余笹川駒止ノ滝見物(那須)

date 2007/4/28 霧雨時々晴
コース 駐車場〜駒止ノ滝(往復)
実働 下り:53m、登り:1h10m、計:2h03m。
概要 途中から崩壊窪状の涸棚下降、登り返しで落石に遭う。
メンバー すうじい(単独)
行程 →:山道・踏跡、\\:藪漕ぎ・踏跡無し、=:車
【4月28日】 霧雨時々晴
さいたま5:30=7:30道の駅しおばら7:50=9:20駐車場9:40→\\10:33駒止ノ滝11:08\\
12:18駐車場12:26=13:00那須高原14:10=14:40乙女ノ滝15:08=15:38塩原温泉(泊)
使用装備 長靴、E-1、11-22mmF2.8-3.5、14-54mmF2.8-3.5、三脚
ヘルメット、アイスハンマー、9mmx40mザイル2本、8mmx30mザイル、8環、ハーネス
不用装備 アブミ2本
記録  例年、GWは南会津の檜枝岐村へ行くのだが、今年は那須塩原へと行き先を変えた。

【4月28日】 霧雨時々晴
 朝6時前に岩槻ICから東北道に乗れば、渋滞に遭うこともなく、西那須野塩原ICでR400に乗り換える。道の駅しおばらで小休し、那須高原へと向かう。那須湯本温泉を抜け、ボルケーノハイウェイに入って、駐車場へ。

 時折陽が射す霧雨状態の中、登攀具・撮影道具を担いで、崩壊窪状右岸沿いに下降する。途中から、崩壊窪状の中に下ってしまったのは、大失敗だった。ここは、右手の急斜面を忠実に下るべきだったようだ。

 砂防ダム状の下のザレた斜面を、立木伝いに下って行き、崩れ易い所の立木に、8mmx30mザイルを固定して、涸棚状の落口の立木に至る。ここに、9mmx40mザイルを2本固定して、ダブルで懸垂下降する。無事、駒止ノ滝下の川原に降り立つ。雪が少し残っていた。

 霧雨と飛沫とで、レンズに水滴が着いてしまい、スローの写真は撮るのが大変だ。位置を変えて、スローで頑張る。再度位置を変える頃には、いつの間にか晴れてきて、撮影が楽になった。そろそろ、登り返さねばならない。ザイルを揃えて、登り返しに取り付こうとしていたら、落石が始まった。一旦避難する。静まるのを待って、再び取り付く。

 プルージックで確保しつつ、涸棚をよじ登る。涸棚の左壁のブッシュから落口直下の被った辺りに近付いたところで、再び落石に襲われる。被り気味の下にへばり着いて、やり過ごす。生きた心地がしない。静まるのを待って、被った所を落口へとトラバースし、ガバを利用して乗越す。

 崩れやすい所に固定した、最初の8mmx30mザイルは、落石の直撃を受け、末端の方がボロボロで使用不能になっている。急ぎザイルを回収して、崩れ易い所を登り、崩壊窪状を脱出する。緊張のあまり、喉がカラカラだ。

 崩壊窪状の右岸側に、薄い踏跡があるので、これを忠実に辿れば、安全に川床まで下れるのかも知れない。疲れ果てて、駐車場に戻る。

 那須高原で昼食を摂った後、今度は沢名川の乙女ノ滝を見物に行こう。駐車場に車を停め、小雨の中、滝壺まで降りてみる。これは、スローで撮る滝であった。その後、今宵の宿である塩原温泉に向かう。

アルバム

正面から駒止ノ滝
やや左手から
やや右手から
涸棚落口付近から
駒止ノ滝を俯瞰
沢名川乙女ノ滝

MR585_ 鹿股川の滝巡り(塩原)'07-04

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