阿武隈川雌滝・雄滝氷瀑偵察(那須)
【注意!】積雪期の沢筋は、雪崩が多く、無雪期とは異なる技術や判断が必要です。
特に、滝場やゴルジュでは、氷塊落下もあり、危険が一杯です。
date | 2013/2/23 雪時々曇 |
コース | 甲子大橋下林道分岐〜阿武隈川本谷〜雌滝〜雄滝(往復) |
実働 | 往き:4h、帰り:2h05m、計:6h05m。 |
概要 | 新雪深雪急斜面と格闘し、雌滝・雄滝を偵察。 |
メンバー | ふたちゃん、すうじい |
行程 | →:作業道・踏跡、\\:藪漕ぎ・踏跡不明、→:溯行、**:アイゼン、$$:スノーシュー、=:車 【2月23日】 雪時々曇 自宅2:50=5:00那須高原SA 5:13=6:45甲子大橋下林道分岐8:10→$$10:10 1020M左岸枝沢10:15$$11:15雌滝下12:15$$雌滝落口右岸尾根13:00$$13:15雄滝展望地点13:45$$14:30雌滝下14:35$$14:50小休15:05$$16:10甲子大橋下林道分岐16:50=17:05ちゃぼランド18:55=22:45自宅 |
使用装備 | 登山靴、ヘルメット、ストック、ピッケル、スノーシュー、コンデジ、E-P2、ED14-150mmF4-5.6、保温水筒 8mmx30mザイル、ハーネス、スリング、カラビナ、GPS |
不用装備 | ツェルト、アイゼン、ED9-18mmF4-5.6 |
記録 | 次の氷瀑目標である阿武隈源流を、先ずは雌滝まで偵察しようと、出掛けて来た。折から、ここ数年来最強の寒波の中、阿武隈源流でも、強風が谷中まで吹き荒び、新雪深雪と相俟って、大変ハードな山行となった。 【2月23日】 雪時々曇 那須高原SAに午前5時集合で、甲子温泉へと向かう。R289に入って、道路の傾斜が強くなる前に、チェーン着脱所で後輪にチェーンを装着。甲子大橋直前で左に分岐する大黒屋へ下る道に入ると、途端に雪道となる。四駆とはいえ前輪はノーマルタイヤのままなので、もう大変。結局、超低速で大黒屋まで下って、四輪チェーン装着し、大橋下まで登り返す。大橋下の雪が少ない路肩に、車を停める。 少し下った所から、スノーシューを装着し、分岐する右岸林道に入る。いきなりのラッセルだ。大橋下を潜り、凍結斜面のトラバースも交え、林道歩きもなかなか手強そうだ。林道の道形を探りつつ進み、右岸枝沢を堰堤付近で渡り、本谷に降りる。本谷を少し進むと、巨大な堰堤に行く手を阻まれる。あれ、こんな所に堰堤なんかあったっけ? 左岸からは巻けそうもないので、右岸の雪壁を直登して台地状を目指す。ラッセル登高に大汗をかいて、やっと台地状に乗ると、そこはどうやら林道終点のような地形だ。以前来たときの記憶とは、大分違っているので、狐につままれたような気分だった。 林道終点から堰堤上流へと、雪の急斜面を下降して行く。堰堤上流は、平坦で浅い流れとなっているが、いきなりの徒渉を強いられる。スノーブリッジを利用し、最小の濡れで横断する。その後も、時折谷の横断を交えて、上流へ向かう。 両岸が狭まり、右岸の急な雪斜面を、覚悟のトラバース連続で雌滝へ向かう。ついに、雌滝滝壷前に到達する。雌滝は、立派な巨大氷柱と化している。右岸斜面の立木に支点を取って、ザックを下ろす。ザックを下ろした場所も、実は草付岩場の急斜面だったようで、滝壷前への下降と登り返しには、雪が崩れて苦戦した。 さて、次は雄滝偵察だ。雌滝右岸斜面の立木支点から、雪壁に取り付く。ラッセル直上して、太い立木を目指す。立木下の傾斜が緩んだ所から、雪斜面を右斜上し、小尾根に乗る。右下には、雌滝氷瀑と滝壷が見下ろせる。小尾根を急登し、小尾根が雌滝落口右岸尾根に吸収される辺りで、滝壷右岸ルンゼを直下に見下ろしながら、恐怖のトラバース。 雌滝落口右岸尾根に乗ると、雄滝が見える。滝前は、全て雪崩の巣状態と見てとれる。リスクを冒して接近しても、登り返しに時間がかかりそうだ。雄滝の展望が良さそうなポイントを考える。少し雄滝側へ下って、右岸ルンゼを斜上した位置の立木を目指す。浅いルンゼ雪斜面の横断も、結構危ない。 立木下斜面を踏み固め、立木支点でザックを確保する。木枝に邪魔されず雄滝を撮影出来るポイントは、ごく限られているのだ。肝腎な雄滝は氷瀑化しているが、雪に囲まれて、少々訳判んない状態である。こんな被写体に、危険を冒して執着している我々は、どうかしている。 早々に撤収開始。雌滝落口右岸尾根まで戻り、滝壷が真下に見える滝壷右岸ルンゼ上部を、慎重にトラバースして小尾根に乗る。小尾根を少し下った場所から、雌滝氷瀑を俯瞰する。雌滝は、巨大氷柱と化している。雌滝を俯瞰後、右岸斜面をラッセル下降して行く。最後の急な雪壁は、立木にザイルを懸けて、懸垂下降した。 雌滝氷瀑を見納めして、右岸雪急斜面のトラバースを開始する。トレースは、所々表層雪が流れて埋まっている。ヒトマタギ付近であろうか、この辺りの通過が最も緊張する。その後も、所々消えてしまっている、往きのトレースを参考にして、最終堰堤右岸の林道終点まで戻る。 ここからは、林道と思しき道形地形を辿り、甲子大橋下を潜って、車に戻った。大黒屋の日帰り入浴時間を過ぎていたので、ちゃぼランドまで下って入浴して帰る。 |
GPS軌跡
アルバム
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甲子大橋下林道 |
最終堰堤 | ![]() |
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堰堤右岸雪壁 |
林道終点から下降 | ![]() |
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雪の本谷 |
右岸斜面横断 | ![]() |
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雌滝氷瀑 |
雌滝右壁氷柱 | ![]() |
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雌滝氷瀑 |
雌滝氷瀑 | ![]() |
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雄滝氷瀑は雪まみれ |
雄滝氷瀑 | ![]() |
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雄滝氷瀑 |
雄滝氷瀑 | ![]() |
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雄滝氷瀑 |
ルンゼ上部から雌滝を俯瞰 | ![]() |
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小尾根から雌滝氷瀑 |
小尾根から雌滝氷瀑 | ![]() |
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右岸斜面を下降 |
雌滝氷瀑 | ![]() |
MR244_ 阿武隈川白水沢左俣左沢・阿武隈川本谷'85-09
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