越後駒ヶ岳(越後三山)

date 1994/7/23 快晴
コース 新枝折峠〜小倉山〜越後駒ヶ岳(往復)
実働 8h55m
メンバー すうじい、まりべる
概要 真夏の炎天下、ロングピストンで大バテ。
行程 【7月2.3日】 快晴
新枝折峠P 5:00→明神峠5:40→道行山6:33→小倉山7:28→百草ノ池8:23→10:20駒ノ小屋10:50→11:05駒ヶ岳11:15→11:25稜線お花畑11:35→11:40駒ノ小屋12:05→百草ノ池12:36→15:10新枝折峠P 15:30=16:00折立温泉ゆのたに荘
略記録 【7月30日(日)】 快晴
 関越道を小出ICで降りて、湯之谷温泉郷方面への道を飛ばす。シルバーライン入口を見送り、駒ノ湯分岐を過ぎて、まだ暗い旧道を、クネクネ登って行く。この道は一方通行になっていて、御前は登り専用、午後は下り専用だ。

 舗装されてはいるが、崖っぷちで狭い道のコーナリングと急登は、レガシイGTの真価発揮と言ったところだ。薄暗いので、結構おっかないが、運転は楽しい。まりべるは、完全に眠っている。

 新枝折峠には、30台分くらいの駐車場がある。今日はロングピストンだし、真夏の炎天下でもあるので、早く出発しようと、焦って準備する。

 何とか5時に出発し、長大な尾根の一端に乗る。朝日を浴びつつ、眺めの良い尾根上を進み、左手から登って来る道、右手から登って来る道を合わせると、明神峠(旧枝折峠)の明神祠に至る。

 次の1Pは樹林帯で、道行山山頂まで行けば、展望が得られる。だいぶ駒が大きくなって来たが、まだまだ遠いぜ。ここから一旦鞍部まで下がって、小倉山まで苦しい登り返しだ。7時をすぎれば、真夏の日差しが疎ましい。道は小倉山山頂左側直下を巻いている。小倉山山頂に立ってみるが、駒ノ湯からの登山道も、登りが辛そうだ。

 小倉山から先は、あまり起伏の無い道だが、樹木の丈が低くなり、木陰も頼りにならない。百草ノ池の畔には、ハクサンコザクラのピングの花が沢山揺れている。駒ノ小屋から降りて来た集団が、乏しい木陰でタルんでいる。聞けば、これから上は、全く木陰が無いと言う。

 ここから、再び急登となる。日差しを遮るものの無い、炎天下の急登は、まさに顔から火を噴くものである。やたげ展望の良い肩状に出て、左手正面に駒ヶ岳、中ノ岳の雪渓を豊富に残した斜面が迫る。

 もう少し登ると、右手の谷の絶悪な側壁がブロック崩壊を伴っているのが望まれる。駒ノ小屋も、遥か上方に見えるのだが、遠い。まりべるは、景色どころではなさそうな表情で、バテ狂っている。お花畑を愛でる余裕は、無さそうだ。やっとのことで、駒ノ小屋に辿り着く。

 親切な小屋番のお兄さんが、疲れ果てているまりべるを見て、「中で休んだら」と言ってくれたので、お言葉に甘える。小屋の前には、冷たくておいしい水が引いてある。

 少し元気が出て来たので、空身で駒ヶ岳を目指す。オツルミズ沢源頭の雪田横のお花畑には、ハクサンコザクラ、イワイチョウなどが咲いている。駒山頂には、無数のトンボが、まるで蠅のように舞っていた。中ノ岳への稜線のお花畑では、フウロソウ、ニッコウキスゲ、キンコウカ、サラサドウダンなどが咲いている。

 再び駒ノ小屋に戻り、小屋前の広場で昼飯にする。下方に、百草ノ池が小さく見えている。下る前に、テルモスに冷たい水を詰めておこう。この炎天下、もっと大きなペットボトルを持って来るべきであった。

 下りは30分で、百草ノ池に至る。登りでは、2時間かかったのだ。この辺りで、ヒメシャガが咲いている。下りも長い。水も飲み干し、疲れ果て、大変だった。途中、すうじいの軽登山靴のソールが?がれかけ、難色であったが、何とか騙して下る。新枝折峠の駐車場に無事帰り着くことが出来た。本当にご苦労様でした。

 旧道のクネクネ道を下り、折立温泉ゆのたに荘に到着する。立派な建物である。ここの風呂は大きい。露天風呂付だが、問題が一つあるのだ。それは、アブ.注意書きが張ってある。試しに露天風呂に入ると、はたしてプーンという羽音と共に、やって来ました一匹のアブ。刺されては敵わないので、肩まで湯に入り、首を振る。それでもシツコク付き纏われ、慌てて室内に逃げ込む。

 今日は本当に疲れ果てたので、温泉と美味しい食事に満足し、ぐっすりと休むとしよう。

概念図

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