安心感はある。滝上への下降は、垂直な梯子となっているため、重荷で後ろに引かれ、腕力を要求されるので難色だ。 滝上で、固定ロープを掴みながら水流を跨ぎ、対岸の梯子に取り付く。確かに、増水していたら、徒渉は不可能で、ここで引き返しである。右岸の梯子に取り付き、バンド状のトラバースに入る。ワイヤーが張ってあるし、岩にボルトが埋め込んであって、ホールドには事欠かない。ゴルジュを抜けて、川原に降りると、踏跡が不明瞭になる。 続く小滝は、左岸側の荒れた踏跡に取り付き、大きな流倒木の詰まった滝も続けて巻いてしまう。もう、滝見・撮影は帰りに余裕があれば、ということにして、先を急ごう。しばらく、平凡なゴーロ沢となり、適当に歩いて行くが、重荷が辛い。左岸側にガレ崩壊壁のある川原状で、ついにヘタリ込む。 夫婦滝から、また左岸側の巻道を辿るようになり、やがてスラブ状の白布滝を懸ける、685M右岸枝沢出合に至る。この出合のすぐ上流に、立派なスノーブリッジが懸かり、15m程先に出口が見えている。予想していたとは言え、やはり緊張する。 小休の後、このスノーブリッジは下を潜る。ゴルジュ内の崩壊したスノーブリッジのブロック帯は、騙しながら中央のブロックの上を突破する。その先に現れた、屈曲して出口の見えない巨大なスノーブリッジは、上に登って右岸寄りから越える。いずれも、リスクを最小にするため、最速の行動を心掛ける。 その後は、スノーブリッジを見ることもなく、ボルトやロープを利用しつつ、731M二俣に至る。ここで、今日もまた、林檎ジュースのペットボトルを冷やしておこう。先ずは出合の小滝を左から越えて、右俣に入る。少し行くと、茶釜入口滝が懸かる。第一段は、落差12mほどだ。第二段は、5mほどだろうか。 さて、いよいよ最後の登りである。入口滝の右岸側草付斜面に、踏跡があり、ロープが梯子まで続いている。この梯子は、少しガタついており、ちと難色だが、有り難く利用させて頂こう。梯子を登り切ると、右へトラバースする踏跡を辿る。さらに登る梯子もあったが、どこへ続いているのだろうか?。一旦右手へ進んでから、再び登る梯子に取り付く。次第に傾斜が緩くなり、登りにくい。 梯子終点が、茶釜ノ滝展望台となっていて、そこに立つと、写真でお馴染みの茶釜ノ滝が目に入る。ザックを下ろし、撮影開始だ。間の悪いことに、雨が降り出すが、めげずに頑張ろう。だけど、雷まで鳴っているぜ。 次は、支点探しだ。すぐに適当な立木が見付かり、40mザイルを2本固定する。金属梯子でザイルが擦れないよう、ちと注意が必要だ。ダブルで懸垂下降して、ゴルジュ底に降りる。急な草付から、最後はかぶっているので、僅かながら空中懸垂となる。約20mほどなので、40mザイル1本でも、ダブルに出来そうだった。 まともに降り出した雨の中、瀑風で雨粒と飛沫が吹き寄せる。少し前進した左岸側バンドに、急ぎ三脚を立て、超広角レンズで撮影する。レンズの水滴を拭い、吹き飛ばしながらの撮影となる。兎に角、バシャバシャ撮影して、すぐに撤収だ。 登り返しは、オーバーハングをアブミで登るつもりだったが、左手下流側の草付の方が楽そうだ。ザイルにプルージックで自己確保しておいて、階段カンテ状の岩に取り付き、急な草付をアイスハンマー頼りによじ登る。思ったより楽に、展望台まで登り返せた。 ザイルを回収していたら、小雨の中、薄日が射して来た。蒸し暑い。最後にもう一度、展望台から撮影する。さて、帰りの方が、要注意だ。滑り易い梯子を、慎重に下降する。トラバースから、再度梯子の大下り。そして、ロープの斜面。 731M二俣から、今度は左俣に入る。途中の滝の右壁には、ロープが懸かる。谷が開けた所で、左岸の踏跡を辿ると、そのまま大谷地方面へと登るようなので、途中から藪を漕いで、沢へとトラバースする。雲上ノ滝は、落差30Mほどの滝で、中膨らみの階段状スダレ滝だ。雨と飛沫が酷いので、三脚は立てず、手持ちで撮影してお茶を濁す。 立ったまま、行動食を頬張り、お茶を飲む。さて、急ぎ引き返そう。731M二俣で、林檎ジュースのペットボトルを回収し、グビグビ流し込む。問題のスノーブリッジ二ヶ所とブロック帯を、無事通過し、白布滝の685M右岸枝沢出合に至れば、かなり精神的に余裕が出る。夫婦滝までの左岸巻きも、楽チンだ。 往きには、あれほどシンドかった左岸ガレ川原も、サクサク通過し、再び左岸巻き地帯に入る。幾つか良さげな滝もあったが、今回はもう腹一杯の気分で、先を急ぐ。泊滝ゴルジュも、遊歩道を一気に通過して、一目散に駐車場へと向かう。雲上ノ滝から1時間50分、重荷を車に積み込めば、再び雨足が速くなる。 泥まみれのものを簡単に洗い、着替えをして、今宵の宿、大湯温泉黒森YHへと向かおう。それにしても、茶釜見物はかなりハードなものだったので、これを最終日にしなくて良かったと、しみじみ思った。 |
アルバム
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泊滝 |
泊滝 | ![]() |
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茶釜入口滝 |
展望台から茶釜ノ滝 | ![]() |
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ゴルジュ内から茶釜ノ滝 |
ゴルジュ内から茶釜ノ滝 | ![]() |
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再び展望台から茶釜ノ滝 |
雲上ノ滝 | ![]() |
MR568_ 玉川堀内沢シャチアシ沢シャチヒネリ滝見物(和賀)'06-07
MR570_ 桃洞沢桃洞滝・赤水沢兎滝・様ノ沢九階滝見物(森吉)'06-07
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