王ヶ頭〜和田峠スキー縦走(中信美ヶ原)

MR120 王ヶ頭〜和田峠スキー縦走(中信美ヶ原)

date 1982/2/6-7 
コース 三城牧場〜王ヶ頭〜茶臼山〜ハイランドロッジ〜茶臼山〜扉峠〜和田峠スキー場
実働 第一日:4h55m、第二日:5h30m、計:10h25m
メンバー すうじい、エビ、カニ
概要 天気は良好だが、風が冷たい、初心者多く、行程捗らず。
行程 →:ツボ足、:シール、**:アイゼン、:スキー
【2月6日】 晴
松本8:20=9:30三城9:5011:15 1720小屋 11:25→12:50王ヶ頭13:2014:55休15:10茶臼山15:3015:40ハイランドロッジ(泊)

【2月7日】 快晴
ハイランドロッジ6:156:25茶臼山6:357:15(エビのシール捜し)7:458:10ビーナスライン8:309:35扉峠先9:5511:30三峰山肩11:4512:20和田峠スキー場(ピステで練習)14:30=15:10下諏訪
記録 【2月6日】 晴
 金曜夜の新宿駅、2355には、八ヶ岳へ行く、ゆ先輩達四人パーティと同乗。松本まで乗るのは、ホントに久しぶりだ。松本に着く朝八時まで、時間が随分あるので、タップリと寝る。三城行のバスは、朝夕一本ずつで、8:20発は2355にピッタリと接続している。三城牧場からは、王ヶ頭のアンテナ鉄塔が、すぐ間近に見えるのだが・・・。

 バス停から少し戻って、学校のそばから、雪道を登り始める。すぐにシール登高に切り換える。1710の堰堤横からは、傾斜が急で、新雪下に岩々があり、苦労する。1730のロッジ前で小休し、ここからシートラーゲン。散々苦労して、寒風吹き荒ぶ王ヶ頭の、立派な建物の陰に入る。

 建物には人がいた。ジュースもどきを各自一本ずつ飲んで、大休止。シールでビーナスライン沿いに進み、途中から離れて、茶臼山へ向かう。幸い、視界が良好なので楽勝だが、ガスや吹雪だと苦労しそうな地形だ。身を切るような寒風のことを忘れるならば、快適な高原漫歩である。

 1957Pの南面は、岩々が出ているので、スキーを外す。エビもカニもシール登高に慣れぬせいか、かなり果てているようだ。茶臼山頂から西に、ハイランドロッジの建物が見えた。時刻が遅いこともあって、この建物付近で夜を過ごすことにする。西へ10分ほど下ってみると、ロッジは閉鎖されていたが、近くの作業小屋の方が開いていたので、これを利用する。

【2月7日】 快晴
 小屋を後にして、茶臼山頂まで、シールで登り返す。山頂でシールを外し、滑降開始。南へ続く痩せ尾根の東面を、トラバース気味に下るが、樹林が密になって苦労する。途中、エビがシールを紛失し、30分程捜すも、見付からない。尾根通しを断念し、東面の薄い樹林を抜けて、ビーナスラインへエスケープする。

 あとは、ビーナスラインの雪の上を、ひたすらペタペタ歩く。三峰山の肩付近から、シールを外して、和田峠スキー場まで滑降する。ここで縦走を打ち切り、バス待ちの間、ピステで少し登降したのち、下諏訪に出る。消耗感の残る山行であった。

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