戸渡尾根(奥秩父)

MR386 戸渡尾根(奥秩父)

date 1999/10/22 曇のち雨のち曇
コース 西沢渓谷村営駐車場〜近丸新道〜戸渡尾根2200M付近〜徳チャン新道〜西沢渓谷村営駐車場
実働 5h40m
メンバー すうじい、F君
概要 ヌク沢を溯行予定が、雨模様のため戸渡尾根に転進し、冷雨のため敗退となった。
行程 西沢渓谷村営駐車場8:15→近丸新道入口8:40→9:30ヌク沢徒渉点10:05→
11:15徳チャン新道分岐11:20→戸渡尾根2200M付近12:10→12:45分岐13:20
→徳チャン新道入口14:45→15:10西沢渓谷村営駐車場
記録 【10月22日】 曇のち雨のち曇
 R140雁坂道経由で雁坂トンネルを抜け、集合場所「道の駅みとみ」へと向かう。F君と落ち合って、西沢渓谷入口の村営駐車場へと移動する。身支度して出発。

 暫く車道を進むと、ヌク沢を渡る橋の手前で、右手に林道の分岐があり、近丸新道入口もある。ヌク沢左岸の登山道に入る。一部崩壊しかかった箇所もあり、徒渉点まで50分程かかる。コンロでお茶を沸かし、朝飯にする。ますます雲行きが怪しくなり、沢登りへの熱意は冷める一方である。尾根道を行くことにして、戸渡尾根に取り付く。急登に次ぐ急登で、シャクナゲの多い尾根道となり、やがて徳チャン新道と合流するピークだ。

 小休してガイドマップを見れば、まだ半分だ。先を急ごう。チョット飛ばしすぎたか、F君ややバテで、蜜柑をバリバリ食べられてしまった。さらに登って行き、針葉樹林帯に入ると、2200M付近で、冷たい雨が降り出す。雨具を身に着けるも、手が冷たく冷え切り、気温が一気に低下したことが判る。小屋が無ければ、遭難者が出そうな天候だ。山頂は雪に違いない。このまま、甲武信小屋に逃げ込むことも考えられたが、引き返すことにする。近丸・徳チャン分岐ピーク手前で、霧の中の紅葉風景を撮影しておく。

 分岐からは、尾根伝いに徳チャン新道を下る。近丸新道よりも、よっぽど歩き易い道である。ルンルン下れば、ヌク沢の奥で車道に出る。観光客に道を尋ねられたりしながら、車道を戻って、村営無料駐車場へと至る。

 今夜はこの駐車場に幕営するとして、先ずは風呂と飯だ。一台に二人で乗って、温泉を捜しながら、R140を南下する。三富村から牧丘町に入ると、山のガイドブックに紹介されていた、地元民の利用する「はやぶさ温泉」があり、500円で入浴する。これはめっけもんの湯であった。源泉42℃とぬるめだが、アルカリ泉で疲れが良く取れる。隣の寂しげな食堂で、「ほうとう」を食べたが、たいしたことはなかった。再び村営駐車場に戻り、二台の車の間に、ゴアライトを設営する。羽毛のシュラフもあり、快適に眠る。夜中に何度か、間近で鹿の鳴く声を聴いた。

近丸新道入口にてF君
ガスの戸渡尾根
冷雨に追い返され
紅葉の戸渡尾根を下る
徳チャン新道・近丸新道分岐の
ピークより少し上部の紅葉
分岐付近の紅葉

MR387_ 金峰山(奥秩父)'99-10

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