高岳・中岳(阿蘇)

MR380 高岳・中岳(阿蘇)

date 1999/4/11 曇のち晴
コース 仙酔峡登山口〜仙酔尾根〜高岳〜中岳〜仙酔峡登山口
実働 2h40m
メンバー すうじい(単独)
概要 仙酔尾根から高岳・中岳の周回コース。高岳山頂をあとにする頃、ガスが晴れた。
行程 仙酔峡登山口10:25→仙酔尾根分岐11:45→11:50高岳12:40→13:00中岳13:05
→中岳火口東展望台13:20→火口駅13:30→14:00仙酔峡登山口
記録 【4月11日】 曇のち晴
 朝、久木野村、四季の森の食堂から展望する阿蘇山は、上の方が雲に覆われている。晴れ上がってくれることを願いつつ、高森経由の東回りで車を走らせる。「オウム」で有名な波野村を通過するが、山林と牧草地しか無いようなド田舎である。妙に納得して、仙酔峡ロープウェイ駅へと向かう。天候回復を待つ間、ビジターセンターを見学する。

 多少の小雨は覚悟して、仙酔尾根の山道に取り付く。草木の枯れた岩ゴロゴロの尾根を登るうち、ロープウェイが動き出す。気温がちょうど良いので、行程が捗る。数パーティの登山者を抜き、1時間20分で稜線に至るが、ガスの中で、展望は全く無い。右手の、高岳山頂を目指す。5分程の稜線歩きで、山頂だ。

 ガスが晴れるのを期待して、50分も粘るが、一向に晴れる気配が無い。中岳方面から登ってきた中高年グループも、諦め顔だ。痺れを切らして、中岳方面へと下り始める。肩まで下ったところ、にわかにガスが晴れ、高岳の山頂と火口跡が見えた。中岳火口方面も、烏帽子岳も見えてきた。こうなると、展望と撮影三昧だ。

 火山性のザレに注意しながら、三稜の小ピークである、中岳まで下る。この辺は、全く植物らしき物の存在しない、異様な世界だ。中岳火口東展望台まで来ると、ここからは一般観光客の領域だ。雨で浸食された火口壁と、噴煙を盛んに上げる火口を見て、普段の山登りとは異質な雰囲気を感じる。ロープウェイを横目に見ながら、石ころゴロゴロの登山道を下る。

 駐車場に着くと、簡単に整理して、アゼリア21に向かう。ここの風呂を浴びて、汗を洗い落とす。東回りのルートを取り、久木野村のおふくろ館で、遅い昼食を摂る。阿蘇山を見上げながら、名物のだご汁定食だ。俵山峠の県道を経て、熊本空港へ向かう。時間ギリギリで、レンタカーを返す前に、ガソリンスタンドを捜すのに苦労する。

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