利根川夜後沢大滝偵察(上州武尊)

date 2003/9/10 晴
コース 夜後沢橋〜6m滝〜大滝高巻き〜大滝上流〜大滝高巻き〜大滝滝壺〜夜後沢橋
実働 45m
概要 夜後沢大滝偵察、右岸沿いの杣道利用。「群馬滝めぐり90選」の写真は誤り。
メンバー すうじい(単独)
行程 →:山道・踏跡、:溯行、\\:藪漕ぎ・不明瞭な踏跡、=:車
【9月10日】 晴
夜後沢橋11:10→11:17 6m滝11:27→右岸枝沢出合・大滝前衛4m滝11:34→大滝上流引返点11:45
\\11:50大滝20m 12:10\\→12:25夜後沢橋
記録  カミさんと、一泊で群馬の滝見に出掛けた。

【9月9日】
 まずは、片品川の吹割ノ滝を見に行く。駐車券500円を購入し、ドライブインに車を停める。この駐車券は、食事やお土産に使えるとのこと。遊歩道を川へ降りると、まず鱒飛ノ滝がある。川沿いに上流へ進むと、吹割ノ滝が現れる。落口の高さを歩くので、滝を見下ろすかたちになり、独特の感覚がある。

 平日のため、人が少なく、滝を落ち着いて楽しめた。もと来た道を戻り、駐車券が金券として使える(ただし、ろくなものは売っていないし、何でも割高であるが)ので、ドライブインでお茶とアイスを購入。

 続いて、切通から奈良に向かう、昔通った泙川右岸の林道に入る。平川不動の駐車場に車を停め、遊歩道を下ると、不動と不動滝がある。下り5分、登り10分。不動滝は、泙川右岸の不動沢に懸かる、落差20-25m程度の滝である。水量は少ない。

 その後、戸倉から津奈木を経て、坤六峠を越え、木ノ根川照葉峡沿いに下る。洞元ノ滝を見て、上牧温泉の宿に向かう。

【9月10日】 晴
 利根川藤原湖左岸に注ぐ武尊川の裏見ノ滝。武尊神社手前の駐車場に車を停め、遊歩道を下降して、展望台から裏見ノ滝を見物する。下り、登りともに10分。滝裏へ続く踏跡は、落石危険のため通行止になっている。落差約60mとのことで、なかなか立派な滝だ。

 今度は、一つ下流側で藤原湖左岸に注ぐ、夜後沢の大滝だ。こちらは、ちょっと大変そうなので、夜後沢橋脇のスペースに車を停め、単独で右岸杣道を辿る。少し藪っぽい踏跡を7分ほど進むと、踏跡が二つに分かれ、最初の6m滝が現れる。これも良い雰囲気の滝だ。

 戻って、もう一つの踏跡を更に7分ほど辿ると、右岸から枝沢が出合い、本流には4m滝が懸かる。踏跡は右岸枝沢沿いに少し登って、本流の滝を高巻き始める。途中で、右下に大滝と思しき滝が見える。踏跡はやがて、大滝上流の平凡な流れに近付く。ここまで実働25分ほど。この上に大滝は無さそうなので、引き返すことにする。

 右岸高巻きを、右岸枝沢付近まで下ったところから、少し踏まれた跡を辿って、大滝へアプローチ。滝壺へ到達できる。前衛4m滝と続く小滝の上のようだ。下からだと、大滝の上段部分の5mトヨ状がよく見えない。途中の大木の根元付近からは、かろうじて全貌が目に入る。

 結構時間を食ってしまったので、慌てて杣道を下る。夜後沢橋近くまで下った所で、猿の群が崖の上で騒いでいた。沼田の酒屋で、群馬と新潟の地酒を購入して帰る。

溯行概念図

アルバム

滝見亭・北関東の滝」に滝写真集
片品川本流吹割ノ滝'03-09
泙川不動沢平川不動滝'03-09
楢俣川木ノ根沢(鼓ノ滝・洞元ノ滝)'03-09
武尊川・夜後沢'03-09」があります

片品川本流の吹割ノ滝
その下流の鱒飛ノ滝
泙川右岸の不動沢に懸かる
平川不動滝
木ノ根沢照葉峡の鼓ノ滝
木ノ根沢洞元ノ滝
遊歩道の展望台から
武尊川裏見ノ滝
夜後沢最初の6m滝
右岸枝沢出合付近
大滝前衛の4m滝
滝壺から見た
大滝下段15m
右岸側から見た
大滝下段15m
大滝はトヨ状の上段5mが続き
2段20mのようだ

渓流の部屋
の表紙へ
本館トップページへ