夕張岳(夕張)

date 2006/7/29 曇(山頂はガス)
コース 大夕張登山口〜冷水コース〜夕張岳〜馬ノ背コース〜大夕張登山口
実働 登り:3h15m、下り:2h22m、計:5h37m。
概要 冷水コース〜馬ノ背コース、花の季節にはちと遅過ぎた。
メンバー すうじい(単独)
行程 →:山道・踏跡、=:車
【7月29日】 曇(山頂はガス)
夕張フォレストYH 4:35=5:25林道終点登山口6:00→6:53冷水ノ沢7:03→分岐7:15→望岳台7:43
→8:00憩ノ沢8:15→9:40夕張岳9:50→憩ノ沢11:08→11:34分岐11:42→12:20林道終点登山口
12:40=16:05しみず温泉フロイデ16:50=17:00道の駅しかおい(車中泊)
使用装備 長靴、E-1、ED50mmF2Macro
不用装備 三脚、ED18-180F3.5-6.3、防虫ネット
記録  夕張岳は、'94年7月上旬以来、12年ぶりであった。前回は、湿原に雪田も残り、ミヤマオダマキがたくさん咲いていたのが、印象的だった。今回は、7月末ということもあって、期待したほどは、花が咲いていなかった。

【7月29日】 曇(山頂はガス)
 夕張のYHを早朝抜け出して、ペンケモユーパロ川沿いの林道へと向かう。沢を渡った先の、ゲート近くまで入れた。まだ6時前だからか、土曜日の割には、車は多くない。花の時期の盛りを過ぎているためだろうか?

 登山届を書いて、出発する。冷水コースに入り、冷水ノ沢の水場で小休。馬ノ背コースと合流し、葉っぱと実ばかりのシラネアオイ群生地、望岳台を経て、憩ノ沢の水場まで頑張る。水場の周りは、お花畑になっている。黄色系の花が多いが、大きめの黄色い花は、シナノキンバイだろうか。

 憩ノ沢から緩い登りで、前岳湿原に出る。さらに幅広の尾根状を進めば、右手前方に、ガマ岩が見えてくる。ミヤマオダマキの花が見られないことを、残念に思いつつ、ガマ岩とヒョウタン池の間を抜け、蛇紋岩質の砂礫地を通る。

 大きく右へとカーブして、湿性お花畑の中の木道を進む。シロウマアサツキやハイオトギリ、シオガマギクなどの花に、マルハナバチの仲間がたくさん集まっている。撮影時間が多くなり、なかなか先へと進めなくなってくる。

 その先で、濃いピンクの花弁が落ちており、見回すと、オオタカネバラの咲き残りが見られる。釣鐘岩と熊ヶ峰の間に向かって、蒸し暑い急斜面を登るが、ここではムシトリスミレが見られる。登り切れば、吹き通しとなり、ユウバリソウのなれの果てと、ユキバヒゴタイが目に入る。

 ハイマツの斜面を登って行くと、祠のある窪地を経て、間もなく山頂へと至る。西風が強いので、北東面に回り込んで、小休しよう。ガスで展望も期待できず、早々と下山開始する。帰りも、お花の撮影をしながら、歩こう。

 湿性お花畑の木道を過ぎると、お花の撮影にも飽きてきたので、山頂近くで擦れ違った札幌近郊の単独男性と前後して、下山を急ぐことにする。かなり飛ばして下り、冷水コース・馬ノ背コース分岐で小休止。分岐からは、馬ノ背コースを下り、40分ほどで、登山口へと下り着く。

 車に戻ったころから、ポツリポツリ雨が降り出した。温泉は、途中で入ることにして、今宵の集合地である鹿追町を目指そう。日勝峠は、霧の名所のようで、この日も、濃霧に覆われて、ノロノロ運転を強いられた。清水町の「しみず温泉フロイデ」で入浴し、サッパリした後、「道の駅しかおい」に向かった。

アルバム

E-1自然館」に写真集「夕張岳の花'06-07_」があります

憩ノ沢付近の
シナノキンバイ
前岳湿原の
シロウマアサツキ
エゾノシモツケソウ
蛇紋岩砂礫地から
ガマ岩を振り返る
エゾウサギギク
チシマフウロ
急斜面取り付きに咲く
ムシトリスミレ
エゾタカネツメクサ
クモマユキノシタ
吹き通しの砂礫地で
ユキバヒゴタイ
山頂直下の窪地にある祠
ガスの中の山頂
帰りの湿性お花畑で
シロウマアサツキとマルハナバチ
ハイオトギリとマルハナバチ
ミヤマリンドウ

MR573_ 布部川滝コース〜原始ヶ原(十勝)'06-07

MR575_ 十勝川源流霧吹ノ滝・霞ノ滝・秘奥ノ滝見物(大雪・十勝)'06-07

MR576_ 社台川社台滝見物(支笏洞爺)'06-07

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