前穂高岳北尾根・奥穂高岳(北ア)

MR447 前穂高岳北尾根・奥穂高岳(北ア)

date 2002/7/28 快晴のち曇
コース 涸沢〜X・Yノコル〜前穂高岳北尾根〜前穂高岳〜紀美子平〜奥穂高岳〜白出ノコル〜ザイテングラート〜パノラマコース〜涸沢
実働 10h。
概要 涸沢基点、X・Yノコルから北尾根、W峰の登りでもザイル1P、V峰で2P、高度感溢れる快適な岩登り。
メンバー すうじい、Ks君、Td君
行程 →:山道、:溯行、\\:藪漕ぎ
【7月28日】 快晴のち曇
涸沢4:45→6:00X・Yノコル6:05→6:45W・Xノコル7:10→W峰9:00→9:15VWノコル9:30→11:50前穂高岳12:25→紀美子平12:55→13:35休13:50→14:20奥穂高岳14:25→15:00白出ノコル15:50→17:15涸沢(泊)
記録  涸沢定着ボランティアの合間を縫って、某山岳部の後輩二人と前穂北尾根に出掛けた。

【7月28日】 快晴のち曇
 一部顔を現しはじめた池を横目に、涸沢カールの雪渓を登り、X・Yノコルへの雪渓右岸の踏跡を辿る。先行する8人程のパーティと前後して、コルに至る。八ヶ岳、富士山、南アルプスが雲表に浮かぶ。

 8人パーティはなかなか出発せず、我々が先行する。X峰は、痩せた岩尾根登りから始まるが、どうと言うこともなく、越える。W・Xノコルで登攀準備して、W峰に取り付く。少し登った岩壁の下で、以前は涸沢側を巻いたように思うが、岩壁に、ペンキで左向きの矢印が描いてある。一番最初の足の速い3人パーティも、矢印に従い左へ取り付いていたので、我々も一段上がった所から左へトラバースし、凹角の下を開始点とする。

 すうじいトップで開始。正面の凹角は、急な上にホールドが細かく、トップで登る気がしないので、細いバンド伝いに、左側の岩を越えて、一つ左側の凹角沿いのフェースを登る。こちらは、高度感があり、トラバースの一歩の間隔が広い箇所もあるが、ホールド・スタンス十分で、快適に登れる。開始点の真上の支点で中間ビレイを取り、さらにやや左気味に上方へ登って、どん詰まりでビレイする。セカンドのKs君は、最初正面の凹角に取り付くも、登れず、すぐに断念して、左へトラバースし、フェースを登る。ラストのTd君は、後続パーティのリーダーの助言もあったようで、正面凹角から右手のフェースへトラバース気味に登って、カンテ状を越えて来た。

 後輩二人は、岩登りは初めてということもあり、随分と時間が掛かってしまった。後続パーティに謝って、ザイルを巻く。W峰山頂に出れば、正面にV峰が聳え立つ。一旦奥又白側を巻いて、V・Wノコルへ至る。V峰の取付で少し迷い、またまた時間を食う。一旦涸沢側の巻き気味の踏跡を辿り、一段登って奥又白側のバンド状に移る。適当な支点を得て、開始点とする。

 再び、すうじいトップで開始。バンド沿いに、左へトラバース気味に登ってゆく。快適なフリクションが得られ、クラックを利用してグイグイ登って行ける。途中2ヶ所の中間ビレイを取って、フェースに入り、支点を得てビレイする。今回は、二人とも大分慣れたようで、サクサク登って来た。続いて後続リーダーも登って来たので、ザイルを巻いて支点を空ける。

 右手の緩傾斜帯を登って、岩屑のルンゼに入る。残置シュリンゲを利用して、これを乗越す。続くチョックストンのチムニーの一つ左の凹角では、傾斜も強いし、ホールドの間隔もあいているので、ザイルを出す。快適な登攀が楽しめる。少しずつガスが湧いてきて、先を急ぐ。踏まれた岩角を見定めつつ、安全なルートを探しながら、V峰・U峰を越える。

 U峰の下りは、傾斜が急だが、ホールド豊富でしっかりしており、特に問題は無い。T峰の登りを終え、前穂の長い山頂に至る。山頂握手をし、登攀具を仕舞う。ガスのため殆ど展望は得られないが、大休止しよう。

 多くの人が憩う紀美子平を経て、奥穂へ向け、吊り尾根の長い道を辿る。この道のりは脚に来てしまうが、花の名前を口にしながら、ゆっくりと歩こう。奥穂から白出ノコルへの下りは、最後の梯子が急だ。穂高岳山荘に併設されている岐阜大の診療所を訪れ、大休止させて頂いた。

 ザイテングラートを下降して、パノラマコースを辿る。雪渓を横断した後、お花畑が綺麗だ。キバナシャクナゲ、アオノツガザクラ、チングルマなどが咲いている。充実した一日を振り返り、満足して涸沢に帰着する。

アルバム(ブログ)
前穂高岳北尾根'02-07

MR446_ 横尾谷左俣・北穂高岳(北ア)'02-07

MR448_ 奥又白池・A沢・明神岳(北ア)'02-07

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