鼻曲山(南上信)

date 1995/12/9 曇時々雪
コース 霧積温泉〜十六曲峠〜鼻曲山(往復)
実働 4h15m
メンバー すうじい、他1名
概要 霧積温泉から十六曲峠経由、雪道を長靴で往復。
行程 霧積温泉きりづみ館9:55→林道10:15→十六曲峠10:50→鼻曲峠12:20→12:40鼻曲山13:10→鼻曲峠13:20→十六曲峠14:10→14:40きりづみ館
記録 【12月9日】 曇時々雪
 松井田ICで降りて、碓井バイパスを見送り、R18の旧道から霧積温泉に向かう。霧積川上流ダムの辺りから、路面の雪が厳しくなり、チェーンを装着する。きりづみ館前の駐車場に車を停めると、宿前の雪面で子供たちがはしゃいでいる。

 身支度して登り始めよう。霧積川を渡り、ホイホイ坂の雪面に着いた犬の足跡を追って登れば、やがて金湯館近くの林道に出る。少し林道を左に進み、再び登山道に入る。5cm程積もった雪には、トレースは全く無い。長靴なので、雪は全く気にならない。

 十六曲峠までの登りは、ザレ土や落葉の上に雪が積もり、やや歩き難いこともあって、結構汗をかかされる。右手へ向かう剣の峰への道を見送り、鼻曲峠への道に入る。稜線の北側は急斜面で、雪道の急な所は緊張する。

 霧積のぞきは、南北両面とも急なガレ斜面となっていて、風が冷たい。風花が舞っている中、行動食を口に入れ、小休止する。

 ここから鼻曲峠までが長い。でも、時折望まれる浅間隠山や、囀る小鳥たちの姿が、慰めてくれる。丈の低い笹の葉に雪が薄く積もり、とても綺麗だ。例の、葉の裏がソフトな産毛状の笹である。

 南面のトラバース道では、雪は少なく風も無い。鼻曲峠直下の急登では、雪のリッジやルンゼ状の要注意箇所があるが、問題なく通過できる。峠から次の小ピークの西面を巻き気味に越え、最後の急登を終えると、見覚えのあるザレの登りで、大天狗山頂に立つ。

 赤い実の沢山生っている木の枝に、ムクドリ大の小鳥の群れが賑やかだ。西側の浅間山は、その姿を全く見せない。浅間隠山、榛名、角落、剣の峰が、何とか見えている。南面のザレの所で、腰を下ろして休憩しよう。

 この時、小天狗の方から3人パーティが現れた。彼らは寒いためか、さっさと戻って行った。水を汲んでこなかったので、ミカンで渇きを癒し、チョコとスモークチーズを口に入れる。寒いし、展望も良くならないので、早々に下山しよう。

 鼻曲峠からの下りの難所で、キャーキャー騒ぐへっぴり腰のオバチャンを交えた中高年5人パーティとすれ違う。登りであの騒ぎだと、下りでは時間が掛かるだろうなと、他人事ながら心配する。

 ここを過ぎれば、あとは楽チンだ。北面で一箇所、雪を被った桟道の下りがあるが、問題なく通過する。十六曲峠からは、さらに容易だ。林道を過ぎ、ホイホイ坂を下って、霧積川を渡る。ひょっとして岩魚がいるかも、と橋の上から小釜を見ていたら、ゆらり動く魚影に気付く。

概念図

アルバム

MR337 物見山'95-12

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