木曽駒ヶ岳・空木岳・南駒ヶ岳・越百山(中ア)

MR49 木曽駒ヶ岳・空木岳・南駒ヶ岳・越百山(中ア)

date 1980/7/19-21
コース 千畳敷〜木曽駒ヶ岳〜宝剣岳〜テント場(泊)〜宝剣岳〜空木岳〜駒峰ヒュッテ(泊)〜空木岳〜南駒ヶ岳〜仙涯嶺〜越百山〜相老ノ滝〜飯島駅
実働 第1日:2h25m、第2日:5h45m、第3日:9h05m、計:17h15m
メンバー すうじい(単独)
概要 木曽駒ヶ岳から越百山まで縦走、山行中梅雨明け、空木岳・南駒ヶ岳の展望、越百山の花畑。
行程 【7月19日】 雨
千畳敷8:00→40m→宝剣山荘→15m→中岳→35m→木曽駒ヶ岳→05m→10:15テント場→30m→宝剣岳→20m→15:40テント場(ツェルト泊)

【7月20日】 曇のちガス
テント場5:30→30m→宝剣岳→25m→三ノ沢岳分岐→1h40m→檜尾岳→1h→熊沢岳→1h→東川岳→15m→木曽殿山荘→45m→空木岳→10m→14:20駒峰ヒュッテ(泊)

【7月21日】 快晴
駒峰ヒュッテ4:25→10m→空木岳→1h15m→南駒ヶ岳→50m→仙涯嶺→45m→越百山→35m→避難小屋跡→55m→飛竜滝上→1h15m→相老ノ滝→45m→林道→1h05m→七久保分岐→1h30m→飯島駅
記録  バイトの暇をぬっての、梅雨中山行。貧しい食事。山行中に、梅雨明け。三日目は快晴。南ア、木曽駒が見事。炎天下3hの林道歩き。

【7月19日】 雨
 ロープウェイで、千畳敷へ上がる。千畳敷カールを歩き、乗越浄土へ登る。宝剣山荘を経て、稜線伝いに中岳を越える。下った所にテント場がある。テン場代は500円、ちょっと高く感じる。先ずは、木曽駒ヶ岳を往復しよう。

 テン場にツェルトを設営し、空身で宝剣岳ハントに出掛ける。さすがに険しい峰である。霧雨の中、山頂の岩の上に立ち、記念写真を撮って貰う。テン場のツェルトに戻る。

 風が強く、雨は冷たかった。風にツェルトが倒されて、張り直すなど、悲惨な目に遭う。

【7月20日】 曇のちガス
 昨日よりはましな、曇天である。撤収して、再度、宝剣岳に登る。宝剣岳から南稜の下りは、結構スリルがあった。三ノ沢岳分岐から、周囲の山々を眺めながら、極楽平を経て、島田娘を越えて南下する。

 濁沢大峰の岩場を下り、登り返して、檜尾岳に至る。檜尾根を左に見送り、船クボを過ぎ、岩々した熊沢岳に登る。東川岳まで来ると、空木岳が間近だ。木曽殿越の木曽殿山荘まで、急降下をする。ここで、ポリタンに水を満杯にする。

 まだ時間が早いので、空木岳を目指し、急登に取り付く。大汗をかいて辿り着いた、花崗岩と白砂の山頂は、ガスっている。山頂から花崗岩の間を抜けて、駒峰ヒュッテへ下る。

 駒峰ヒュッテは立派な小屋で、無人である。傾斜した所に建っていて、ワイヤーで岩に固定してある。水は天水だが、すうじいは、木曽殿越から持ち上げたから、安心。今日の夕食は、友人に教わったマッシュポテト。乾燥マッシュポテトに、お湯をかけただけ。ミルクが無いので、マズかった。冷えてくると、ますます食えたモノではない。今思い返せば、こんな食事で、良く身体がもったもんだ。

【7月21日】 快晴
 最終日は、快晴だ。夜明け前に、駒峰ヒュッテを発つ。空木岳山頂に登り返し、三脚を立てる。山頂写真、撮りまくりである。木曽駒ヶ岳方面、南アルプス方面、御嶽山等々。朝の寒さなんか、苦にならない。

 空木岳を後にして、砂混じりの道を下る。赤椰岳まで来ると、百間ナギの迫る摺鉢窪避難小屋が、眼下に望める。南駒ヶ岳まで登れば、また展望が素晴らしい。南駒ヶ岳から仙涯嶺の間の稜線は、ガレた岩場が多く、通過に注意を要する。

 仙涯嶺から越百山へのダラダラ稜線は、快適に歩ける。越百山付近のお花畑には、アオノツガザクラ、コイワカガミ、チングルマ等が、咲きこぼれる。越百山からは、越百小屋や、その先の安平路山などが、望まれる。もっと縦走してみたい所だ。だが、予定通り東へ、中小川沿いに下ることにする。

 炎天下では、下りも暑い。川原に降り立った所で、上半身裸になって、水拭きする。快適。やっと出た林道では、道端にマムシらしき蛇がいて、ビビる。飯島駅まで、炎天下の林道を、さらに三時間も、歩き続けなければならなかった。

アルバムブログ
1:木曽駒ヶ岳・宝剣岳・空木岳
2:南駒ヶ岳・仙涯嶺・越百山

の表紙へ
本館トップページへ