一迫川釣行・世界谷地(栗駒)

MR373 一迫川釣行・世界谷地(栗駒)

date 1998/5/22-24
コース 22日:二階クラ沢出合〜納竿地点〜林道〜二階クラ沢出合=湯ノ倉入口〜湯栄館
23日:湯栄館〜湯ノ倉入口〜川原小屋沢出合〜大滝〜川原小屋沢出合〜湯ノ倉入口
24日:世界谷地駐車場〜第二世界谷地〜第一世界谷地〜世界谷地駐車場
実働 第一日:3h20m、第二日:4h05m、第三日:1h37m、計:9h02m
メンバー すうじい、F君
概要 新緑の栗駒、一迫川、渓流釣と温泉と湿原の旅。シノリガモにも会えた。
行程 →:徒歩、:渓流溯行、=:車
【5月22日】 快晴
仙台=築館=二階クラ沢出合13:20納竿地点16:10→16:20二階クラ沢出合16:30=16:40湯ノ倉入口16:50→17:10湯ノ倉温泉湯栄館
【5月23日】 曇のち晴
湯栄館7:55→8:15湯ノ倉入口8:35川原小屋沢出合8:50湯栄館下10:1010:55大滝下13:35湯栄館下14:2514:50湯ノ倉入口15:00=15:45湯浜温泉入口15:50→16:00湯浜温泉
【5月24日】 曇
湯浜温泉8:30→8:40湯浜温泉入口8:45=10:30世界谷地駐車場10:38→11:25第二世界谷地上田代11:50→第一世界谷地12:10→12:30世界谷地駐車場12:40=12:50駒ノ湯13:30=
記録 【5月22日】 快晴
 仙台駅へと向かう。途中、道を間違えて、悪戦苦闘している時に、F君からの電話が入る。一本早い新幹線で到着予定だ、とのこと。駅でF君を乗せ、東北道を北上する。築館ICで降りて、釣り餌を売っている所を捜すが、築館市街でしか手に入らない。花山湖畔の道の駅「自然薯の里」で蕎麦を食う。

 温湯の番所跡から、一迫川沿いの川原小屋沢林道に入る。湯ノ倉温泉入口の橋のたもとに駐車場があり、数台の車が停めてある。林道は、出合から川原小屋沢沿いに更に上ってゆく。

 二階クラ沢出合付近に車を停め、釣支度をして沢に下る。ここから、林道が左岸から右岸に渡る橋のたもとまで、荒れた感じのゴーロ沢を釣り溯る。F君に続き、終わり近くに、21cmの岩魚一尾ゲット。満足して納竿する。林道に登り、車に戻る。

 湯ノ倉入口の駐車場に車を停め、橋を渡り、山道を湯栄館に向かう。宿に着いたら、早速、流れの中に突き出すように作られた露天風呂に入ろう。露天風呂から釣りができそうな、清冽な流れである。最高に気持ちよい。残念ながら、例のシノリガモ君はまだ来てないのか、姿が見えない。

 薄暗いランプの下での夕食も、山の幸の風情が楽しい。夕食後に、車まで荷物を取りにゆくが、薄暗い林の中で、ブッポッポーという金属的なコノハズクの鳴き声を耳にする。ビデオに録音しようとしたが、ピーという電子音に驚いたか、鳴き声は途絶えてしまった。

【5月23日】 曇りのち晴れ
 朝食前に、やっぱりシノリガモはいないのかなーと、流れを見渡していたら、いるじゃないの。一羽が現れ、流れで遊んでいる。三脚とデジタルビデオを用意して、階下の洗面所の窓を開け、撮影開始。水面近くを飛びながら上流へと溯り、魚を捜しながらか、流れに身を任せて下ってゆく。これを繰り返しては、時折岩の上で休んでいる。F君も近くからたっぷり、その生態を観察したという。釣師のグループが、早くも竿を振っている。朝風呂して、朝食を食べ、我々も宿を発つ。

 山道を車に戻り、釣支度を整える。原小屋沢出合に降りて、本流を溯る。ヘツリはあるものの、殆ど悪場もなく、竿を振りつつ湯栄館の下に至る。露天風呂のあたりから、少し岩盤が出るが、さらに溯行を続け、大滝下まで溯る。ここで大休止し、昼飯にする。大滝の釜は大きく、左岸に巻きの踏跡が見える。

 大滝越えは止めにして、戻ることにする。露天風呂のすぐ上の小釜で、キジ餌に魚信があったので、イクラを数個上流から撒き餌してみる。それから、イクラを針に付け、自然に流してみた。作戦通り、魚信があり、さらに待って合わせる。釣り上げた24cmの岩魚は、撒き餌のイクラを全て、胃の中に呑んでいた。既に何人もの釣師に、荒らされていたはずの小釜であったが、作戦勝ちだぜ。F君には「ずるい」と笑われたけど。岩魚をナス環にぶら下げて、大満足。

 露天風呂には何人もの入浴客がいたので、対岸をヘツって下る。出合までの途中、三羽のシノリガモが驚いて、飛び立っていった。

 出合から駐車場に登り、湯浜温泉を目指す。途中、栗駒山を展望できる駐車場がある。

 湯浜温泉入口の駐車場に車を停め、一迫川本流の母沢を渡り、左岸の山道を三浦旅館に至る。途中、露天風呂があるが、小さくて、あまり快適そうではない。宿に着いたら、早速温泉に入ろう。チョット狭い風呂だ。その後、露天風呂まで出掛け、川原で岩魚を捌いて塩を振り、新聞紙にくるむ。露天風呂はと言えば、虫が沢山浮いていて、かなり不快だ。

 部屋は、完全な山小屋で、暗くて本も読めない。宿の食事は、山菜の種類は豊富だが、蛋白源は小さな岩魚の塩焼きのみであった。翌日が、栗駒山の山開きとのことで、地元の花山村の職員、神社の宮司、登山者からなる一行が乾杯していた。

【5月24日】 曇り
 朝飯前に、露天風呂上流の、上滝付近で釣りを試みたが、釣果なし。僅かだが、熱い源泉が噴き出している所があり、温泉卵を試みるオバチャンたちがいた。

 湯浜温泉を後にして、今日は世界谷地に行ってみることにする。世界谷地駐車場に車を停め、広い第二世界谷地を歩き、第一谷地にも行ってみる。残念ながら、花の数はあまり多くなかった。例年より雪の量が少なかったためか、谷地の乾燥化が目立った。

 駒ノ湯で入浴し、金成ICから東北道を南下して、帰途につく。

アルバム
湯ノ倉温泉
湯ノ倉温泉露天風呂と一迫川
露天風呂と湯ノ倉温泉
湯ノ倉温泉の夕食
シノリガモ
シノリガモ
シノリガモの上陸
シノリガモの飛び立ち
シノリガモ
シノリガモ
湯ノ倉温泉すぐ上流の大滝
湯浜峠付近からの栗駒山
湯浜温泉露天風呂のF君
湯浜温泉の夕食
一迫川母沢上滝か
湯浜温泉前でF君
リンドウ
ズミかな
栗駒山
ツツジの蕾
サラサドウダン
ツツジ
クリンソウ
駒乃湯温泉で入浴

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