岩木山大黒沢(弥生コース)滑降(岩木山)

MR165 岩木山大黒沢(弥生コース)滑降(岩木山)

date 1983/4/12 
コース リフト終点〜岩木山〜岩鬼山南峰〜大黒沢〜水無沢出合〜行者小屋〜上弥生〜弥生
実働 2h20m。
メンバー すうじい(単独)
概要 大黒沢源頭無立木大斜面滑降。
行程 →:ツボ足、:シール、**:アイゼン、:スキー、\\:藪漕ぎ

【4月12日】 晴
青森6:23=弘前8:03=9:13岩木山スカイライン終点9:18=9:25リフト終点9:40→10:10岩木山10:20岩木山南峰10:3011:00大黒沢500M付近11:1011:30リンゴ畑12:00→12:20弥生バス停13:13=13:50弘前15:24=16:22青森
記録  予定通り、八甲田全山縦走を3日間で終え、津軽富士へと向かった。仙人岱で、美しく遠望できた岩木山だったが、当日朝は曇っていて、上の方はガスに覆われていた・・・。

【4月12日】 晴
 青森から弘前へと向かう車窓からは、ガスった岩木山。春スキー用ダイヤで、スカイラインバスを利用する。さらにリフトを利用すれば、簡単に山頂直下九合目。ツボ足30分で、岩木山頂に至る頃には、ギンギラの晴れとなる。日本海側の海岸線に感激する。他の春スキーヤーは、みな、鳥海山から百沢コースへと滑降しているようだ。

 山頂直下の急斜面を慎重にシュテムで下り、東側の岩峰は南面をトラバースするが、極めて急だ。軽く40度はありそうだ。岩鬼山南峰へは、快適なパラレルターンで滑降。大黒沢源頭は、広大なスロープとなっていて、岩鬼山の南北のコル付近から沢へと下る。平均斜度27度の広々した斜面を、豪快に滑降する。

 ブッシュが両側に現れるあたりから、悪雪となって、大転倒をやらかす。スピードを控えつつ下る。やがて、沢は順当に狭くなり、ひたすら腐れ雪と闘いながら下って行く。水が出始めると、右岸のシュプールを追う。丸木橋で左岸に渡り、水無沢も渡ると、道に出る。リンゴ畑になって雪が消え、板を外す。

 北国津軽の春未だ浅いリンゴ畑の枯れ枝の上に、雪を頂く岩木山が立派に聳えている。とぼとぼ畑の中の道を下って行くと、やがて弥生のバス停に至る。バスで弘前に出て、駅ビル内の津軽塗りの店で見学するが、高価すぎて手が出ない。計画を完全消化し、満足して帰京する。

スキールート図とアルバムブログ
その1:スキールート図
その2:アルバム

MR164_ '83東北スキーツアーシリーズT:八甲田連峰スキー縦走(八甲田)'83-04

MR170_ '83東北スキーツアーシリーズV:鳥海山山スキー(鳥海)'83-05

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