滝川古礼沢・古礼山・水晶山(奥秩父)

date 1981/6/20-21 高曇りのち晴、高曇りのちガス 
コース 川又〜山薊橋先下降点〜滝川本流〜釣橋小屋〜古礼沢〜古礼山〜水晶山〜雁坂峠〜新地平
実働 第一日:4h32m、第二日:8h58m、計:13h30m。
メンバー 「ゆ」先輩、Sh君、すうじい
概要 奥秩父の名渓滝川本流から古礼沢を溯行、古礼山から雁坂峠へ。
行程 =:バス・鉄道、→:山道、:溯行、\\:藪漕ぎまたは詰め
【6月20日】 高曇りのち晴
池袋8:23=10:08西武秩父→お花畑10:17=10:42三峰口11:35=12:12秩父湖12:22=川又12:38
→山薊橋先下降点13:33→13:44吊橋下14:20豆焼沢出合14:3716:05金山沢出合16:15
槇ノ沢出合17:2117:48釣橋小屋(泊)

【6月21日】 高曇りのちガス
釣橋小屋6:277:00三本桂沢出合7:158:55ブドウ沢出合9:20古礼沢出合10:2011:50
3段7mCS滝上・30m滑床上12:06\\13:46稜線13:55\\古礼山14:05\\→水晶山14:25→
14:45雁坂峠15:10→16:55新地平17:08=17:56塩山18:25=20:02立川
記録 【6月20日】 高曇りのち晴
 池袋から西武線で秩父へ向かう。秩父鉄道お花畑駅に乗り換えて、三峰口で小一時間、もぐもぐやりながらバス待ちをする。秩父湖でバスを乗り換えて、川又へ。入川方面と滝川方面の道は、「立体交叉」になっていて、左右が逆である。

 しばらく滝川林道を歩くが、次第に陽が射してきて、暑い暑い。もう夏だ。トンネルを抜けるが、これが左にカーブしていて、中が暗い。沙羅樹橋、山薊橋を過ぎると、滝川本流に懸かる吊橋への下降路がある。吊橋下の川原で、溯行準備をし、出発する。

 すぐに高滝3mとなる。右壁に掛かる、しっかりした梯子を利用して越える。これを過ぎると、右から豆焼沢、左から沢小屋沢、曲沢、金山沢が出合う。金山沢出合で小休した後、すぐに「釣師イジメの滝(仮称)」2m。これは、左壁のヘツリが悪そうなので、右手の岩のチムニー状に腕のプッシュで取り付く。直蔵淵は、右を高巻くのが賢明。

 槇ノ沢出合を過ぎ、箱淵の右壁を上手にこなすと、間もなく吊橋が見え、釣橋小屋に着く。釣師が2人いて、岩魚1尾を見せてくれた。すうじいは、溯行図のメモに時間を取られ過ぎているようだ。もっと、スピードアップが必要だ。

【6月21日】 高曇りのちガス
 小屋を出て、滝川本流の溯行を続ける。左から熊穴沢、次に右から三本桂沢が出合うと、核心部ゴルジュ帯となり、ブドウ沢が左から出合うまで、4-6m級の滝が楽しい。2段6m滝は、ザイルを出し、下段4mを左から、落口を右へ渡り、上段2mを右壁で越えると、すぐブドウ沢出合となる。

 少し行くと、「細長淵」の悪いヘツリである。(1:1)の二俣で、水晶谷と分かれて、古礼沢に入ると、明るい滑床が続く。5段10mの上部3段7mCSを、左側を巻き気味に越すと、滑滝が続き、その先では、傾斜の増したトヨナメ小滝が連続する。古礼沢に入ってから、すうじいが遅れ気味になる。

 水がガレの下に伏流するようになって、約40分ほどで、稜線の縦走路に出る。折角なので、少し藪を漕ぎ、古礼山の三角点を踏む。引き返し、水晶山を経て、雁坂峠へと縦走する。峠で休憩した後、一気に新地平へと下る。

溯行図

溯行詳細図

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