金山沢右俣・両神山(両神)

date 2001/6/9 曇
コース 上落合橋下〜金山沢左俣(八丁沢)下降〜二俣〜右俣〜・1683峰北稜〜大笹〜両神山(剣ヶ峰)〜金山沢右俣左沢右岸の登山道〜落合橋登山口
実働 4h10m。
メンバー すうじい(単独)
概要 金山沢右俣本流を溯行し、右に寄りすぎ、横八丁の・1683峰北稜を登攀。
略記録 【6月9日】 曇

7:10上落合橋下のスペースに車を置いて出発。上落合橋下から、八丁沢のゴーロに降りる。二俣まで八丁沢は伏流している。

7:15二俣通過。水流のある右俣に入る。

7:25水量比(2:1)の1165M左岸枝沢。狩倉岳と槍ヶ岳の間の沢だ。

7:35水量比(2:3)の二俣。左沢は、剣ヶ峰近くに突き上げる沢だ。そのうち、溯行したいものである。本流である右沢は、両岸が迫り、小滝が連続する。少し行くとまた小滝が連続。滑床の上の7m滑滝は右壁を巻くが、取付が滑り易い。

8:00水量比(1:5)の1285M右岸枝沢。これを過ぎると、滑の上に大岩があり、大滑が始まる。大滑は、断続的に続く滑である。終わりに近づくと、右岸からスラブ状の枝沢が落ち合う。S字状の小滝を越す。

8:20水流比(4:1)の1350M左岸枝沢。7m滑滝の上に、15m滑滝が懸かる。槍ヶ岳の東に突き上げる沢だ。

8:30左手に沢床の低いゴーロ沢を見送ってしまう。1450Mあたりか。どうやらこれが本流だったようで、大敗着。右手の水流の僅かに残るゴーロ沢を登る。

8:55左岸の側壁がとんでもない高さに聳えるようになり、左手の尾根に鹿道利用でトラバース開始。1530M付近か。

9:00顕著な尾根に乗る。1550Mあたりか。この尾根を登ることにする。しばらく登ると、岩壁に突き当たる。右は急峻なルンゼで、左からブッシュ混じりの岩稜に取り付く。右に左に弱点を探しながら、藪漕ぎ泥んこ登攀を続ける。狩倉岳と剣ヶ峰が望める高さまで登ると、現在位置に確信が持てた。

9:55・1683峰北稜の肩(1670M)に出て、安心する。

10:00・1683峰通過。横八丁の踏跡を辿り、大笹の縦走路を目指す。

10:15大笹通過。丈の低い笹で覆われた樹林帯である。横八丁の分岐となっている。ここからは縦走路で、踏跡もはっきりしており、歩き易い。

10:30剣ヶ峰(両神山頂)着。男女ペアの先客がいたが、すぐに清滝小屋方面へ下っていった。11:00同発。通行止のロープをくぐり、大笹方面へ少し戻り、右手へ下る落合橋への道に入る。金山沢右俣左沢源頭の右岸をトラバースする道は、幾つかの枝沢を横切る。左沢を偵察しながら下る。

11:50上落合橋着。

右俣は、左へ左へと意識して溯行しないと、ひどい目に遭うかも。

溯行概念図

アルバム

金山沢右俣出合は、伏流ゴーロ
金山沢右俣1165M左岸枝沢
1215M奥二俣右沢
1215M奥二俣左沢出合ナメ
1215M奥二俣右沢
7mトヨ右壁
滑の上に大岩
大滑が始まる
大滑は続く
まだまだ続く大滑
のっぺりした滑になる
1350M左岸枝沢が見えて来た
1350M左岸枝沢出合
1350M左岸枝沢出合、枝沢スラブ滝、下が7m、上が15m
1350M左岸枝沢出合、本流の滑
・1683P北稜登攀中に、狩倉槍と狩倉岳を望む
・1683P北稜の肩(1670M)から、狩倉槍と狩倉岳を望む
・1683Pから、狩倉槍と狩倉岳
縦走路の道標がある大笹
イチリンソウ
イチリンソウ
マイヅルソウ
剣ヶ峰から、右俣ノ頭と狩倉岳
剣ヶ峰山頂、金山岳西尾根のスカイラインが垣間見える
金山志賀坂林道八丁トンネル北口付近から二子山方面

両神山の山行記録へ
のホームページの館へ
渓流の部屋
の表紙へ
本館トップページへ