船形山・蛇ヶ岳(船形)

date 2003/7/13 曇のち晴、稜線ではガス
コース 大滝野営場〜御来光岩〜船形山〜蛇ヶ岳〜大滝野営場
実働 4h25m
メンバー エンタシスさん、すうじい
概要 大滝野営場基点。蛇ヶ岳下りのお花畑で、シラネアオイ・トキソウ・ヒナザクラ・イワカガミ。
行程 →:登山道、=:乗物
【7月13日】 曇りのち晴、稜線ではガス
蔵王温泉6:20=山形蔵王IC 6:30=9:20大滝野営場9:45→10:50御来光岩11:00→
11:05船形山11:45→13:10蛇ヶ岳13:50→瓶石14:40→15:40大滝野営場16:00=
大和IC 16:55=
記録  蔵王の屏風岳・熊野岳を往復した翌日、仙台のエンタシスさんと、船形山へ出掛けた。

【7月13日】 曇りのち晴、稜線ではガス
 蔵王温泉の民宿を出て、西蔵王高原ライン経由で山形蔵王ICへ向かう。山形道から東北道に乗り、大和ICで降りる。R457を走って、色麻町に入り、清水へ向かう途中で道に迷う。道路地図を忘れたのが敗因。少し試行錯誤して、コンビニで道を確認する。

 なんとか、正解ルートに入り、林道を奥に向かう。途中からダートになり、あまり飛ばせない。約束の時間に20分ほど遅れて、大滝野営場に到着。既に10台ほどの車が停めてある。エンタシスさんと合流し、準備する。

 船形山への最短コースを辿る。ブナ林の中の、落ち着いた道だ。時折、ギンリョウソウが咲いている。次第に傾斜が増し、いいペースで登ったので、かなり汗をかく。御来光岩で稜線に出ると、生憎のガスだが、風が心地よい。足元に、ウスユキソウの群落が散在する。

 尾根沿いの道を、ひと登りで船形山山頂に至る。登山者が、大勢休んでいる。立派な避難小屋もある。座り易そうな岩があったので、休憩する。足元には、ウスユキソウ、アオヤギソウの仲間?、セリ科の花など、ちょっとしたお花畑である。

 ガスが時折切れるので、しばらく待ってみたが、完全には晴れなかった。お花を撮影しながら、蛇ヶ岳へ縦走することにする。草地帯から灌木帯を経て、再び草地帯となる。鬼口沢源頭の崖っぷちの道は、ウスユキソウの群落が多く、ガスの中に、白い花が美しい。

 ガスが少し切れて、山頂を振り返る。再度灌木帯に入り、千畳敷で升沢小屋への道を分ける。灌木帯を蛇ヶ岳方面へ進むと、足元にタケシマランの赤い実を見掛けるようになる。割となだらかな地形を進み、大きく迂回して、蛇ヶ岳山頂に至る。

 ここで、昼飯にする。時折、ガスの合間から、後白髪山方面が姿を見せるが、船形山方面は、全く見えない。諦めて荷を担ぎ、出発しようとした時、エンタシスさんが忘れ物の確認のため、山頂を確認する。その時、突然ガスが切れ始め、船形山頂が姿を見せる。慌ててカメラを構える。

 満足して、下降を始める。窪状を下って行くと、池塘が現れる。トキソウ、ツマトリソウ、モウセンゴケなど見られる。更に下って行くと、雪が融けたばかりのお花畑が現れる。シラネアオイ、トキソウ、イワカガミ、ヒナザクラ・・・などなど。モンシロチョウのような蝶が、イワカガミの大群落に舞う。

 このお花畑は、素晴らしかった。カメラが大活躍。満足して下れば、やがて升沢小屋方面から下ってきた道と合流する。森の中の道を下れば、ブナの大木が目に付く。三光ノ宮近くで左に分岐し、瓶石沢を飛び石で渡る。やがて、朝方の登山道に合流し、間もなく駐車場が見えてきた。

 帰りは、エンタシスさんの先導で、山越えのとんでもない林道を走り、県道升沢吉岡線経由で大和ICへ向かう。東北道を蜿蜒ひた走って、さいたまへ帰ったのであった。エンタシスさん、どうもありがとうございました。

アルバム

ギンリョウソウ
せり科の花
オオバイケイソウ
ウスユキソウかな
船形山山頂付近で
船形山山頂を振り返る
蛇ヶ岳山頂
蛇ヶ岳より船形山を望む
ベニサラサドウダンかな
ツマトリソウ
蛇ヶ岳直下の池塘
池塘で撮影するエンタシスさん
シラネアオイ
シラネアオイ
モウセンゴケ
ヒナザクラ
ヒナザクラ
コイワカガミ
コイワカガミ
コケモモ
トキソウ
ギンリョウソウ

MR476_ 屏風岳・熊野岳(蔵王)'03-07

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