三瓶山(島根県)

date 2003/10/14 曇
コース 国民宿舎登山口〜孫三瓶山〜子三瓶山〜男三瓶山〜女三瓶山〜室の内展望台〜室の内池〜風越〜国民宿舎登山口
実働 4h20m。
メンバー すうじい(単独)
概要 前日は、常清滝、龍頭八重滝見物。国民宿舎から孫・子・男・女・室の内と周回。
行程 →:登山道、=:車
【10月13日】 曇時々雨
休暇村蒜山高原8:40=蒜山IC 8:50=三次IC 10:35=11:20常清滝駐車場11:25→11:35常清滝
12:00→12:05常清滝駐車場12:10=12:55八重滝駐車場13:05→13:10滝尻滝13:20→13:33
紅葉滝13:43→13:45河鹿滝13:55→14:00八汐滝14:50→八重滝駐車場15:05=15:30龍頭ヶ滝入口
15:35→15:37龍頭ヶ滝16:00→龍頭ヶ滝入口16:05=16:40国民宿舎さんべ荘(泊)

【10月14日】 曇
国民宿舎6:35→孫三瓶山7:30→子三瓶山8:00→8:55男三瓶山9:10→9:45女三瓶山9:55
→室の内展望台10:10→室の内池10:25→風越10:50→11:20国民宿舎12:10=三次IC 13:25
記録  上蒜山に登り、大山滝を見物した翌日は、朝から雨模様であった。当初、三瓶山に登る予定であったが、滝見のみに変更し、三瓶山登山は最終日へと変更したのであった。

【10月13日】 曇時々雨
 雨の蒜山高原を後にして、米子道を走るうち、雨が上がる。中国道を西へ走り、三次ICで降りる。R54を経て、作木分かれで左折、トンネルを抜け、先ずは、作木村の常清滝を目指す。常清滝駐車場に車を停め、遊歩道を10分ほど歩くと、見事な滝が現れる。

 思わず、「うわあーっ」という声が出る。何段もの滝だが、遙か上方から落ちてくる様は、見事ととしか言いようがない。滝下に迫り、見上げるように撮影する。少し戻った箇所でも、三脚を立てる。次に右岸の展望台へと階段を登る。滝全体を見るには、こちらの方が良いようだ。遊歩道を引き返す途中で、雨が降り出す。車へ駆け戻る。

 続いて、R54へと戻り、北上する。掛合町に入り、右折して八重滝への林道を辿る。駐車場に車を停め、雨具に身を固め、遊歩道を進む。

 滝尻滝へは、滑りやすい岩をへつって接近するが、撮影にはちょっと暗過ぎたか。ゴルジュ状に狭くなった所を落下しており、味がある。紅葉滝は、橋の上から撮影する。河鹿滝にも寄ってみる。姥滝・姫滝は、面白そうであったが、撮影が難しそうなので、敬遠する。

 八汐滝は、さすがに見事であった。滝壺からは、上段の全貌が窺えないので、左岸を少し登ってみるが、なかなか良い撮影ポイントが無い。足場の悪い所を、苦労して右往左往し、何とか上段が視界に入る場所を探す。龍頭ヶ滝にも訪れたいので、急いで引き返す。

 R54を少し戻り、入間から県道に入り、穴見付近の十字路を右折する。新しい舗装道路を登って行くと、龍頭ヶ滝駐車場がある。その先のトンネル手前から、右に分かれる、狭い県道に入る。龍頭ヶ滝入口付近の路肩に車を停めるが、スペースが殆ど無いので、先程の駐車場に停めるべきだろう。

 階段を駆け下りて、雄滝を目指す。滝壺から撮影する。落差40mで裏見ノ滝になっているが、既にかなり遅い時間になり、薄暗いので、深入りせず雌滝へ向かう。こちらは落差5mほどだ。県道まで、階段を登り返すのが一苦労だ。

 この後、三瓶温泉の国民宿舎さんべ荘へと、車を飛ばすのであった。

【10月14日】 曇
 朝、どんよりしているが、午後から雨の予報なので、速攻で三瓶山に向かう。さんべ荘前のT字路が、登山口になっている。樹林帯の途中で、風越へのトラバース道と分かれ、孫三瓶山へ向かう。山頂近くでは草地となり、1時間弱で、孫三瓶山頂だ。男三瓶山はガスに隠れているが、室の内を囲む山々の概念が掴める。

 風越への急降下に移る。風越は、子三瓶・孫三瓶の鞍部で、笹原の十字路になっており、先程分かれたトラバース道が、室の内へと下っている。そのまま直進して、子三瓶山への登りに取り付く。孫三瓶山から30分ほどで、縦走路から少し外れた、子三瓶山山頂に至る。ギザギザした岩峰を連ねる山が見える。

 男三瓶山へ向けて、斜面を急降下し、なだらかな草地の鞍部に至ると、大型草食動物の糞が、大量に落ちている。まさか象ではあるまいから、馬か牛であろう。こんな所で、放牧しているのであろうか。男三瓶山の取付は、急な崖状を右へトラバースしてから、ルンゼ状を登り始める。開けた小尾根に乗ると、草付状を登って行く。やがて傾斜が緩み、複雑な地形を抜けて、霜枯れした黒いススキの間を通って、男三瓶山山頂に至る。子三瓶山から1時間弱である。

 山頂ではやたら風が冷たいが、ガスが切れ始め、日本海や四囲の山々が姿を見せる。山頂直下の避難小屋は、「危険なので立入禁止」となっている。壊れそうな状態らしいが、さっさと取り壊して建て替えたいものだ。紅葉の美しい縦走路を下り、兜山を経て、女三瓶山へ向かう。途中、3組ほどのカップル登山者と擦れ違う。どうやら、ロープウェイで登ってきた人達のようだ。

 女三瓶山は電波塔などが林立し、興醒めだが、なるべく人工物を見ないようにして、休憩する。室の内展望台のあるコルまで降りると、ロープウェイの観光客がいる。大平山への縦走路を見送り、室の内池へ向けて下り始める。

 室の内へ下って行くと、この辺り二次林ということだが、落ち着いた広葉樹林帯だ。室の内池の畔にも、例の大型草食動物の糞が大量に落ちており、足の踏み場に困るほどだ。本来、貧栄養の室の内池が、富栄養になってしまうじゃないか、と呟きながら、鳥地獄を経て、風越まで登り返す。

 帰りは、トラバース道に入るが、あまり踏まれていないのか、やや歩きにくい。少しウンザリする頃、孫三瓶山からの道と合流し、見覚えのある登山道を下る。風越から30分ほどで、さんべ荘の駐車場へ戻る。途端に、ポツリポツリ雨が降り出した。さんべ荘で、温泉に入って着替える。満足したので、あとは岡山へと戻ることにする。

アルバム

作木川常清滝
作木川常清滝
展望台より作木川常清滝全景
展望台より作木川常清滝下部
展望台より作木川常清滝上部
民谷川八重滝 滝尻滝'
民谷川八重滝' 滝尻滝
民谷川八重滝 紅葉滝'
民谷川八重滝 河鹿滝
民谷川八重滝 河鹿滝
民谷川八重滝 八汐滝
民谷川八重滝 八汐滝下段
民谷川八重滝 八汐滝上段
民谷川八重滝 八汐滝
民谷川八重滝 八汐滝
滝谷川龍頭ヶ滝 雄滝
滝谷川龍頭ヶ滝 雄滝
滝谷川龍頭ヶ滝 雄滝
滝谷川龍頭ヶ滝 雌滝
国民宿舎さんべ荘前のT字路が、登山口になっている
孫三瓶山から子三瓶山を望む
孫三瓶山から男三瓶山
孫三瓶山から風越十字路
子三瓶山から孫三瓶山
子三瓶山から室内池・大平山方面
縦走路から子三瓶山・961Pを望む
子三瓶山・961P
男三瓶山の登りから、子三瓶山と・886Pを振り返る
男三瓶山から子三瓶・孫三瓶
男三瓶山山頂の草原
男三瓶山から島根半島方面
男三瓶山山頂
男三瓶山から室内池を俯瞰する
男三瓶山避難小屋
女三瓶山への縦走路から、子三瓶・孫三瓶
室内池
室内池の説明板
室内池畔から、男三瓶山方面を望む
風越近くで
帰りは、風越からトラバース道を辿る

MR490_ 神庭ノ滝・星山・新庄不動滝(岡山県)'03-10

MR491_ 上蒜山(岡山県)'03-10

MR492_ 加勢蛇川大山滝偵察(伯耆大山)'03-10

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