高妻山・乙妻山(戸隠)

date 1999/7/26 快晴
コース 戸隠牧場P〜一不動〜高妻山〜乙妻山(往復)
実働 8h35m
メンバー すうじい(単独)
概要 戸隠牧場から炎天下のロングピストン。高妻〜乙妻間は踏跡程度。
行程 戸隠牧場4:55→6:10一杯水6:20→一不動避難小屋6:35→7:35五地蔵7:45→9:20高妻山9:35→10:25乙妻山10:40→11:30高妻山11:40→12:55五地蔵13:00→13:30一不動避難小屋13:35→一杯水13:45→14:40戸隠牧場
略記録 【7月26日】 快晴
 戸隠牧場駐車場に車を停め、出発する。牧場を突っ切る平坦な道は、やがて急になり、沢登り同然のコースとなる。核心部の不動滝の下では、滑滝の右壁を鎖頼りによじ登る。不動滝は右岸のスラブのバンドを、真新しい鎖頼りに、落口へと右上する。高度感あり。これを越えると、水量が減る。

 一杯水の水場で、これからの長い稜線歩きに備え、水筒を満たす。一不動避難小屋で稜線に出て、右手へ向かい、高妻山への縦走を開始する。一時間で、五地蔵着。南東側の展望良好である。六地蔵の手前で、猿を見かける。炎天下の八丁ダルミの鞍部では、殆ど木陰らしきものが無い。ここからが、高妻山の急登だ。笹の中の登山道が、樹林帯に入ると、更に傾斜が増す。急登が終わると、十阿弥陀のピークだ。

 高妻山着。さすがに、展望の良い山頂である。岩の上に立ち、白馬や剱・立山をデジカメに収める。少し休憩したら、乙妻山へ向かうことにする。

 北へ向かう縦走路は、途端に藪っぽくなる。踏跡程度の、急降下するルートは、両手をフルに使わないと、捗らない。ブッシュ混じりの岩稜から、笹藪漕ぎに変わり、乙妻山手前の最低鞍部に至ると、舟窪状地形が現れ、小さな湿原もある。チングルマやアオノツガザクラが咲いている。ここを過ぎ、更に藪っぽい登りをクリアすると、やっと乙妻山山頂に出る。

 乙妻山から先は、踏跡皆無のようだ。ここまで来ると、一昨日の雨飾山が近い。金山・焼山・火打・妙高の頸城の山々も、すぐそこである。往路を引き返す。高妻山の急降下の途中、再び猿を見る。五地蔵を経て一不動避難小屋着。ここから左へと下降する。一杯水の水場で、冷たい水をひとくち飲む。不動滝右岸スラブのバンドトラバースの鎖場は高度感がある。沢沿いの下りは、涼しくて良い。

 戸隠牧場駐車場へ戻ってみると、うまく木陰になっていて、車はさほど熱くなかった。

アルバム

戸隠牧場から戸隠山方面を望む
一不動付近から、富士山遠望
一不動付近から高妻山
ウスユキソウ
縦走路から飯縄山
縦走路から、中央奥に八ヶ岳、左に富士山
五地蔵と高妻山
縦走路から焼山・火打・妙高
高妻山から乙妻山、奥に雨飾山・金山・焼山
高妻山から、焼山・火打・妙高
高妻山から、東山・中西山の奥に、後立山・白馬の山々と立山・剱
高妻山から、西岳、奥に槍・穂高
高妻山から、五地蔵山と飯縄山、中央奥は浅間山か
高妻山から、手前の五地蔵の右側、中央奥、八ヶ岳の左に富士山
乙妻山手前最低鞍部の舟窪状地形、奥は金山か
乙妻山から高妻山
乙妻山から後立山・白馬
乙妻山から、黒姫山越しに、金山・焼山・火打山
乙妻山から、雨飾山・金山
乙妻山から、飯縄山越しに上信国境と浅間山
乙妻山手前最低鞍部の舟窪状草地で、アオノツガザクラ
チシマギキョウ
チシマギキョウ
不動滝右岸の岩壁トラバース

MR382_ 雨飾山'99-07

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