奥白根山(日光)

date 1996/7/27-28 曇のち雨、晴
コース 菅沼〜弥陀ヶ池〜五色沼〜五色沼避難小屋(泊)〜奥白根山〜弥陀ヶ池〜菅沼
実働 第1日2h40m、第2日3h50m、計6h30m
メンバー すうじい、まりべる
行程 【7月27日】菅沼14:10→弥陀ヶ池16:10→16:50五色沼避難小屋(泊)
【7月28日】五色沼避難小屋4:50→6:00奥白根山6:25→7:35弥陀ヶ池7:40→9:10菅沼
概要 菅沼基点、五色沼避難小屋泊、豪華牛ステーキ汁の夕食、朝の山頂。
記録  突然アウトドアしたくなって、足尾の泙川流域のキャンプと釣りか、避難小屋泊の日光白根かに絞った。出発直前、釣竿が行方不明だったので、自動的に奥白根山に決まった。一般の日帰り登山者とは、時間的に逆方向のルートとなったため、比較的静かな山行が楽しめた。

【7月27日(土)】曇のち晴
 身支度して出発する。下山の人々とひっきりなしに擦れ違う。少し傾斜が増して広葉樹林帯の登りになると、色々な小鳥達の囀りが美しい。ウグイス、コマドリは聴き分けられるが、その他は判らない。北面の登りで木陰であり、日が当たらないので、割と涼しい。倒木の混じる急登を過ぎると、アスナロやシラビソなどの針葉樹林帯に入り、天気の悪化もあり、薄暗くなってくる。ついには雨が降り出し、雨具を羽織る。今度は蒸し暑い。

 丁度2時間で弥陀ヶ池に出ると、マルバダケブキと思われる植物の群落が、ケーブルで囲ってある。シラネアオイではないのかな?小雨の中、休憩するような雰囲気でもなく、16時も過ぎており、そのまま五色沼へのコースを辿る。五色沼への下りが、濡れて滑って難色だった。更に避難小屋まで登り返す。

 避難小屋に辿り着くと、かなり先客がいて食事中だったが、二階にスペースがあり占有する。荷を広げ、マットを敷き、早速夕食の準備だ。水は下から4L担ぎ上げているので安心だ。メインディッシュは、まりべる自慢の牛ステーキ汁。ステーキ用牛肉を味噌漬にして持参したものを、コッヘルに入れ、そのまま十分に煮込んで味噌汁にする。バカウマである。隣のオバサンたちが羨んでいた。

【7月28日(日)】晴
 3時半頃起きて、夕べの牛汁と飯の残りで雑炊をつくる。モタモタやっているうちに、何パーティかは空身で奥白根に出掛けた。我々はパッキングして荷を担ぐ。樹林帯を抜け、お花畑を登るが、チングルマや、マルバダケブキ、ミヤマオダマキなどが咲いている。何となくモヤっているので、ご来光は拝めなかったようだ。山頂近くのザレた登山道に、カモシカと思われる偶蹄の足跡を見る。

 複雑な山頂地形を経て、頂上に立つ。モヤのため、女峰、皇海のあたりが視界の限界だ。先客が下って行くのを見送った後、弥陀ヶ池を目指して、急なザレた道を下る。早くも下から登ってきたと思しき登山者と擦れ違う。この道の登りは辛そうだ。

 所々ハクサンシャクナゲの白い花が見られる。コマドリや名も知らぬ小鳥が至近距離で囀り、ビデオに収めようとするが難しい。続々と登り来る年配の集団と擦れ違い、弥陀ヶ池に至れば、高校生のジャージ軍団がゾロゾロと増え続ける。

 長居は無用とばかり、さらに下り行こうとするが、ジャージ軍団はいつ果てるとも知れず、なかなか下りも捗らない。それでも昨日の登りに比べれば、楽チンである。登山者たちの「もう登ってきたの、早いですね。」という質問にウンザリしながら、バードウォッチングしつつ下れば、何時しか傾斜も緩くなり、駐車場に至る。

 車に乗り込み、トウモロコシ街道を下る。途中、焼トウモロコシを食し、追貝の吹割温泉センター龍宮の湯に寄って、入浴・食事して帰る。

概念図

アルバム
ミヤマオダマキ
奥白根山頂付近から俯瞰
ハクサンシャクナゲ
弥陀ヶ池を俯瞰
奥白根山を振り返る
ウグイスであろうか
弥陀ヶ池
弥陀ヶ池から奥白根山を振り返る
ゴゼンタチバナ
ハクサンシャクナゲ

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