大田切川大倉谷惣滝見物(頸城)

date 2005/5/20 曇のち晴
コース 燕温泉駐車場〜惣滝遊歩道〜惣滝下雪渓(往復)
実働 55m(往き:35m、帰り:20m)
概要 雪で荒れ、一部埋まった遊歩道を辿って惣滝へ、雪渓の上から滝見物。
メンバー すうじい(単独)
行程 →:山道・踏跡、:残雪・雪渓ツボ足、=:車
【5月20日】 曇のち晴
さいたま4:55=8:10苗名滝9:40=10:30燕温泉駐車場10:45→11:20惣滝下雪渓11:50
12:10燕温泉駐車場12:20=17:10中宮展示館駐車場(泊)
使用装備 長靴、ステッキ、E-1、14-54mmF2.8-3.5、三脚、ピッケル
不用装備
記録 【5月20日】 曇のち晴
 まずは苗名滝見物に出掛けた。黒姫山と妙高山との間を流れる関川本流に懸かる、落差55mの立派な滝である。朝8時過ぎ、左岸側にある駐車場から、橋を渡って右岸に移ると、大堰堤を登る階段がある。更に右岸の遊歩道を進むと、やがて迫力の滝が見えて来る。

 吊橋を左岸側へと渡れば、展望所だが、先ずは右岸側から滝壺へと接近する。しかし、大岩ゴーロを滝壺へと接近すると、猛烈な飛沫が吹き寄せてくる。しまった、傘も雨具も、車に置いてきた。

 吊橋で左岸側の展望所に至るが、この吊橋の上からが、なかなか滝の眺めが良い。左岸側の展望所から、望遠側で苗名滝を狙う。さて、満足して引き揚げる途中、年配の団体さんと擦れ違う。ここは、観光名所なのだな。車に戻り、次は、燕温泉の惣滝見物に向かう。

 赤倉温泉から関・燕温泉への道路は、まだ除雪開通していないため、関山駅近くまで、大きく迂回させられる。燕温泉入口の駐車場に車を停め、長靴にピッケルの装備で、滝へと向かう。

 遊歩道は、北地獄谷を渡る鉄橋が壊れ、徒渉を強いられる。雪の斜面のトラバースもあり、トヨ状の権現滝を横目にゴルジュ右岸をトラバースすると、惣滝が見えてくる。ボロボロの岩壁に付けられた道を辿り、雪渓に突き当たる。登山靴で来なかったことを、少し悔やむ。

 ピッケルでステップを切り、慎重に雪渓に乗る。滝近くの雪渓は崩壊しそうなので、右岸側シュルント近くの雪渓の高みまで登り、三脚を立てよう。雪渓中央下部まで戻り、手持ちで撮影する。雪渓から右岸に、慎重にランディングし、遊歩道から振り返る。

 この、右岸の岩壁下の遊歩道も、今にも落石して来そうで、決して安全な場所ではない。ヘルメットを車に置いて来たのは、迂闊であった。一通り撮影した今、長居は無用。往路をさっさと引き返そう。時折、残雪を踏み抜いて、泥んこになりながら、車に戻る。

 さて、今回の主要目的地である、白山スーパー林道中宮温泉側入口へと向かおう。

アルバム

滝見亭・甲信越の滝」に滝写真集「関川苗名滝'05-05_」「大田切川大倉谷惣滝'05-05_」があります

右岸側大岩ゴーロから関川苗名滝
少し下流側から苗名滝
吊橋の上から望む苗名滝
左岸側の展望所から苗名滝
雪渓の高みから大田切川大倉谷惣滝
同じく広角気味で惣滝
雪渓と惣滝
前衛雪渓と惣滝
惣滝をアップで
たまにはスローで惣滝

MR537_ ジライ谷左岸尾根から笈ヶ岳(両白)'05-05

MR538_ 尾添川蛇谷の滝見物(両白)'05-05

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