間々川火焔滝・佐原沢二階滝偵察(吾妻)

date 2004/9/22-23 曇のち雨、曇
コース 大平温泉駐車場〜大平温泉〜間々川火焔滝〜大平温泉(泊)〜佐原沢二階滝〜大平温泉〜燕滝(剣急滝?)展望台〜大平温泉駐車場
実働 第一日:40m、第二日:1h、計:1h40m。
概要 最上川源流松川ゴルジュの秘湯大平温泉泊、間々川と佐原沢の滝を偵察。
メンバー すうじい(単独)
行程 →:山道、:溯行、\\:藪漕ぎ
【9月22日】 曇のち雨
さいたま9:35=15:05大平温泉駐車場15:50→16:00大平温泉16:3016:45火焔滝17:10
17:25大平温泉(泊)

【9月23日】 曇のち晴のちガス
大平温泉6:557:10二階滝7:257:40大平温泉9:20→9:40燕滝展望台10:00→10:10大平温泉
駐車場10:20=13:20七ツ滝駐車場14:00=17:40滑川橋(泊)
使用装備 渓流シューズ水無、ヘルメット、E-1、11-22mm、50-200mm、EC14、三脚、ステッキ
不用装備 8mmx30mザイル、アイスハンマー、ハーネス、シュリンゲ、カラビナ
記録  休暇を利用して、吾妻連峰北面の滝見に出掛けた。先ずは、大平温泉を基地にしての、最上川源流松川の滝見である。大平集落から大平温泉までの松川本流は、深い谷が刻まれ、大平温泉から上流の間々川と併せ、吾妻連峰北面では、最も上級者向けの沢だと言われている。

【9月22日】 曇のち雨
 東北道を福島飯坂ICで降りて、R13を米沢方面に向かう。水窪湖の北側道路を通り、李山、大平を経て、雨の中、細くて急な林道を登る。途中、物凄いヘアピンカーブが連続する。大平温泉駐車場では、携帯が通じる。大平温泉の下流側の滝見で、懸垂下降するかも知れない、と思い、ザイルなども担ぐことにする。

 急なジグザグ道を、谷底へ下ること10分程で、今宵の宿、滝見屋に到着する。まさにゴルジュの中の二俣、とんでもない場所に建っている。

 夕食まで、少し時間があるので、カメラと三脚だけ持って、間々川を溯行し、火焔(ひのほえ)滝を見に行く。落差30m程の滝で、右壁を登れそうだ。滝壺からと、左岸側の岩々斜面に登り、撮影する。

 宿に戻り、風呂に入って夕食だ。食後に、川沿いの露天風呂にも入る。松川は、宿の裏手で、左の本流間々川と、右の佐原沢とに分かれている。水量比は、(1:1)である。

【9月23日】 曇のち晴のちガス
 朝食前に、再びカメラと三脚だけ持って、今度は佐原沢を偵察する。内湯の横の非常口から出て、沢に降り、右岸の登山道跡を辿る。宿の源泉付近で、人工的なものは無くなるので、その辺りで、昔の登山道は右岸の尾根に取り付くのであろう。

 沢が左へ曲がり、ゴーロ状を少し行くと、3m、5mの二段滝がある。下段は水線右を登り、上段は左壁を登る。今度は右へ大きく曲がり、滑滝状の左岸沿いを登る。右岸にザレ窪を見て、2段25m(下段20m、上段5m)滝が現れる。これが二階滝であろうか。ザイルを使えば、左壁を登れそうではある。撮影後、引き返す。

 宿に戻ったら、朝食が既に始まっていた。朝食後、風呂に入る。内湯からは、火焔滝の上部が遠望できる。これが滝見屋の由来であろう。火焔滝展望台は、パスして、チェックアウト。

 駐車場へ登り返す途中で、案内図を見て、火焔滝の上流の滝の展望台があることに気付き、踏跡を辿る。展望台らしき場所に至ると、木々の枝葉で、火焔滝は見えず、一筋の滝が遠望できる。燕滝であろうか。怪しい踏跡は、小尾根を更に下っているようだが、深入りせずに引き返す。

 駐車場に戻り、湯殿山の七ツ滝を見に行くことにする。米沢からR287、R112を経て、月山第一トンネルを抜け、湯殿山道路への連絡路に入り、湯殿山ホテル前から旧道を下降する。3時間ひた走って七ツ滝駐車場着。こちらは、駐車場すぐ近くから、展望出来る。

 帰りは、旧道を下って、月山道路に出て、引き返す。米沢のコンビニで、食糧調達し、R13から板谷駅経由で、滑川橋先の駐車スペースに向かう。滑川温泉の明かりが、ぼんやり見えるガスの中、車中泊。

溯行概念図

アルバム

間々川火焔滝
間々川火焔滝
間々川火焔滝
佐原沢二階滝
右岸杣道から、間々川火焔滝上流の滝
大平温泉滝見屋
梵字川七ツ滝沢七ツ滝
梵字川七ツ滝沢七ツ滝
梵字川七ツ滝沢七ツ滝

MR522_ 前川大滝沢'04-09

MR523_ 石筵川銚子ヶ滝見物'04-09

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