泙川小田倉沢(足尾)

date 1994/8/27-28 
コース エンマ沢〜延間峠〜延間道〜小田倉沢〜魚止15m滝(往復)
実働 第一日:3h05m、第二日:2h14m、計:5h19m。
メンバー すうじい、他1名
概要 エンマ沢・延間道往復、魚止滝上泊。
行程 =:バス・タクシー・車・鉄道、→:山道、:溯行、\\:藪漕ぎまたは詰め
【8月27日】 快晴
水沢駅(仮眠)=栗原林道エンマ沢8:35\\9:35ガレ下水場9:45\\延間峠10:25→10:45迷い尾根10:50→小屋跡11:10\\11:20幕営適地12:15\\12:50魚止15m滝上(泊)

【8月28日】 晴のち曇
魚止15m滝上11:50\\12:35小屋跡12:45→13:05迷い尾根13:15→延間峠13:35\\14:00ガレ下水場14:10\\14:34栗原林道エンマ沢14:50=16:20吹割温泉センター龍宮の湯
記録 【8月27日】 快晴
 高速道路を使わずに、大間々を抜け、真っ暗なR122を走り、わたらせ渓谷鉄道の水沢駅で仮眠する。早朝、県道根利大間々線の山越えルートで根利を経て、途中ゲートが開いていた倉見沢林道から栗原川林道へと向かう。

 この栗原川林道の最奥の一帯は、山を削って強引に道を作ったという感じの、今にも谷底へ落ちそうなおっかない道だ。慎重に走行する。鹿が一頭、車の前を横切る。営林署専用道路だから、事故っても文句は言えまい。やっとのことで、エンマ沢の堰堤前に到着する。

 堰堤を巻くために、エンマ沢左岸の小尾根の踏跡をしばらく辿り、適当な所で強引に藪漕ぎして沢に降り立つ。ツメのガレ下の水場で小休止し、水を汲む。ここから鹿道を辿って、右岸の樹林を登り、延間峠に至る。

 峠からは、小田倉沢源流の1415M二俣の少し下流の小屋跡に向かって、延間道がかなりハッキリと続いている。途中、迷い尾根で、右は一段下に続く。所々、都水道局のテープが、木に巻き付けてある。

 小田倉沢の右岸に小屋跡が見られ、そのまま右岸の踏跡を沢沿いに下る。この辺りで二人連れの釣師に出遭う。彼らの話によると、小屋跡の辺りから、小田倉沢右岸にずっと大高巻のルートが大ゼン下まで続いているのだという。事実なら、非常に使える話だ。

 しばらく下ると、快適そうなプラッツがあり、ここに相棒と荷物を残し、空身で魚止滝まで偵察に行く。意外と距離がある。魚止滝の少し上に、何とかツェルトを張れそうな、小さな川原があったので、引返して相棒を伴う。

 先ずは整地して設営する。それから薪集め。魚止滝下で、夕マズメを狙うも、全くアタリが無い。暗くなったので引き返す。焚火を熾し、夕飯にする。魚は釣れなくても、焚火と細長い夜空があるさ。

【8月28日】 晴のち曇
 早朝、朝マズメを狙う。魚止滝下で、20cmクラスを何とか釣上げて、サイトに戻る。焚火を熾し、飯滝と塩焼きは楽しい。やはり、釣りと焚火は沢暮らしの要だぜ。ゆっくりと朝食を終え、撤収して出発だ。

 少し沢を溯り、右岸の踏跡に入る。小屋跡付近で、津室側に乗越す道の入口を捜すが、藪に埋もれて全く判らなかった。ここから小田倉沢を渡り、左岸の延間道を辿る。道の真ん中の木の根の上に、熊だろうか?これ見よがしに灰青色の糞がポツンポツンと置いてある。

 迷い尾根を経て、延間峠に至る。帰りは、エンマ沢左岸の踏跡を辿ると、途中で藪っぽくなり、隣の沢の方へ向かうようになる。藪を漕いでガレの左岸に戻り、ガレ下の鹿道の水場でエンマ沢に戻る。沢を下降し、林道近くの堰堤を右岸から巻けば、車が待っている。

 すぐ近くで分岐し尾根へと登る、急なエンマ林道を終点まで登ってみた。道は尾根上まで来ているので、延間峠まで10分くらいで行けそうだ。

 戻って、栗原川林道を下るが、この先も結構長い。開いているゲートを経て、畑の中の道を下れば、やがて追貝の集落に入る。少し捜したが、吹割温泉センター龍宮の湯に辿り着いて、温泉で朝を流す。温泉プールも隣にあり、小学生が賑やかに泳いでいる。満足して帰途に就く。

概念図

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