天理岳・両神山・七滝沢遊歩道(両神)

MR425 天理岳・両神山・七滝沢遊歩道(両神)

date 2001/11/18 晴
コース 日向大谷〜長尾沢左岸杣道〜諏訪神社〜大明神沢左岸踏跡〜犬ビキ尾根〜1083.6三角点〜天理岳〜前東岳〜剣ヶ峰〜産泰尾根〜七滝沢遊歩道〜日向大谷
実働 6h。
メンバー すうじい(単独)
概要 西沢左岸踏跡を見落とし、長尾沢左岸杣道、大明神沢左岸踏跡経由。薮っぽい天理岳尾根を快適に登高。
行程 日向大谷6:45→長尾沢7:00→諏訪神社7:15→1083.6三角点7:57→8:10天理岳8:20→9:55 1510M
10:05→前東岳10:45→11:00剣ヶ峰11:20→七滝沢遊歩道分岐12:00→12:35七滝12:40→13:00
ベンチ13:05→13:35日向大谷
記録 【11月18日】 晴
 日向大谷バス停そばの無料駐車場に車を停める。西沢左岸の踏跡を利用する予定だったが、民家の畑のすぐ横にある入口を見落とし、そのまま登山道を進む。長尾沢の左岸にも、踏跡があるので、これを辿る。杉の植林帯は、枝打ちした枯れ枝が積もり、踏跡は判りにくいが、何とか辿れないほどではない。次第に薄くなった踏跡を拾って、骨格のみとなっている諏訪神社に至る。

 ここで踏跡は、長尾沢の右俣を対岸に渡り、長尾沢の左俣である大明神沢の左岸沿いに続く。そのうち、再び暗い杉林に入り、急斜面を登るうちに、踏跡は錯綜し、鹿道と区別がつかなくなる。適当に登って、犬ビキ尾根に乗る。薄い薮を漕ぎながら、犬ビキ尾根に乗ってから10分程で天理尾根に出た。少し右に行って、1083.6三等三角点を踏む。

 引き返して、天理岳へ向かう。快適な尾根道である。途中舟窪状地形があり、ビバークするのに良さそうだ。天理岳直下の岩壁には、錆びた鎖が下がっている。なるべく頼らないで登る。南峰には、傾いた木製の祠が一つ。両神山の眺めがよい。北峰には、石の祠が二つ。

 天理岳から両神山へは、南峰・北峰の鞍部から、急降下する踏跡を辿る。時々岩峰が現れ、ルートファインディングに注意が必要だが、迷う程ではない。幅広急斜面になると、落ち葉で踏跡が全く判らなくなるが、適当に登る。

 1510Mの細長いピークで、小休する。大キギが聳え、小キギらしい岩壁も見える。ここからは、灌木混じりの薮岩稜となる。踏跡は、かえって明瞭だ。高度を上げるに連れ、時折垣間見える小キギは、次第に低くなり、その別名通り、まるでローソクのような岩峰になる。前東岳は、なかなか近付かない。

 前東岳が近くなると、ザラザラした露岩が現れる。前東岳から八丁尾根の登山道に出ると、さすがに登山者とすれ違う。剣ヶ峰まで来れば、山頂には、人がいっぱいだ。だいぶ雲が出て、展望は今一つになっている。昼飯を食べ、下山にかかる。

 地権者がロープで閉鎖した旧登山道の横に、新道が出来ているが、北側斜面の未だ安定していない道なので、やや歩きにくい。御岳神社・両神神社が並ぶ所まで来ると、例によって狛犬に着目。両神山域の神社の狛犬は、狼なのか独特な顔つきをしている。右手の狼は、やや口を開け、牙が目立つ。

 産泰尾根から、七滝沢遊歩道へ向かう。登山道閉鎖騒ぎ後に、遊歩道が最近整備されたとの情報もあったが、ルンルンコースとは言い難い。下りで滑落しないように、それなりの慎重さが必要だ。二十年前に、沢登りで訪れたはずだが、記憶がハッキリしない。七滝まで降りて、ゴルジュ入口の白滝を見物しに行く。この滝は見覚えがあった。七滝沢沿いの遊歩道を下って行くと、下の方では、紅葉が綺麗で、目を楽しませてくれる。小尾根のベンチに掛けて、暫く堪能する。

 会所から薄川左岸の登山道を下る。こちらも紅葉が真っ盛りだ。日向大谷の集落の畑まで来て、西沢左岸の踏跡入口があるのに気付く。時間的には、ほとんど差はないのであろう。

 充実した日帰り山行に満足して、車に戻る。 

アルバム

長尾沢左岸の踏跡を辿る
天理岳南峰から両神主脈
両社のピークから東岳までの稜線
剣ヶ峰から西岳までの稜線
倒れている天理岳南峰の祠
天理岳北峰の祠
1510MPから大キギを望む 1009
1510MPから、1580M肩へ続く急尾根を見上げる
1580M肩への急尾根から、浅間山 1019
急尾根から、大キギと小キギ
前東岳直下から、南東面の岩壁 1048
前東岳直下から、振り返る 1048
前東岳直下から、小キギ(ローソク岩)
前東岳直下から、辺見尾根方面 1050
前東岳直下から、大キギ・小キギ・二子山 1053
前東岳直下から、二子山 1053
剣ヶ峰から、赤岩尾根、左奥は御座山か
剣ヶ峰から、奥秩父方面
休憩所跡から剣ヶ峰
両社のピークにある御岳神社本社
両社のピークにある両神神社本社と鳥居
両神神社本社鳥居前の狼狛犬、牙が凄い
七滝沢の養老滝であろうか
同上
七滝沢右岸の杣道から天理岳方面
さらに下って、右が天理岳か
天理岳と天理尾根
七滝沢七滝ゴルジュ入口の白滝
小尾根のベンチから振り返る
下山道の黄葉
下山道の紅葉
下山道の紅葉
長尾沢付近から天理岳方面であろうか
日向大谷の集落の畑まで来て、西沢左岸踏跡入口に気付く

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