大洞市ノ沢(奥秩父)

date 2005/11/13 晴のち曇
コース 大洞ダム下降点〜大洞ダム〜市ノ沢〜1300M付近(往復)
実働 登り:5h05m、下り:2h55m、計:8h00m。
概要 紅葉の散った市ノ沢溯下降、正午を過ぎ、1300Mで引き返す。
メンバー すうじい(単独)
行程 →:山道・踏跡、:溯行、\\:藪漕ぎ・不明瞭な踏跡、=:車
【11月13日】 晴のち曇
さいたま3:30=6:20大洞ダム下降点7:00→\\市ノ沢入渓点7:37岩穴沢9:2510:05舟小屋窪10:15
芝沢11:1312:15 1300M引返点12:3012:40 6m斜瀑12:5013:00 1210M右岸7m滝13:15
13:40芝沢13:5014:10 5x8mY字滝14:2014:30 5mトヨ噴水滝14:4014:45 2段7m滑滝14:55
15:05岩穴沢15:15堰堤16:24→大洞ダム16:30→16:40大洞ダム下降点16:50=20:55さいたま
使用装備 渓流シューズ「水無」、ヘルメット、ステッキ、E-1、11-22mmF2.8-3.5、三脚、LX1
不用装備 アイスハンマー、8mmx30mザイル
記録  5ヶ月ぶりの荒川源流だ。当初、市ノ沢から和名倉山に登り、仁田小屋尾根を下降する計画だったが、体力不足と時間不足で、1300M付近での退却となった。

【11月13日】 晴のち曇
 大洞林道の鮫沢橋から先の超悪路を騙し騙し通過し、林道脇に車を停め、荷物運搬用のモノレールに沿って、大洞ダムへと下降する。大洞ダムの上を渡り、市ノ沢へ入る踏跡を辿る。しかし、途中から、巡視路の明瞭な踏跡を登ってしまい、適当な薄い踏跡モドキを辿って、樹林帯を強引にトラバースして沢に降りる。

 これで、少々体力を浪費したためか、或いは寝不足のためか、はたまた風邪気味のせいか、ゴーロ歩きのバランスが悪く、思うように行程が捗らない。右壁にロープの下がる、釜を持つ6mトヨナメ滝では、三脚を出したい誘惑を断ち切り、デジカメで撮影後、ロープ頼りに、滑り易い右壁を登る。

 比較的平凡な流れが続くが、踏跡が利用でき、時折、炭焼窯跡がみられる。右岸に大ガレのある辺りに、釜を持つ2段4mがあり、上段は3条滝だ。ここで、我慢出来ず、三脚を立てる。930Mで、左岸から岩穴沢が出合うが、対岸の右岸枝沢8m出合滝スダレ状が美しい。水量比は、(1:10:2)と言った所だろうか。

 本流を先に進むと、小滝トヨ状に続き、2段7m滑滝が現れる。4m2条を越えると、大岩の下に隠れて、右岸に舟小屋窪が出合う。水流が二分した滝を越えて行くと、釜を持つ5mトヨ噴水状下に至る。この滝は、左岸の巻道を辿って越える。2段3m2条を過ぎ、5x8mY字滝となる。右岸から巻いて、先へ進む。

 美しい黒滑が始まり、左岸から滑の枝沢が出合うと、沢は左へと曲り、V字谷状になってくる。石滝が連続するようになり、左岸斜面を高巻いて、連瀑帯を越える。3m3条滝を過ぎ、左岸から水量比(5:1)の芝沢が出合う。

 更に30分ほど、平凡な沢を進むと、左岸から伏流気味のガレ枝沢が出合い、間もなく1210M右岸枝沢が出合う。この右岸枝沢は、出合はガレ沢状だが、奥に滝が懸かるのが見える。これも、帰りに撮影することにしよう。

 本流を少し進むと、左岸から枝沢が4x6mトヨ状で出合い、連瀑帯となる。小滝、10x20m段々滝、2段4mの上に、6m斜瀑が懸かる。6m斜瀑は、右岸側のバンドから取り付き、左壁をヘツリ気味に落口へと抜ける。滑床の先で、左岸から枝沢が出合うと、本流には2段7mスダレが懸かる。

 正午を過ぎ、この滝の上には、もう大した滝は無さそうなので、ここを引返点とする。三脚を立てて撮影後、先程の6m斜瀑を慎重に下降し、こちらでも三脚を立てる。1210M右岸枝沢の8m滝は、忘れずに撮影する。主な滝を撮影しながら、沢を下降して行く。

 935Mの岩穴沢出合まで下ると、午後3時過ぎとなる。右岸枝沢の7m出合滝を撮影後、沢の中で暗くなると厄介なので、これで撮影は終了とし、先を急ぐ。出合い近くの堰堤まで至る頃には、かなり薄暗くなってしまう。危ない、危ない。

 左岸の踏跡を辿り、大洞ダムを渡り、登り返しを頑張って、林道の車に戻ったのは、16:40であった。秩父市街のR140、R299が渋滞していて、通過に時間が掛かった。

溯行図

アルバム

滝見亭・南関東の滝」に写真集「大洞市ノ沢'05-11」があります

朝の大洞ダム
右壁にトラロープの下がる
6mトヨナメ滝
2段4m上3条
写真では2条に見える
1300M引返点の2段7mスダレ
6m斜瀑
1210M右岸枝沢の7m滝
5x8mY字滝
5mトヨ噴水滝
2段7m滑滝
岩穴沢対岸の
935M右岸枝沢8m出合滝

表紙
渓流の部屋
の表紙へ
本館