滝川豆焼沢(奥秩父)

MR445 滝川豆焼沢(奥秩父)

date 2002/7/21 晴一時曇
コース 出会いの丘〜トオノ滝〜豆焼沢〜突出尾根道〜雁坂小屋〜黒岩尾根道〜出会いの丘
実働 8h35m
概要 R140出会いの丘基点、トオノ滝から溯行、梅雨明けすぐで水量豊富、両門ノ滝大滑の飛沫爽快。
メンバー 鳶八さん、あっきー君、すうじい(彩志会オフミ)
行程 →:山道、:溯行、\\:藪漕ぎ
出会いの丘5:45→6:30トオノ滝6:457:05十字三俣7:107:50 4m滝下7:558:35 12mスダレ
8:509:30大滝下9:4510:35 4段20m下10:5011:15 2段8x15m滑滝11:2011:35両門ノ滝
11:5012:50最後のゴルジュ3段15m下13:0013:10水源の沢13:1513:25登山道13:40→
14:00雁坂小屋14:15→15:20休15:30→16:15滝川分岐16:25→16:55出会いの丘
記録  彩志会のオフミで、豆焼沢に出掛けた。梅雨明けで暑い一日だったが、水量豊富で、爽快な沢登りが楽しめた。特に、両門ノ滝の大滑滝を、飛沫を浴びながら登るのが、とても楽しかった。

 R140では、重そうな荷を積んだ車が、思いっきり低速で登って行く後を、諦めの気持で追う。赤い豆焼橋手前を右折し、出合の丘駐車場に着いたのが5:20。鳶八さんとあっきー君は、既に到着していた。準備をして、6時前には駐車場を出発できた。

 建物の裏の橋を渡り、ヘリポート脇を通って、草むらの中の踏跡を辿る。やや登り気味の杣道を行けば、既に汗が噴き出してくる。ようやく下り着いたトウガク沢は、「よくもここまで」と思わせる程の、直線的なコンクリートで固めた姿をしている。鉄橋を渡り、核シェルターみたいなトンネル入口を見て、右岸を少し下り、適当に藪を漕ぐが、実はもっと下に、立派な階段状の杣道入口があったのだった。

 小尾根を乗越して、下り気味にトラバースして行くと、水量の多い沢が見えてきて、二段滝の下に出る。これが豆焼沢の2段8mトオノ滝である。早速、二人は新兵器渓流シューズ「水無」のソールの張り替えをしている。すうじいも、軽登山靴から渓流足袋へと履き替える。

 最初の撮影をしてから、流れを渉り、右岸の杣道を辿る。細流の枝沢を渡り、左岸からガレの押し出している辺りで、平凡になった沢に降りる。平凡だがイイ感じの沢を進めば、間もなく、左右から枝沢が落ち合う十字三俣に至る。左岸には、瀧谷洞からの流れが、苔むした階段スダレ状の滝を懸けている。右岸には、暗い所に、これまた涼しげな滝が懸かっている。

 2段7m滝は、左岸の草付から大高巻きして、結構時間を食う。4m滝の右を巻き気味に登り、沢が左に曲がると、6m柾小屋滝となる。本来は2条滝なのだが、今回は右の水流が無い。中間カンテを登るが、左の水量が多くて、ヒョングリ状に水が飛んでいる。上部は10m程の滑になっている。落口で、鳶八さんが溜まった土砂を避けて、右手の水流を復活させ、2条滝に戻す。

 小滝、滑滝を幾つか越えて、渓相の良い溯行を続けると、3m滝を前衛として、12mスダレ滝が現れる。気分の良い滝で、鳶八さんもご機嫌だ。この滝の上部は、左に曲がって滑が続き、右上方には左岸の枝沢が傾斜の強い滑滝を懸けている。巻きは、左手の湿ったルンゼ状から越える。

 この上で、釜を持つ2段4m滝、小滝を越えれば、左岸から枝沢が入り、一旦は平凡な川原状となる。3m滝、3x5m滑滝を越えると、右岸から(1:5)の枝沢が入る。2段4m滝の上の7m滝は左から越える。沢が右に曲がり、小滑滝の先に、左手から、3段50m大滝が落下する。

 水量が多いので、大層な迫力だ。下段は階段状スダレ、中段はトヨ状、上段は見えていない。この高巻は、右岸の踏跡を辿って、左へ左へと登る。小尾根上で踏跡は、左側の浅い窪状と、小尾根の右側沿いとに分かれるが、なるべく左側の踏跡を辿る方が楽そうだ。小尾根のコルから凹角状を下降すると、上段と思しき、7mトヨ状の上の、流木の詰まった所に出る。

 この上には、2段7m滝が待っており、左岸を巻くが、取付がやや悪い。巻き終えると、左岸からガレの押し出しがあり、沢は左に曲がる。小滝を越えると、3mスダレ滝の上に6m滝がある。右岸から共に巻き、その上の5m滝も続けて巻く。巻き終わり近くに、重荷だと少しイヤらしい下りがあるが、沢から離れた側に回ると、木の根のホールド豊富な下降ルートがある。

 沢に降りると、また左に曲がり、4段20mを入口とする右曲りのゴルジュが始まる。今回は水量が多く、左岸を高巻いて小尾根に乗る。小尾根からゴルジュ内を見下ろすと、右に曲がった後、小滝・滑滝に続き、7x10m2条滝、4m滝が見える。さらに巻いて、ゴルジュ出口の滑の上に下降する。

 しばらくゴーロを行くと、2段8x15m滑滝で、右岸から滑の枝沢が入る。その後も滑、3条小滝、滑、トヨナメと続く。左岸から枝沢が入り、ゴーロ状を進むと、いよいよ両門ノ滝だ。中央の川原に、流木の根がオブジェとしてデンと居座る。左は、2段30m滑スダレ滝。右は、水量多くて泡立つ大滑滝(60x120m程度か)。水量比は、(1:5)或いは(1:10)くらいか。

 本流の大滑滝を登り始める。どこを登っても、飛沫からは逃れられないが、それがまた嬉しい。大滑滝の中程で、鳶八さんは、ここが良い、そこが良いと、撮影ポイントを頻りに勧めるし、あっきー君は、嬉しそうに、あちらこちらに三脚立てまくりだ。すうじいも、カメラをいろいろ構えるが、レンズもすぐに濡れてしまう。

 大騒ぎで大滑滝を登り切ると、おまけの滑滝5mが続く。その先のゴーロで、右岸から(1:4)の藪っぽい沢が出合うが、奥には立派な二段滝が見える。なおもゴーロを進むと、正面からガレルンゼが入り、沢は左に折れて連瀑帯が始まる。途中から、左岸の泥壁状を登り、巻く。

 小滑滝の所で左岸から(1:10)の枝沢が入り、最後のゴルジュの3段15mとなる。下段の落口のあたりに、二又の黒い流木が詰まっている。左岸を巻いてゴルジュを越える。あとは、ひたすらガレゴーロ登りだ。(1:3)の二俣で、稜線らしきものが見える。更に少し登ると、左から「水源の沢」が、苔むした連瀑を懸けて出合う。

 伏流と化したガレ沢の本谷を、ひたすら詰める。ガレの下から、微かに水音が聞こえる。不安定で苦しい登りだが、藪漕ぎがないのが救いだ。やっとのことで、突出尾根の登山道に出た頃には、汗ビッショリとなっていた。二人は「水無」のソール張り替え、すうじいは軽登山靴に履き替える。

 雁坂小屋目指して、登山道を少し行くと、「水源の沢」を横切る。ここでもまだ、水量は豊かだ。ここが、雁坂小屋の水源となっているのだ。更にトラバースの道を進めば、二人パーティの登山者と擦れ違う。今山行、初めて遭う人間だ。雁坂小屋前のベンチで、しばしくつろぐ。

 あとは、黒岩尾根道の長い長いトラバースと下りで、途中二回休憩を入れ、豆焼橋を渡って、出合の丘に帰り着いたのであった。鳶八さん、あっきー君、お疲れさま。覚悟していた程の渋滞も無く、家に帰り着く。

溯行図

アルバム

滝見亭・南関東の滝」に「滝川豆焼沢'02-07」(画像31枚)があります

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出会いの丘の駐車場から
左岸の杣道を利用する
45分ほどで2段8mトオノ滝に至る
トオノ滝1
トオノ滝2
トオノ滝3
さらに右岸に移った杣道は
左岸ガレ押し出し付近で沢に降りる
平凡な流れを行けば十字三俣である
左岸枝沢は瀧谷洞からの湧水
十字三俣右岸枝沢の滝
とても涼しげだ
渓相の良い沢沿いに溯行する
鳶八さん・あっきー君
2段7m滝は左岸を大高巻き
2段7m滝1
2段7m滝2
4m滝は右を巻き気味に登る
6m柾小屋滝
上部には10m滑が続く
右手にあるはずのもう一条は
落口の土砂のため流れていない
鳶八さんが、土木工事して、2条滝復活
柾小屋滝1
柾小屋滝2
6m柾小屋滝のヒョングリ
気分の良い溯行を続ける二人
12mスダレ滝の下の3m滝
12mスダレ滝
鳶八さんもご機嫌だ
12mスダレ滝1
12mスダレ滝2
釜を持つ2段4m滝
3x5m滑滝
大滝50m下段スダレ状と中段トヨ状
上段トヨ状は下からは見えない
大滝1
大滝2
2段7m滝
左岸を高巻くが
取付がやや悪い
2段7m滝1
2段7m滝2
3mスダレ状とその上の6m滝
右岸から巻道に入り
続く5m滝まで巻く
3mスダレ+6m滝1
3mスダレ+6m滝2
右曲りのゴルジュ入口の
4段20m滝下部
4段20m滝1
4段20m滝2
4段20m滝3
4段20m滝上部
右曲りのゴルジュは水量多く
左岸を高巻くが
その途中の小尾根上から
7x10m2条滝
同じく7x10m2条滝上部と
その上の4m滝
2段8x15m滑滝
両門ノ滝の大滑滝
両門ノ滝本流の大滑滝
右岸の2段30mスダレ状滑滝
大滑滝途中から
大滑滝途中から俯瞰
大滑滝の流れの中で飛沫を浴びる
大滑滝飛沫1
大滑滝の上には
オマケの5m滑滝があった
オマケの5m滑滝1
連瀑帯下部の二人
連瀑帯上部の7m階段状
最後のゴルジュの3段15m下部
左岸を巻く
右岸の水源の沢は水量豊富
まだまだ滝が続いている
登山道がこの沢を横切る所が
雁坂小屋の水源となっている
この沢を見送り
水の涸れた本流を詰めると
10分程で登山道に出た

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