檜枝岐川下ノ沢・会津駒ヶ岳(駒-朝日)

date 偵察:2003/8/22 晴
溯行:2003/8/23 快晴
コース 偵察:竜ノ門滝駐車場〜展望台〜下ノ沢木橋入渓点〜竜ノ門滝左岸巻道〜木橋〜竜ノ門滝駐車場
溯行:竜ノ門滝駐車場〜下ノ沢木橋入渓点〜竜ノ門滝左岸巻道〜下ノ沢左俣左沢〜駒ノ小屋〜会津駒登山口階段〜竜ノ門滝駐車場
実働 偵察:1h18m、溯行:9h06m。
概要 竜ノ門滝駐車場基点、竜ノ門滝高巻、水量多めでシャワー浴び、釜に落ち、駒ノ小屋草原へ。
メンバー すうじい(単独)
行程 →:山道、:溯行、\\:藪漕ぎ・ツメ
【8月22日】 晴
民宿14:10=14:20竜ノ門滝駐車場14:30→14:40竜ノ門滝展望台15:10→15:15木橋入渓点15:20
\\15:55竜ノ門滝左岸巻道途中16:30\\木橋16:55→16:58竜ノ門滝駐車場17:08=民宿

【8月23日】 快晴
民宿5:10=5:20竜ノ門滝駐車場5:40→木橋入渓点5:48竜ノ門滝高巻取付6:00\\竜ノ門滝上
6:227:08 2段5m 7:187:40 10m上トヨナメ滝 7:50二俣8:359:20 7mトヨナメ9:40
10:20 8mくの字滝上10:3010:35 10m3条スダレ11:0012:10 8m左ガリー滝上12:2513:00
7m滝上13:10第三ゴルジュ最後の7m滝上14:0014:05奥二俣14:1014:13 12m2条14:27
滑の二俣14:50水涸れ15:00\\稜線登山道15:18→15:25駒ノ小屋15:40→登山口階段16:55
→17:00竜ノ門滝駐車場17:25=17:35民宿
記録  檜枝岐の民宿に2泊し、初日に下ノ沢の竜ノ門滝を見物・偵察し、二日目に下ノ沢を溯行した。

【8月22日】 晴
 一旦、檜枝岐の民宿にチェックインし、カミさんを残して、竜ノ門滝へ向かう。滝ノ沢の林道を登って行き、途中で鋭角的に分岐する竜ノ門滝への車道を進む。すぐに竜ノ門滝入口の駐車スペースとなり、車を停める。

 渓流シューズに履き替え、カメラ・三脚を担いで、遊歩道を辿る。数分で下ノ沢を木橋で渡り、左岸の急な階段道に取り付く。どこまで登るのか、というような急登だ。駐車場から10分で、木製の竜ノ門滝展望台に至る。

 早速、三脚を立て、二段の竜ノ門滝を撮影する。下段の滝壺付近は、木の枝葉に隠れてしまっているのが、残念だ。下段20m、上段20m程の立派な滝である。

 木橋まで下降し、ここで渓流シューズのソールをフェルトに貼り替える。ここから入渓し、溯行して行くと、釣師に追い付く。先に行って貰い、着いて行く。竜ノ門滝前衛の、3m深釜滝の突破は、かなり難しそうだ。釣師は、ここで引き返していった。

 左岸の巻きの踏跡を辿り、左手に竜ノ門滝を見ながら登って行き、下段落口付近の高さまで登る。 三脚を立て、竜ノ門滝を間近で撮影する。どうやら巻道は、結構明瞭そうなのに気を良くし、引き返すことにする。

 入渓点の木橋から駐車場まで、遊歩道を3分だ。村役場横のJA檜枝岐村マーケットで、明日のパンを購入して、民宿へ戻る。

【8月23日】 快晴
 再び、竜ノ門滝駐車場へ向かう。渓流シューズのソールは、昨日のままのフェルトだ。竜ノ門滝の巻道までは、昨日偵察してあるので、サクサク登る。

 上段の落口近くの高さにまで登ると、踏跡が不明瞭になる。左手へトラバース出来そうな所を探しながら、左上して行く。最後は、シャクナゲ混じりの倒れ気味のブッシュを漕いで、上段落口上の倒木堰堤の上へと、ターザン下りをする。

 しばらくゴーロが続くが、傾斜の強い大岩ゴーロ・石滝帯は、水量も多いので、結構手間取る。3mCS3条滝を越えると、第一のゴルジュと呼ばれる連瀑帯となる。2段5m滑滝、2m滝、5mスダレ2条、石小滝二つ、3m末広滝と越えて行くと、10m上トヨナメ滝である。この滝は、右壁に取り付き、途中から右手のブッシュ帯を登り、落口のトヨナメへ下降して、慎重に越える。

 小滝の上の6mCS滝は、右岸を巻く。流れは平凡になり、左岸に草付スラブを見て、右岸に3m滝を懸ける枝沢然とした水流二分を見る。本流側も小滝を懸ける。これを越えると、(3:2)の1425M二俣である。この辺りは、開けた平流となっている。

 左俣に入っても、しばらくは平凡である。左岸から(10:1)の枝沢が出合い、2段4m滝を越えると、右岸側の岩壁の下に、ブロック雪が二つ残る。再度左岸から枝沢が出合い、3m2条滝を越えると、左岸側はスラブ壁状となり、右岸枝沢を過ぎると、右岸に岩壁を見上げる。石滝4m、4m滝を越えると、右岸からもう一本枝沢が出合う。

 ここから、第二のゴルジュが始まる。入口の2m滝、2m滑滝を越え、7mトヨナメ・4mトヨナメの二段滝の下で三脚を立てる。二段滝は、左壁を慎重に登って突破するが、4mトヨナメの落口へのトラバースがイヤらしい。暗いゴルジュの中の、8mくの字滝は、滑りやすい右壁を登る。落口へは、強い水流への突入を余儀なくされるが、重荷ではちょいと辛い。

 右壁上部のオーバーハング下で、ザックを下ろしてシュリンゲを繋ぎ、シュリンゲの先をオーバーハングの岩の上に固定していたら、後続の4人パーティがやって来た。先に行って貰う。その後で、空身になって、落口へと突破する。滝上から、シュリンゲでザックを引き上げる。

 4m滝を越えると、ゴルジュの奥に、10m3条スダレ滝上ナメが現れる。第二のゴルジュ出口の滝だ。4人パーティが右岸を巻き始めたのを見送り、三脚を立てて撮影する。右岸の泥付草付から慎重に巻き、笹藪に突入して、ナメの上に下降する。

 ゴーロを少し行くと、沢は左に屈曲し、右手から7m滝が懸かる。左壁を登って越えると、2m、3mが続く。沢は左に曲がり、左岸から3m、4m滝を懸ける枝沢が落ち合う。平凡になった沢をなおも進むと、左岸から草に埋もれた枝沢が出合い、沢は右へ曲がる。

 小滝を二つ越えると、8m滝左ガリーが現れる。これが、第三のゴルジュ入口ということになろうか。一見したところでは、登れそうもないので、巻きの踏跡を探す。しかし、巻いた様子も無い。シャワーを浴びて水流左に渡り、ガリーを登るしか無さそうだ。

 嫌々シャワーに突入するも、水流に飛ばされ、滝壺に落下して、尻餅を突いてしまう。完全にズブ濡れになった挙げ句、右手首に痛みが走る。振り出しに戻って、やり直し。今度は、シャワーを気にせず、確実にトラバースする。

 ガリーを少し登り、ザックにシュリンゲを繋いで残置しよう。空身になって、ガリーを登り、ガバホールドのある所から、右へ落口に向かってトラバースする。途中、立木を利用して、ザックを引き上げる。やっとのことで滝上に出て、休憩する。陽射しの強いのが、救いだ。

 7m滝上ナメは、左壁を登る。正面に枝沢を分け、本流は右手に6m2条スダレ滝を懸ける。これを越え、小滝トヨナメ、3mトヨナメを越え、続く7m滝を左岸枝沢涸棚状から巻く。3mCS滝を越えれば、滝また滝の息つく間も無い連瀑帯が始まる。

 7m滝を皮切りに、3m、小滝、4m、小滝、4mトヨナメ、小滝、小滝大釜、3m、2段3m滝上2条と、快適に(と言いたいところだが、力を入れると右手首が痛んで難儀しながら)越えて行く。そして最後の7m滝となる。左岸の側壁に取り付き、根曲り竹を掴んでよじ登る。ブッシュの斜面をトラバースして、滝上に降り立つ。

 平凡になった流れを進めば、(2:3)の1770M奥二俣で、右沢は10m滝で落ち合う。左沢に入り、最後の滝らしい滝:12m2条を登れば、間もなく(1:2)の1800M右岸枝沢が出合う。後で聞いた所では、4人パーティは、この枝沢に入り、ツメの藪漕ぎで苦労したらしい。この辺りで、右手首が少し腫れているのに気付き、「まさか、骨折はしてねえだろうな・・・」と不安になる。なるべく、右手に荷重を懸けないように心掛ける。

 さらに左岸枝沢が出合い、しばらく行くと、(3:2)の1870Mナメ二俣となる。ここは、左に入る。やがて、水が涸れ、沢床が低い方、本流っぽい方を選んで登って行く。草地の中の踏まれた跡を参考に登ってみると、駒ノ小屋南東の乾いた湿原状に出て、やがて登山道の木道に出る。

 とりあえず木道を、駒ノ小屋まで登る。池前のベンチで休憩しよう。15時半になってしまったので、会津駒山頂は諦め、ここから下ることにする。最近会津駒は、雪のあるシーズンばかり登っているので、湿原や樹林の登山道が新鮮である。

 快調に下って行くと、下ノ沢で会った4人パーティのうちの二人を追い越す。「荷物が大きいから、沢の中で泊まるのかと思ったよ。藪漕ぎ、どうでした?」と声を掛けられる。彼らは、左沢の右岸枝沢に入って、藪漕ぎをしたそうだ。

 登山口の階段を下り、林道を歩く。中高年の団体さんが、座り込んでいる。やがて彼らの、お迎えのバスと擦れ違う。竜ノ門滝駐車場へ向かうと、4人パーティの残り二人が待っていたので、「お疲れさまです。」と、声を掛ける。

 着替えと片付けをして、ハンドルを握る右手を庇いつつ、民宿へと車を走らせる。

アルバム

滝見亭」に滝写真集「檜枝岐川下ノ沢'03-08」があります

展望台から見た竜ノ門滝
竜ノ門滝前衛の3m深釜
突破は大変そう
3m深釜手前右岸側の岩壁から
下段の滝身を垣間見る
高巻きの途中から見た
竜ノ門滝下段
ここで偵察を終了し引き返す
翌朝の高巻きにて
竜ノ門滝
高巻きを終え
上段落口を俯瞰する
5mスダレ2条
10m上トヨナメ滝
右壁から取り付いて
右手のブッシュに逃げ
落口のトヨナメに下降する
6mCS
第二のゴルジュ
7mトヨナメと
その上の4mトヨナメ
左壁から慎重に越える
7mトヨナメ
その上の、8mくの字滝
右壁を登ってハング下へ
空身になって水流の中を落口へ
8mくの字滝の上の4m滝
10m3条スダレ滝
4人パーティがいる
第二ゴルジュおまけの
7m滝は左壁を登る
同じく7m滝と
その上の2m滝
第三のゴルジュ最初の難関、8m滝
シャワーを浴びて水流左へ渡り
ガリーを登って
ガバホールドから右へトラバース
7m滝は左壁を登れば上ナメだ
6m2条スダレ滝
7m滝は
左岸の枝沢涸棚状を登って巻く
3mCSを越えると
また7m滝が現れる
第三のゴルジュの連瀑帯
4mトヨナメ
小滝大釜
第三のゴルジュ
最後の7m滝
左岸から巻く
(2:3)の1770M奥二俣
右沢の10m滝
左沢に入ると
間もなく12m2条滝
駒ノ小屋前にて
駒ノ大池と会津駒ヶ岳
ツメ上げた付近の木道から
駒ノ小屋のピークと駒ヶ岳を振り返る
池塘と会津駒

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