神楽峰・雁ヶ峰スキー(上信越)

MR161 神楽峰・雁ヶ峰スキー(上信越)

date 1983/3/18-19 
コース みつまたスキー場〜かぐらスキー場〜神楽峰〜霧ノ塔南峰〜高石尾根〜雁ヶ峰〜みつまたスキー場
実働 第一日:2h05m、第二日:7h15m、計:9h20m。
メンバー Ad君、Yk君、Ym君、Ko君(以上WVOB)、すうじい
概要 ワンゲル若手OBの卒業記念山行に便乗。風雪の和田小屋横幕営、快晴の春スキー。
行程 →:ツボ足、:シール、**:アイゼン、:スキー
【3月18日】 風雪
越後湯沢13:10=13:30みつまたスキー場入口13:45=第2リフト終点(向山)14:3014:40第4リフト下14:5515:40かぐら第1ゲレンデ15:5517:05和田小屋(幕営)

【3月19日】 快晴
和田小屋7:10下ノ芝8:108:25休8:4010:05神楽峰10:3011:10 1921手前コル11:4012:35霧ノ塔南峰13:0013:50雁ヶ峰手前コル14:05雁ヶ峰14:2515:20みつまた第4リフト上15:25=(リフト)=16:30みつまたスキー場入口18:11=18:35越後湯沢19:26=19:47六日町=(Taxi)=清水WV山小屋(泊)
記録  ワンゲル若手OBの卒業記念山行として、Ad君が企画した会越浅草岳スキー行は、連日の降雪により、急遽、上信越神楽峰スキー行へと変更になった。浅草・守門に行けなかったのは残念だが、楽しいスキーツアーが体験できた。また、その後巻機へ転戦し、枝沢から米子沢滑降のおまけも付いた。

【3月18日】 風雪
 みつまたスキー場では、降雪のため第4リフトが動かず、シールで登る。もちろん、かぐらスキー場のリフトも全て停止している。ビュービューの風雪に、サンタクロース化しつつ、和田小屋目指して登る。和田小屋の南側の疎林の中に設営し、雪だらけになってテントの中へ。

【3月19日】 快晴
 第3リフト沿いに登って行くと、クラストした急登になる。これを越えると、緩いラッセル歩きになって、リフト終点下ノ芝だ。強風帯を抜けて、、樹林の中でタルミ。青空が、どんどん広がってゆく。上ノ芝の大斜面を登高する頃には、濃い青空がひろがり、神楽峰の雪庇が大きく見える。

 神楽峰の三角点ピークまで行き、苗場山北壁や、鳥甲山東壁、上信越国境の山々を眺めてタルむ。シールのまま戻って、1984Pを経て、霧ノ塔南峰へと向かう。1984Pからの下りで、小雪庇状の上に乗ったYk君が、ミニ雪崩を起こして落っこちる。

 1921Pの登りは二重山稜になっていて、西側の尾根上を登るが、Ko君が小雪庇から落ちる。ここは、東側の尾根を登るのが正解のようだ。霧ノ塔南峰の登りは急だが、苦しい斜登高で切り抜ける。振り返れば、神楽峰付近に、数人のパーティが見える。

 霧ヶ峰南峰山頂でシールを外し、お待ちかねの大滑降だ。山頂直下の大斜面を、思い思いのシュプールを描いて下り、・1826の北西側に広がる黒岩ノ平?の大雪原を突っ切って、細い高石尾根に乗る。1680Pの西側をトラバースしてコルに出る。Yk君とKo君は、速攻ハの字登行で行くが、我々はシールを着けて雁ヶ峰に至る。

 雁ヶ峰でシールを外し、みつまたスキー場目指しての滑降開始だが、ようやく姿をあらわし始めた上越国境稜線の山々に、しばし目を奪われる。やがて落葉樹林帯に入り、かぐらスキー場のゲレンデが、右手近くに見えるようになる。

 雪は重たい腐れ雪、急傾斜の大斜面となる。主として斜滑降で下る。Koのジルベのワイヤーが切れて応急修理、自然児Adはウサギを追う。下部は緩斜面となり、みつまた第4リフト終点に出る。第4ゲレンデの緩斜面を滑走し、第3リフトに乗って、向山から第2ゲレンデを丁寧に下る。

 下山コースに入ると、狭い急なコースに、技術の伴わない人々が溜まって、危険この上ない。最後の直滑降をなんとかクリアして川原を横切り、清津川を渡ってスキーを外す。バスが満員で、1本遅くなる。清水の山小屋へと向かう。 

MR162_ 1487独標尾根・米子頭山・米子沢滑降(巻機)'83-03

の表紙へ
本館トップページへ