赤倉岳・箒場岱(八甲田)

date 1994/4/30 雪のち晴
コース 八甲田ロープウェイ山頂駅〜赤倉岳〜箒場平〜大杉沢左岸尾根〜ブナ平
実働 3h35m
メンバー すうじい、他1名
概要 赤倉岳からスキー、雪とガスは 井戸沢付近で晴れる。
行程 →:ツボ足、:シール、**:アイゼン、:スキー、=:乗物
【4月30日】 雪のち晴
ロープウェイ山麓駅P 9:15=9:25山頂駅9:50→11:00 ・1521 11:10→11:25赤倉岳南峰11:4013:05沢手前小尾根13:1013:55箒場岱15:00=15:30ロープウェイ山麓駅P 15:50=17:40青荷温泉
記録 【4月30日】 雪のち晴
 猿倉温泉を後にして、R102を戻り、八甲田ロープウェイ山麓駅に向かう。既に並ぶスキーヤーがいる。さほど待たされずに、山頂駅に至る。

 屋外に出れば、ガスっているし、雪も降っている。ロープウェイ周辺のコースを滑る人々と別れ、スキー板を履く。この辺で、相棒は、ツアースキーヤーの「登り1時間半くらい」という怪しい会話を耳にしたという。

 他のパーティと前後しながら、田茂萢岳をトラバース気味にコルを目指す。コルからは、本格的な登りになるので、板を担ぐ。次第に風が強くなり、スキー靴では辛い登りだ。

 階段状のあまり雪の付いていない道を、我慢して登る。・1521の柵のある所に来ると、雪混じりの強風が、頬を刺す。風に板を煽られながら、慎重に赤倉岳南峰まで至る。

 ここから、南東側の小尾根を少し下るが、途中、一部雪の無い所がある。ガスで視界が利かないが、クラストした無立木の急斜面に、竹竿が続いているので、ここで板を履き、キックターンを繰り返しながら下る。

 分厚いモナカ雪に板を取られて、滑りにくい。ガスが無ければ、急斜面にビビる所に違いない。風が冷たいが、休憩できるような所ではないので、ひたすら下る。

 アオモリトドマツの疎林に入れば、風除けが得られるので、モンスター崩れの陰で、大休止とする。テルモスのお茶を飲み、行動食を腹に入れる。人心地ついて、再び滑降を開始する。

 傾斜も大分緩くなり、ガスも晴れてきて、ルンルン気分だ。井戸沢手前の小尾根上でルート確認する頃には、雛岳もハッキリ見え出す。ここでトレースに従い、井戸沢右岸に渡る。

 あとは何処を滑っても良く、トレースもあちこちに見られる。次第に傾斜が緩くなって、小沢を渡り、落葉広葉樹林帯になると、推進滑走せねばならない。

 箒場岱のバス停に辿り着くが、バスはエンジンが掛かっているものの、一向に出る様子が無い。よーく時刻表を見ると、日曜祝日以外は、土曜日も含め本数が非常に少ない。結局、1時間余り、食事したりして時間を潰す。

 スキーシャトルバスでロープウェイ駅に戻ると、ロープウェイが湖沼で運転休止だという。天候はあまり良くなかったが、早めに登っていて正解だった訳だ。車に戻ってR102を北上し、途中、ホテルヴィラシティ雲谷の駐車場から青森市方面を俯瞰した後、青荷温泉を目指す。

概念図

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