阿武隈川源流の滝巡り(那須)

date 2005/7/29-31 晴のち雨、晴のち雨、晴のち曇
コース 7/29:林道分岐〜南沢出合〜林道分岐〜大黒屋〜白滝〜吹上滝〜衣紋ノ滝〜遊歩道〜大黒屋〜林道分岐〜南沢出合
7/30:南沢出合〜一里滝〜一里滝沢梯子・熊落滝〜右俣天水滝〜南沢出合
7/31:南沢出合〜本谷〜雄滝〜霧降滝〜赤滝〜天狗滝〜雌滝〜本谷下降〜林道分岐〜南沢出合〜林道分岐
実働 第一日:3h53m、第二日:6h15m、第三日:6h20m、計:16h28m。
概要 南沢出合にBC設営、白水沢吹上沢・一里滝沢・本谷。
メンバー 7/29:すうじい(単独)
7/30:渡辺さん・ふたつぎさん・すうじい
7/31:のじやんさん・渡辺さん・ふたつぎさん・すうじい
行程 →:山道・踏跡、:溯行・下降、\\:藪漕ぎ、=:車

【7月29日】 晴のち雨
さいたま5:25=8:40甲子温泉大黒屋=林道分岐9:35→9:50南沢出合10:30→10:50林道分岐
11:10→11:40堰堤上11:45吹上沢出合11:50985M二俣12:3013:00吹上滝13:15
985M二俣13:3713:53吹上沢出合14:0514:10 7mトヨナメ14:2014:40衣紋ノ滝15:35
→衣紋ノ滝遊歩道分岐15:40→16:00林道分岐17:25→17:40南沢出合18:00→林道分岐18:15
→18:30南沢出合(泊)

【7月30日】 晴のち雨
南沢出合6:458:00一里滝8:451125M二俣9:001185M坊主沼沢出合9:211220M
笠ヶ松沢出合9:36見返滝10:13\\10:50左岸小尾根滝見台11:45\\見返滝12:0012:33
1185M坊主沼沢出合12:501125M二俣13:0813:20深山滝13:25\\14:10天水滝14:50\\
15:05深山滝15:151125M二俣15:2516:38南沢出合(泊)

【7月31日】 晴のち曇
南沢出合7:15→ブドウ沢7:55→8:10ひとまたぎ8:208:25雌滝8:45→9:00雄滝9:15\\
10:40雄滝上11:1011:40霧降滝12:1512:20赤滝13:00\\13:20天狗滝13:50
1275P 14:15\\雄滝大高巻右岸尾根15:10→15:23雌滝15:33→堰堤上16:00→16:25林道分岐
16:40→16:55南沢出合17:25→17:40林道分岐18:00=18:04大黒屋(入浴)19:04=21:55さいたま
使用装備 渓流靴、E-1、14-54mmF2.8-3.5、11-22mmF2.8-3.5、三脚、ステッキ、ヘルメット、アイスハンマー、8mmx30mザイル、ハーネス、8環(テント、タープ、背負子、傘)
不用装備
記録  久しぶりに、阿武隈川源流を訪れ、滝巡りをすることになった。南沢出合にベースキャンプを設営し、初日は単独で、二日目には渡辺さん・ふたつぎさんが合流、三日目にはのじやんさんも参加して、滝見を堪能した。

【7月29日】 晴のち雨
 白河ICから、R289を甲子温泉へと向かう。新甲子温泉から、旧道を進むが、途中から新道の安心坂トンネルを利用出来る。一旦甲子温泉の一件宿:大黒屋まで下り、少し安心坂トンネル方向へ戻った所から分岐する林道跡2本のうち、建設中の国道の橋の下を潜る方に駐車する。

 先ずは、背負子にベースキャンプ設営用具をくくりつけ、橋の下を潜って、やや登り気味に続く林道跡を辿る。10分ほど進んで、右手に分岐する踏跡を辿り、南沢出合まで下降する。出合の川原にタープを張り、テントを設営する。

 大分時間を消費してしまったが、車に戻って溯行準備し、大黒屋の前を通って白水沢へ向かおう。甲子山への登山道から分かれ、白滝への歩道を辿る。陽射しに輝く白滝8mを撮影し、右岸の巻道に取り付く。荷が重いので、足元が切れ落ちた1m程のトラバースに、かなりビビる。

 白滝上の堰堤でソールをフェルトに換え、ここから入渓する。少し進むと、左岸から(4:1)の吹上沢が出合う。先ずは、吹上沢を偵察しよう。5x10m滑に続く3m幅広を越える。インゼル状の左2段5m・右6m2条は、右側を登る。

 滑や小滝が連続し、2段3m、3m2条を越える。この先で、(3:2)の985M二俣となる。右俣には、下部がナメ状の7m滝が懸かる。左俣が本流のようだが、倒木が多く藪っぽい。

 意を決して、左俣に入り、倒木に埋まる2段7m2条を、左岸草付から越える。3m滝を越え、その先の2段7mを越えた辺りから、茶色の泥状岩壁ゴルジュとなる。滝への期待に胸を高鳴らせながら、溯行を続ける。4mトヨ、2段5m、3mと越えて行くと、前衛小滝の奥に、水流左に流木の添う、吹上滝8mが現れる。

 左岸カンテ状に取り付き、撮影しよう。この滝の上流は、開けているように見えたので、もう大した滝は無かろうと、引き返す。吹上沢出合まで戻り、小休しよう。今度は白水沢本流を溯行することにする。日は翳り、雲行きが怪しくなってきた。

 7mトヨナメは、右岸のカンテ状を登って越える。このあたりで、雨が降り出した。さらに、滑小滝を二つ越えた所で、右岸から衣紋ノ滝遊歩道が出合う。午後3時近くになっていたので、今日はここからエスケープだな。

 衣紋ノ滝へ近付くと、飛沫と瀑風が凄いが、降り出した雨も加わって、もうビショ濡れ状態だ。右岸の急な草付に取り付き、小尾根に乗って撮影。滝壺正面へは、流木堰堤を利用して、左岸側に渡り、ポイントを探す。

 先程の遊歩道を辿って、甲子山登山道に合流し、下って行くと、大黒屋の前に出る。林道跡を辿って、南沢出合のベースキャンプへと戻る。雨は、雷も交えて夜中まで降り続いたが、心配した増水は見られず、タープのお陰で、快適な夜を過ごせた。

【7月30日】 晴のち雨
 二日目の朝、ふたつぎさんと渡辺さんが合流した。幕営用具はBCのタープ下にデポして、早速溯行準備する。

 南沢出合から50m程で、一里滝沢出合となる。出合からすぐの、ヤナノ滝10mの右壁を登り、その先の5x10m滑滝は左岸を小さく巻く。出合から小一時間で、奥に一里滝を懸ける1085M左岸枝沢出合に至る。22年前の一里滝沢溯行時には、どうして見落としたのか不思議なくらい、顕著な落差のある滝だ。

 先ずは、この枝沢に入り、一里滝を見物しよう。滝下に立つと、3段70mほどの落差があり、下段は階段状スダレ、中段は滑滝状、上段は直瀑状である。さらにその上に滝が続いているようで、合計100m程はありそうだ。

 1085M左岸枝沢出合に戻り、更に10分ほど一里滝沢を溯ると、1125M二俣の合流瀑:黒滝5m3条となる。この右俣には、天水滝という立派な滝が懸かるらしいので、帰りに寄ることにしよう。左岸から黒滝を越え、本流である左俣に入る。

 5x15mネジレ滑を過ぎ、滑滝の上で、(2:1)の1185M坊主沼沢出合となる。本流に懸かるのが、双子滝5mスダレである。坊主沼沢は、滑が断続しているようだ。左岸から、双子滝の落口へと右壁をトラバースして、本流を進む。

 坊主沼沢出合から15分ほどで、(3:2)のゴーロ、1220M笠ヶ松沢出合となる。ここも左の本流を進む。4mナメスダレを越え、2段5mを左岸草付から巻くと、いよいよ見返滝6mとなる。

 22年前の溯行時には、見返滝6mの水流左の細かいホールドを拾って登ったことになっているが、ホンマかいな・・・。たとえ登っても、帰りの懸垂下降の支点も無さそうなので、左岸から高巻くルートを捜す。左岸の草付斜面を、立木の生えている高さまで登ってから、小尾根へとトラバースする。

 この小尾根沿いに下降して行くと、梯子滝7mとその上の熊落滝25mが望まれるポイントがある。沢まで下降すると、登り返しも大変そうだし、更に高巻いても、戻るのが大変なので、ここを引返点としよう。シュリンゲを繋ぎ、立木にビレイして、交代で撮影に入る。

 不安定な斜面での撮影は、脚の筋肉が震え、疲れまくりであった。撮影道具をザックに仕舞い、灌木に掴まって、小尾根を登り返す。先程の地点から、立木と根を頼りに、慎重にトラバースする。草付斜面を下降して、見返滝6mの下に降り立てば、先ずは一安心だ。

 2段5mを左岸草付から巻き下り、笠ヶ松沢、坊主沼沢を見送って下る。1125M二俣の黒滝を左岸から巻いて、右俣に入る。少し行くと、深山滝2段8mが立ち塞がる。どうやら、右岸の草付から巻けそうだ。

 ところが、この草付に取り付いてみると、急でズルズル不安定だった。岩壁下まで直上し、木の根にビレイを取り、ザイルを出す。岩根に沿って慎重に右上する。小尾根のコル状まで登って、後続を確保する。ここから、深山滝上流へとトラバースする。

 木枝の合間から、天水滝3段30mが見えてきた。葉の茂った木が邪魔で、なかなか全貌を撮影できない。帰りは、右岸の小尾根コルまで戻り、ここから深山滝下へと、懸垂下降する。深山滝2段8mも、なかなか立派な滝である。

 二俣の黒滝まで戻り、一里滝沢を下降する。右岸の踏跡を辿っていたら、どんどん沢から離れてしまい、倒木帯で道を失ってしまった。やむなく藪を漕いで、沢へと下降する。出合のヤナノ滝は、左岸の立木を利用して、懸垂下降する。

 南沢出合のBCに戻り、タープの下に、今日から合流したメンバーのテントを設営する。この日も夕方から雷雨となり、夜中まで雨が降る。心配された増水は、殆ど無かった。

【7月31日】 晴のち曇
 三日目の朝、のじやんさんが合流。いよいよ、大物滝揃いの本谷溯行開始だ。本谷右岸林道へと登り返し、林道跡の道を最終堰堤上まで進んで、下へ分岐する踏跡を辿り、沢へと降りる。直進する踏跡は、なおも登って行くが、近くの山頂まで至るらしい。

 本谷右岸沿いの踏跡を辿ると、ブドウ沢を渡り、次第に悪い道となる。適当に沢に入ったりして、進んで行く。やがて、流れが狭まり、「ひとまたぎ」となる。右岸沿いをヘツリ気味に進むと、雌滝滝壺に至る。この辺り、ロープや鎖が付けてある。

 雌滝滝壺で、滝の撮影をしていたら、後続パーティが現れた。彼らは、さっさと右岸大高巻きに取り付いて行った。雄滝を見物後、天狗滝への大高巻き道を登って行ったようだが、どこまで行ったのだろうか。

 さて、雌滝からは、右岸枝沢の階段状滝に鎖が付けてあり、ここから大高巻きの道が始まる。ここを登って行くと、やがて小尾根に乗り、尾根上を登って行く天狗滝への道となる。雄滝滝壺へは、この道から分かれ、小尾根を越えて下る踏跡を辿る。

 正面では、物凄い瀑風と飛沫だ。とても、スローの写真は撮れない。さて、雄滝の高巻きは、滝壺から、右岸の草付斜面を岩壁下まで登り、岩根に沿って、左上して行く。取り付けそうな小尾根まで至ると、灌木や木の根頼りに、腕力で、この小尾根を急登する。まさに、ターザン登りだ。あまり踏まれておらず、やや悪い。

 かなり登った所で、僅かに踏まれた跡を辿り、ロープが残置された右手の赤土急斜面をトラバースして行くと、雄滝落口へと続く小尾根に乗る。左斜めに下って行くと、雄滝上流で2段30m滝を懸ける左岸枝沢出合に出る。この高巻きには、1時間以上を要した。

 左岸枝沢出合で、大休止する。枝沢出合の2段30m滝は、なかなか立派な滝だ。小滝大釜を左からヘツって越え、左岸に水量の少ない滝を懸ける枝沢を見送ると、右岸から天狗滝沢が5m2条滝で出合う。その奥に、天狗滝が姿を見せている。天狗滝は帰りに見物することにして、先へ進もう。

 右岸沿いに上流へと向かうと、流れはやや白濁してきて、赤滝沢出合が近い。水量比(1:1)の赤滝沢出合から、右のゴーロを登り、先ずは本流の霧降滝を見物しよう。岩壁の間から、霧降滝20mスダレ状が見えてくる。飛沫を浴びながら、左岸岩壁の横をすり抜け、滝壺左岸のガレ斜面へと向かう。不安定なガレ斜面を登り、三脚を立てる。

 十分に堪能した後、再び左岸岩壁横をすり抜け、岩壁の間から覗く霧降滝を撮影しよう。さて、次はいよいよ、赤滝だ。少し戻って、二俣を左に入る。赤滝沢の流れは、やや白濁している。出合から少し行って、沢が右に曲がると、赤滝50mがその特異な姿を現す。

 20年前の本谷単独溯行時、最も印象に残ったのが、この赤滝であった。今回もまた、その素晴らしい姿を見せてくれた。

 赤滝見物を終え、二俣から右岸の踏跡を辿る。これをしつこく探して辿ると、高度を維持しつつ、次第に沢から離れて行く。少し不安を感じつつ、なおも進むと、倒木帯で、不明瞭になる。適当に藪を漕いで、沢へと向かうと、再び踏跡らしきものを見出し、天狗滝沢へとトラバースする。

 どうやら、雄滝を大高巻きして天狗滝下に出た道が、天狗滝沢を渡って続いているものらしい。のじやんさんとふたつぎさんは、天狗沢出合から忠実に、5m滝をシャワークライムで越えて来た。

 天狗滝下に立つと、水量が多目のためか、なかなか立派である。天狗滝から少し下った右岸に、雌滝・雄滝大高巻きの踏跡が付いている。始めは、少し頼りなげだが、次第に明瞭な道となる。急登に耐えて、ひたすら登ると、やがて1265Mコル状に出る。更に右手の尾根状を東へと登り、明瞭な1275Mピークに出る。

 踏跡は、1275Mピークから北へと向きを変え、石楠花・ツツジミックス灌木の痩せ尾根を辿る。僅かに、木の幹にペンキ跡が残るが、激藪ルートである。1250M肩からは、ペンキ跡も踏跡も不明となり、薄い踏まれ跡を辿って、急降下して行ったら、突然小尾根が消失し、懸垂支点のシュリンゲが木の根に残されていた。

 のじやんさんが、偵察に出掛け、少し登り返し、下り気味に左へとトラバースすると、2本目の小尾根に、踏跡があった。あとで判ったことであるが、1265Mコル状から、道は北へルンゼ沿いに下り、右手へトラバースして踏跡の小尾根に出るようだ。この踏跡のある小尾根が、雌滝・雄滝右岸の大高巻き尾根なのだ。左右をルンゼで挟まれた、この小尾根上の踏跡を下降して行くと、見覚えのある雄滝・雌滝の分岐地点に至る。

 ここから、右手へ下ると、雌滝が見えて来て、鎖の付いた階段状滝を下降し、雌滝滝壺に無事降り立つ。結局、雌滝・雄滝を高巻いて天狗滝下に出るコースは、登り200m、下り100mの標高差に耐え、1275Mピークを経由しているらしい。

 雌滝滝壺にて、最後の休憩を入れる。「ひとまたぎ」を過ぎれば、右岸に踏跡が現れ、これを辿る。最終堰堤上から、林道跡へと登り返し、一旦車へと戻る。南沢出合のベースキャンプを撤収し、大黒屋の大岩風呂を満喫してから、帰途に就く。

 帰りの東北道で、前が見えないほどの、土砂降りの雷雨に見舞われる。

アルバム

白水沢白滝
白水沢白滝
白水沢吹上沢3m幅広
白水沢吹上沢2段3m
白水沢吹上沢右俣7m滝
白水沢吹上沢右俣7m滝
白水沢吹上沢左俣2段7m上2条
白水沢吹上沢左俣2段7m
白水沢吹上沢左俣吹上滝
白水沢吹上沢左俣吹上滝
白水沢吹上沢左俣吹上滝
白水沢吹上沢左俣吹上滝
白水沢7mトヨナメ
白水沢衣紋ノ滝
白水沢衣紋ノ滝
白水沢衣紋ノ滝
白水沢衣紋ノ滝
白水沢衣紋ノ滝
白水沢衣紋ノ滝
一里滝沢ヤナノ滝
一里滝沢左岸枝沢一里滝
一里滝沢左岸枝沢一里滝
一里滝沢左岸枝沢一里滝
一里滝沢左岸枝沢一里滝
一里滝沢左岸枝沢一里滝
一里滝沢左岸枝沢一里滝
一里滝沢黒滝
一里滝沢双子滝
一里滝沢4mナメスダレ
一里滝沢2段5m
一里滝沢見返滝
一里滝沢梯子滝・熊落滝
一里滝沢熊落滝
一里滝沢梯子滝
一里滝沢右俣天水滝
一里滝沢右俣天水滝
一里滝沢右俣天水滝
一里滝沢右俣天水滝
一里滝沢右俣深山滝
一里滝沢右俣深山滝
一里滝沢右俣深山滝
阿武隈川本谷ひとまたぎ上流
阿武隈川本谷雌滝
阿武隈川本谷雌滝
阿武隈川本谷雄滝
阿武隈川本谷雄滝
阿武隈川本谷雄滝
阿武隈川本谷雄滝上流左岸2段30m
阿武隈川本谷雄滝上流小滝大釜
阿武隈川本谷天狗沢出合5m2条
阿武隈川本谷3m幅広
阿武隈川本谷霧降滝
阿武隈川本谷霧降滝
阿武隈川本谷霧降滝
阿武隈川本谷霧降滝
阿武隈川本谷霧降滝
赤滝沢赤滝
赤滝沢赤滝
赤滝沢赤滝
赤滝沢赤滝
赤滝沢赤滝
赤滝沢赤滝
天狗滝沢天狗滝
天狗滝沢天狗滝
阿武隈川本谷雌滝

 

MR172_ 阿武隈川一里滝沢左俣・南沢右俣'83-06

MR244_ 阿武隈川白水沢左俣左沢・阿武隈川本谷'85-09

MR327_ 阿武隈川白水沢大白森沢'95-06

渓流の部屋
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