梓川一ノ俣谷偵察(北ア)

date 2009/7/20-21 晴、雨
コース 上高地〜横尾〜一ノ俣橋〜七段滝入口〜一ノ俣橋〜横尾〜涸沢定着
実働 第一日:8h37m、第二日:2h56m、計:11h33m。
概要 水量多い一ノ俣谷を偵察、七段入口滝見物。
メンバー すうじい(単独)
行程 →:山道、:溯行、\\:藪漕ぎ・踏跡不明瞭、=:交通機関。
【7月20日】 晴
新宿23:00=5:40上高地5:50→6:40明神橋6:45→迷う7:50→8:05新村橋8:15→8:55横尾9:20→10:10一ノ俣橋11:10\\徒渉点12:15\\12:43デポ12:5313:07七段滝入口13:45デポ13:55\\引返点14:30\\14:55デポ15:30\\\\16:50一ノ俣橋17:10→17:50横尾(幕営)
【7月21日】 雨
横尾7:20→8:18本谷橋8:33→9:19休9:31→9:58雪渓末端10:05→10:50涸沢(定着)
使用装備 軽登山靴、渓流靴、ヘルメット、E-1、三脚、ED9-18mmF4-5.6、ED18-180mmF3.5-6.3、μ-725SW、8mmx30mザイル、ハーネス、8環、幕営用具、軽アイゼン
不用装備 アイスハンマー
記録  毎年恒例になった涸沢定着。昨年に引き続き、定着前に一ノ俣谷の偵察を行った。

【7月20日】 晴
 今年は、さわやか信州号のグリーンを利用してみた。新宿〜上高地が、片道8,500円で、一列3席で余裕がある。それでも、眠れないのであった。上高地に到着し、ザックに入りきれない渓流靴とヘルメットは、手提げに入れて行く。

 6時前だというのに、河童橋には登山者と観光客がいる。梓川はかなり増水し、流れが速い。左岸の登山道を歩くうち、杖用の適当な棒切れを拾う。明神館前の、穂高奥宮参道を示す標柱のある辺りからは、宮川尾根を越えて、ひょうたん池へと続くルートが、よく判る。明神橋を渡り、右岸の車道を歩く。

 林道沿いの路肩には、車が何台も停めてあり、新村橋の入口を見落として、通行止のパノラマコース入口を過ぎ、河原のブル道へと入り込んでしまった。そのまま進んでも良さそうであったが、水没を嫌って、引き返す。少々タイムロス。

 新村橋を渡り、振り返ると、茶臼ノ頭や前穂東面が聳え立つ。梓川左岸沿いの歩道に合流し、横尾で休憩し、お腹を満たしておこう。槍見河原からは、木枝に邪魔されつつも、槍の穂先が垣間見える。

 一ノ俣橋では、一ノ俣谷の水量に、かなり不安になる。取り敢えず溯行準備して、右岸の藪の中の踏跡を辿る。水量が多いので、徒渉をせず、右岸沿いに進む。左岸に顕著なガレルンゼを見て、さらに進むと、右岸に水流のあるガレ沢が出合う。一ノ俣橋から、1時間ほどの溯行だ。

 その先は、ゴーロで荒れた石滝状になっている。その少し手前で、左岸へと徒渉するが、水量が多いので、かなり緊張する。左岸は草地の段丘状となっており、・1776付近と思われる。

 左岸の段丘状の草地を登ると、谷は緩やかにS字状に曲り、両岸が狭まる。この辺りが、埋まってしまった二段滝と思われる。左岸に踏跡状が現れ、これを辿ると、トラバースの後、カレルンゼの所で、谷沿いに降りる踏跡と、カレルンゼ沿いに登る踏跡とに分かれる。

 ここに一部荷物をデポし、谷沿いを進むと、右岸に水量の少ない白糸状スダレ滝が懸かる。そのすぐ上流に、右岸から連瀑を懸ける顕著な枝沢が出合う。谷は右へと屈曲し、水量の多い10mほどの滝が出現する。これが、一ノ俣谷七段滝入口滝10mと思われる。飛沫を上げ泡立つ様が、もの凄い。直登も小巻きも難しそうなので、撮影後デポ地点へと引き返すことにする。

 左岸沿いに往路を辿り、デポ地点に戻る。今度は、左岸カレルンゼを登って、旧登山道と思しき踏跡を辿ってみよう。15mほど登ると、左へとトラバースする踏跡がある。これを辿って、小尾根を越え、ほぼ水平トラバースして行く。ところが、この踏跡、突然消失する。いろいろ捜してみたが、全くの謎であった。と言うわけで、旧登山道は、あてにはならないことが判った。

 デポ地点へと戻り、荷物を担いで、今度は、二段滝付近で右岸へと徒渉する。ところが、これが敗着で、小滝状の左壁を斜めに懸垂する羽目に陥った。ちと時間を食う。ここをクリアすると、先程の水流のある右岸ガレ沢出合である。あとは難所は無いので、ひたすら右岸沿いを、ヘツり気味に下降する。やがて右岸に乗り、少し藪を漕いで、一ノ俣橋へと辿り着く。

 結局、一ノ俣谷には、良いサイトが見当たらなかったので、横尾まで戻って幕営する。夜中に雨が降り出したが、明日のことは明日考えることにして、とにかく寝ておこう。

【7月21日】 雨
 雨の中、濡れたテントを撤収し、7:20横尾発。濡れたテントは、ザックに入りきれない渓流靴とともに、手提げで運ぶ。これは、疲れる(T_T)。本谷橋までやって来ると、雨は小降りになった。雨具を脱いで、ザックカバーを外し、テントと渓流靴を無理くりザックに括り付ける。

 本谷橋を渡って、振り返ると、かなりの水量だ。これでは横尾谷の溯下降は、ヤバイぞ。最終日の、横尾左俣〜本谷下降は、変更を余儀なくされそうだ。手荷物は無くなったので、かなりバランスが良くなり、歩き易くなった。

 雪渓の末端で、軽アイゼンを装着する。昨日拾った棒切れの杖は、河原歩きと雪渓歩きに、威力を発揮する。雪渓を半分ほど登って振り返ると、屏風岩が望まれる。雪渓は、涸沢ヒュッテの直下まで続いていた。

アルバム

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その1:
上高地〜槍見河原
その2:
一ノ俣橋〜七段滝入口
その3:
七段滝左岸巻道偵察〜横尾
その4:
横尾〜涸沢定着

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