金山沢右俣左沢・両神山(両神)

date 2001/7/22 晴のち曇
コース 上落合橋下〜金山沢左俣(八丁沢)下降〜二俣〜右俣〜左沢〜両神山(剣ヶ峰)〜金山沢右俣左沢右岸の登山道〜落合橋登山口
実働 6h20m。
メンバー すうじい(単独)
概要 意外と手強い金山沢右俣左沢を溯行し、剣ヶ峰登頂。
行程  →:山道・踏跡、:溯行、:藪漕ぎ・巻き・詰め、=:車・交通機関
上落合橋下駐車スペース6:40二俣6:451165M左岸枝沢出合6:53左沢出合7:052段15m滝下7:202段15m滝上7:40右岸涸れスラブの枝沢7:5015mくの字滝下8:008:20(1:3)1360M右岸枝沢8:252段15m滝上10:2510:30 1470M右岸枝沢出合10:45源流(1:1)二俣11:00右俣左沢右岸杣道11:30→11:45梵天尾根縦走路12:00→12:05剣ヶ峰12:10→13:10 ・1389P 13:15→13:40上落合橋下駐車スペース
:略記録 【7月22日】 晴のち曇

 上落合橋下のスペースに車を置いて出発。上落合橋下から、八丁沢のゴーロに降りる。二俣まで八丁沢は伏流している。二俣から、水流のある右俣に入る。堆積したゴーロは徐々に減っているようだ。

 水量比(2:1)の1165M左岸枝沢出合を過ぎ、水量比(2:3)の本流である右沢出合小滝を見送って、左沢出合の8m滑滝を登る。やや滑り易い。その後も滑滝と滑が連続する。4m滑滝を越すと、一目で登れそうもないと判る、2段15m滝が目に入る。

 2段15m滝下に立つと、右岸は傾斜のあるスラブ壁状で、高巻きは危険そうだ。左岸の方は傾斜は急だが、草付を登り、ブッシュ頼りに高巻く、かすかに踏まれた跡がある。滑小滝を越えると、3段5mS字滝、もう一つ滑小滝を越えると、右岸から涸れスラブの枝沢が出合う。

 右岸がスラブ壁状の15mくの字滝については、下半分は水線左を登り、上半分は右壁を登る。やや悪い。続く4m滝、4m滝、滑小滝を越える。

 水量比(1:3)の1360M右岸枝沢は、滑連瀑帯となっている。本流は、右岸の崩壊地からのガレと倒木で埋まる。15x30m滝の先には、10m滝が続く。これを越えると、左岸に涸れスラブを見送り、いよいよ「狭くて暗い急なゴルジュ」が始まる。

 まず、入口の5x10mトヨを越えると、10m滝の左壁の割と細かいフォールドを登り、途中で水線右へ移り、越える。さらに幾つかの連続するトヨナメ滝を過ぎると、問題の2段15m滝が現れる。上部は傾斜が急で、直登は困難そうだ。高巻きはできそうもない。先程の10m滝をクライムダウンするのは嫌なので、何とか弱点を探そう。

 2段15m滝の傾斜の緩い下段を登り、左手の軟らかい腐葉土急斜面を、騙して踏んだり、掻き落として下の岩を露出させて乗ったりしながら、左壁取付まで登る。ここで、ザイルを出し、空身で左壁をよじ登り、うまいところに生えている立木の根にシュリンゲを掛ける。A0にして、この立木の根元に立つことができた。さらに別の立木の根にシュリンゲを掛けつつ落口の上に出る。ザイルを手繰って、ザックを引き上げる。ふう、しんど。

 続く2段10m滝は容易である。狭くて暗い急なゴルジュを抜け、左岸の崩壊地からのガレと倒木を踏み越えると、滑小滝を一つ越す。1470M右岸枝沢出合で、腰を下ろして休憩しよう。

 正面の枝沢の小滝を二三個登れば、すぐに登山道に出られそうだ。しかし、源流部探索のため、敢えて右手の本流の4m滝を登る。少し先のもう一つの4m滝を越し、左岸に二本の涸れ窪を見送ると、大岩が真ん中に詰まり、その上は、左岸の崩壊地からのガレと倒木で埋め尽くされている。めげずにこれを踏み越えて行くと、右岸に涸れ窪を一本見送る。

 源流の水量比(1:1)の二俣は、。左に入る。右岸すぐ近くに、ジグザグの登山道を下る登山者の姿が見える。水量が極めて少なくなった7m滝を二つ越え、涸れ棚を幾つか越えると、岩根に突き当たり、左へ逃げる。

 すぐに、右俣左沢右岸杣道に出る。剣ヶ峰を目指し、登って行くが、足取りは重い。あたりに、レンゲショウマの蕾が沢山見られる。ちらほら花も咲いている。梵天尾根縦走路の落合橋下降点に着いて、フェルト足袋を軽登山靴に履き替える。

 剣ヶ峰に至ると、数人の登山者あり。小休止後、引返す。梵天尾根縦走路の落合橋下降点から、金山沢右俣左沢右岸杣道を、左沢の復習をしながら下る。

 ・1389Pにて休憩する。今日は本当に暑い。あと二三分で登山口というところで、脚がもつれ、頭からブッシュに突っ込む。荷が重くて、しばらく動けない。眼鏡が外れて、カランコロンと音を立て、右俣へ転がり落ちて行った。油断。慎重に下る。

 上落合橋着。急遽、非常用のディスポコンタクトレンズを右目だけ装着する。慣れないためか、左目にはどうしても入らなかった。降り出した雨の中、慎重に運転しつつ、帰途に就く。

 金山沢右俣左沢は、登れない滝や、やや難しい滝もある沢である。ゴルジュに突入すると脱出が困難になるので、ザイル等それなりの準備が必要である。

溯行概念図

アルバム
金山沢右俣 右沢出合小滝
金山沢右俣 左沢出合の8m滑滝
左沢に入ると、滑が続く
滑連続
金山沢右俣左沢 2段15m滝、左岸から巻く
滑小滝
金山沢右俣左沢 3段5mS字滝
金山沢右俣左沢 右岸涸れスラブ枝沢
金山沢右俣左沢 右岸がスラブ壁状の15m滝
金山沢右俣左沢 右岸がスラブ壁状の15m滝
金山沢右俣左沢 ゴルジュ入口の5x10mトヨかな
金山沢右俣左沢 10m滝
金山沢右俣左沢 ちょっと厳しい2段15m
金山沢右俣左沢 ゴルジュ出口の2段10m
金山沢右俣左沢 1470M右岸枝沢出合
本流の4m滝を登る
倒木と土石で埋まる窪状
レンゲショウマ
剣ヶ峰山頂
剣ヶ峰から、赤岩尾根

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