丸舞口から太平山・不帰大滝見物(太平山)

date 2011/9/25 晴
コース 丸舞林道南又沢〜炭坑跡〜トラボ長根〜太平山〜トラボ長根〜炭坑跡〜不帰大滝〜炭坑跡〜丸舞林道南又沢
実働 登り:3h30m、下り:2h48m、大滝往復:24m、計:6h42m。
概要 丸舞口から往復、下りで不帰大滝見物。
メンバー すうじい(単独)
行程 →:山道・踏跡、:溯行・下降、\\:藪漕ぎ・草付、=:車

【9月25日】 晴
秋田5:50=6:30丸舞林道南又沢7:00→8:08炭坑跡8:13→下降点9:15→9:40トラボ長根9:45→三十三滝沢源頭10:10→10:40太平山11:05→三十三滝沢源頭11:23→トラボ長根11:39→11:55下降点12:10→炭坑跡12:48→\\13:02不帰大滝下13:40\\→炭坑跡13:50→14:20長滝14:35→14:55丸舞林道南又沢15:05=15:27ユフォーレ(入浴)16:05=17:00秋田
使用装備 軽登山靴、μ-725SW、E-P2、ED14-150mmF4-5.6、三脚、GPS
不用装備 ED9-18mmF4-5.6
記録 【9月25日】 晴
 ユフォーレ入口手前で左折し、丸舞林道に入る。すぐにダートとなり、雨後の泥濘などに注意しつつ、慎重に走行する。やがて、「南又沢」と「←丸舞登山口」の看板が並ぶ広場があり、左手へ下る林道が分岐する。この分岐の広場に、駐車する。

 左へ下る林道を進むと、すぐに登山口で、車が数台停めてあった。どうやら、キノコ取りらしい。丸舞登山口から踏跡状の登山道を下って行くと、南又沢に架かる一番橋を渡る。橋の上に、水が溜まっている。南又沢右岸から、北ノ又沢左岸沿いに進む。魚止滝や中ノ滝などがあるが、木枝で良く見えない。

 やがて、二番橋を渡り、北ノ又沢の右岸沿いを進んで行く。二番橋から10分ほどで、三番橋を渡る。三番橋で北ノ又沢左岸に渡って間もなく、左岸枝沢に懸かる長滝下に出る。長滝の懸かる枝沢は、長滝下の飛び石ならぬコンクリート製ブロックで渡る。

 さらに北ノ又沢左岸沿いを進み、四番橋で右岸へと渡る。この橋の右岸側にある鉄パイプの手摺は、グラついているので、アテに出来ない。五番橋手前の右岸道は、路肩が不安定なので、要注意だ。五番橋で左岸に渡って間もなく、加護滝沢と鬼子沢の出合となり、鬼子沢に架かる六番橋に至る。

 六番橋袂から、鬼子沢垢離取り滝が望まれる。この辺りを、垢離取り場と呼ぶらしい。橋を渡ると、鬼子沢右岸から左に折れて、篭(加護)滝沢左岸へと進む。次第に沢から離れ、高度を上げて登って行く。やがて炭坑跡の標柱が現れ、その先で不帰大滝分岐となる。大滝は、帰りに見に行くことにして、ここで最初の休憩を入れよう。

 炭坑跡から一段登ると、大木に取り付けられた道標に、「風穴」の文字がある。周りを見回すと、大岩の近くに「風穴↑」の看板があった。どこがどう「風穴」なのか、今一つ判然としなかったが、深入りせず先を急ごう。

 風穴からさらに登って行くと、キノコ採りと思しき、ヘルメットをかぶった単独男性に遭う。小尾根を登るようになるも、再びトラバース気味の登りとなり、なかなか尾根に乗らない。トラバースは、結構足元の悪い箇所も多い。飽き飽きする頃、やっと尾根に乗る。炭坑跡からは、1時間ほどの登りであった。

 尾根に乗ったら、今度はほぼ尾根沿いに登って行く。時にジグザグも交え、ダラダラ登って行くと、30分弱で「トラボ尾根」と書かれた標柱が立つ場所に出る。ここで、二度目の休憩を入れる。さらに尾根を登って行くと、尾根が吸収される辺りから左手へ、トラバース気味に登るようになる。

 三十三滝沢右俣源頭の籔っぽい複雑地形を経て、さらに左へ中間尾根を越えると、水流のある小沢に出る。ここは左俣源頭であり、「不帰沢」の標柱が立っている。少し水流沿いに登り、やがて右岸側の草付を登るようになり、続いて尾根状の急登が始まる。

 灌木帯の急登から、右手の草付に出ると、頂上の人声が聞こえて来る。振り返ると、登って来た複雑な尾根が、足元に見下ろせる。草付登りから、古びた鳥居をくぐれば、三吉神社奥宮が、もう目の前だ。山頂には、三角点と立派な奥宮、そしてしっかりした山小屋がある。

 山頂からは、西北西に男鹿半島、北の白神山地越しに岩木山、北東に昨日登った森吉山、東に岩手山・秋田駒などが見渡せる。山小屋横から北へ続く縦走路には、メインコースらしく、登ってくる人々の姿が見えた。

 さて、そろそろ下山を開始しよう。登って来た草付を下り、さらに灌木帯を急降下して振り返ると、山小屋の一部が見えた。三十三滝沢源頭の複雑地形を経て、尾根に乗る。トラボ長根を経て、下降点で小休する。下降点からは尾根を離れ、トラバース気味に下り始める。風穴を経て炭坑跡の不帰大滝分岐に至る。

 分岐から、ほぼ水平にトラバースを開始する。一部藪っぽく、荒れている箇所もあるが、迷うほどではない。10分ほどで、不帰大滝下に至る。結構立派な滝である。まだらに陽が当たっているため、ちとコントラストが強過ぎだ。帰りも10分ほどで、分岐に至る。

 炭坑跡からドンドン下って行くと、鬼子沢に架かる六番橋を渡る。左後方には、垢離取り滝が懸かる。北ノ又沢に架かる五番橋を渡って、右岸沿いの道を行く。五番橋下流の右岸道は、スラブ状をトラバース感じで、ちと足場が悪い。荒れたゴーロから、コンクリート階段を登り、四番橋を渡る。左岸枝沢の長滝で、三脚を立てる。あとは一気に、登山口へと戻った。

 ダートの丸舞林道を戻り、ユフォーレに寄って入浴する。丁度良い時間に秋田へと戻り、新幹線に乗車する。

GPS軌跡

アルバム

丸舞林道南又沢
丸舞登山口
南又沢一番橋
北ノ又沢二番橋
北ノ又沢三番橋
左岸枝沢長滝
左岸枝沢長滝
北ノ又沢
北ノ又沢四番橋
北ノ又沢五番橋
鬼子沢の六番橋
鬼子沢垢離取り滝
炭鉱跡の大滝分岐
風穴の標識
風穴
尾根に乗る
トラボ長根
三十三滝沢源頭
頂上直下から振返る
鳥居と三吉神社奥宮
大平山山頂より森吉山
大平山山頂より岩木山
大平山山頂より男鹿半島
大平山山頂より岩手山
大平山山頂より秋田駒ヶ岳方面
旭岳方面
三吉神社奥宮
奥宮と山小屋
丸舞口へ下山開始
山小屋を振り返る
炭坑跡の大滝分岐
不帰大滝
不帰大滝
不帰大滝
不帰大滝
鬼子沢垢離取り滝
北ノ又沢五番橋
五番橋下流右岸道
北ノ又沢四番橋
北ノ又沢左岸長滝

MR675_ 森吉山(森吉)'11-09

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