会津駒ヶ岳・中門岳(駒-朝日)

date 1997/4/26 快晴
コース 駒ヶ岳登山口〜1350M肩〜会津駒ヶ岳〜中門岳(往復)
実働 7h44m
メンバー すうじい、I君
概要 檜枝岐民宿泊、快晴の春スキー、駒から中門岳も往復。
行程 →:ツボ足、:シール、**:アイゼン、:スキー、=:乗物
【4月26日】 快晴
駒ヶ岳登山口6:20→7:15 1350M肩7:40→8:35 1600M 9:0010:20 1980M 10:3511:15駒ヶ岳12:10中門岳12:5013:35駒ヶ岳14:0011:35 1600M 14:401510 1350M肩15:2315:27 1280M 1540→16:00駒ヶ岳登山口
略記録  昨年に続き、今年も会津駒にチャレンジする。昨年は朝が遅すぎて。駒ノ小屋のピークに着いたのが、15:30であった。今年は、滝沢橋のすぐ脇の、民宿に宿を取り、やる気満々だ。

【4月26日】 快晴
 朝出発時、前日に頼んでおいた、朝食と昼食分のおにぎりが用意されている。車に乗り込み、林道を行けるところまで行くことにしよう。登山口の、例の木製階段まで、車で難なく至る。

 身支度し、スキー板をザックに固定する。荷を背負えば、ズッシリと肩に来る。シートラーゲンは、いつもながら、しんどいものだ。

 階段から、苦しい登りが始まる。登山道には、全く雪が無く、少々不安になって来る。やはり、燧にすべきだったが、と後悔し始めた頃、雪が現れる。雪の斜面を急登すれば、1350M肩に至り、休憩して朝食の弁当を食べる。

 まだ7時過ぎだが、快晴の陽射しがキツイ。少し行くと、アンテナがある。この先まだ急登があるので、ツボ足で行く。所々、ブッシュがうるさい。登山者は結構多いが、昨年と比べスキーヤーは少ない。

 ブナ林から針葉樹林帯に変わる、1600M付近で、2回目の大休止とする。ここは、無雪期には水場がある辺りだ。

 ここからシールに換え、春スキー独特の針葉樹林ペタペタ歩きが始まる。1650M付近からは、北側は針葉樹林、南側は明るいブナ林となる。何パーティもの人々に、少しずつ抜かれるが、結構良いペースで登り、駒の大斜面が間近に迫り、やがて1980Mのコルに至る。

 小休止後、ゆっくりゆっくり、無立木の大斜面を進み、既に大方姿を現した、駒ノ小屋を横目に見て、山頂を目指す。利根源流の山々や、越後三山、会越国境の山々も顔を見せる。

 11:15、やっと会津駒ヶ岳山頂に到着だ。かなり賑やかな山頂である。昼食のおにぎりを食べて、大休止とする。駒山頂からの大展望を撮影しておこう。

 山頂に、ザックをデポして、中門岳往復を試みる。シールを外して、滑り始める。中門岳山頂に立てば、ここには、トレース皆無である。帰りは、律儀にシールを貼ったり、外したりを繰り返しながら、駒山頂に戻る。

 14時丁度、駒山頂を辞して、大滑降開始。1980Mコルまでは、無立木の大斜面を、快適に下る。まさに、あっという間だ。ここから北面の針葉樹の薄い所を抜けて、1900M付近からは、陽の当たる南面寄りを滑降する。

 昨年は、あまりの快適さに、・1748方面へ下りかけ、トラバースしたことを思い出しつつ、ルート選択には留意する。下りはホントに速く、登りでシールを着けた1600Mまで、山頂から僅か30分ほどだ。

 小休止の後、1450-1400Mの急斜面では、ブッシュが出ている南面を避けるため、さらに急な東面をトラバースするが、少し難儀する。ここをクリアすると、すぐに1350M肩の広場に至る。

 ここから東へ、最後の雪壁を下ると、夏道が出る。そのまま東へ谷沿いを滑降して行く人がいた。1280M付近で板を外し、夏道をじっと我慢の子で下る。最後の階段を慎重に下り、16時丁度、車に辿り着く。

 先程東の谷を下った人々が、既に到着していた。どうやら、林道の延長に出るらしい。重荷を下ろして、スキー靴を脱げば、極楽。車で民宿に戻り、早速温泉に浸かるとしよう。

スキールート図

アルバム

1350M肩付近は、ブッシュが出ている
1600M付近までは、ツボ足で登る
燧が見えて来た
奥白根山方面
1980Mコル付近
燧と至仏
燧ヶ岳
至仏山
奥白根山
平ヶ岳
駒ヶ岳山頂直下を登るパーティ
山頂直下から大戸沢岳方面
駒山頂から大杉岳・燧・至仏
駒山頂から、中門岳方面
駒山頂から、三岩岳・坪入山
駒山頂から、▲1988.0P・高幽山方面
駒山頂から、中門岳方面
中門岳へ向かう
高幽山・梵天岳・丸山岳方面
未丈?浅草岳?
三岩岳?
大戸沢岳方面
燧ヶ岳と至仏山
大戸沢岳方面
山頂から、駒ノ小屋ピーク・大杉岳越しに、燧ヶ岳
下ノ沢源頭部と下りの尾根を俯瞰
下りの尾根から、富士見林道の尾根を望む
富士見林道の尾根越しに、燧ヶ岳

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