湯ノ沢中俣・弥七沢左俣下降(丹沢)
date | 1983/5/15 快晴のち雨 |
コース | 中川温泉〜湯ノ沢中俣溯行〜弥七沢左俣下降〜小川谷林道〜玄倉 |
実働 | 11h35m。 |
メンバー | Ob(L)、すうじい |
概要 | 予想外に時間食う、乗越して雨降る。 |
行程 | =:バス・鉄道、→:山道、→:溯行、\\:藪漕ぎまたは詰め 【5月14日】 新宿17:31=19:03新松田19:03=20:00中川温泉20:10→20:20林道終点付近の川原BP(泊) 【5月15日】 快晴のち雨 BP 5:35→深田堰堤6:05→6:35中俣出合6:55→出合の2段滝上7:55→\\11:35 650M二俣11:50→730M二俣13:00\\13:35稜線踏跡13:45\\→720M二俣14:25→17:00弥七沢橋17:15→18:00玄倉18:37=19:25新松田19:27=代々木上原 |
記録 | 新松田から中川温泉閾行終バスに乗り、湯ノ沢沿いの林道が消える辺りの川原で、ツェルトを張る。流木を集めて、焚火をする。翌朝も、小焚火をしてから出発。 ヒガタ沢出合まで、川原を歩くと、正面に堰堤が現れ、左岸を巻くが、堰堤上に降りるところが悪く、さらに大高巻をすると、ハッキリした踏跡に出る。これを辿ってトラバースして行くと、もう一つの堰堤の上に出るl。 再び川原歩きとなるが、おおきく右へ曲がった所で、右岸のガレに踏跡の薄いのが始まっているのに気付く。しかし、そのまま沢沿いに行く。3m滝を右から巻くと、8m堰堤(深田堰堤)が立ちはだかる。手前の4m滝と共に右岸を巻くことにする。少し登ると、先程の踏跡に出合う。 川原に降りると、広々とした砂礫の原が続く。花崗岩質の砂は、白く美しい。花崗岩のナメ床が現れると、すぐに(1:4)の左俣出合となる。左俣は、奥に30mはあろう滝を懸けている。左俣を見送ると、ナメ床が続く。 2m小滝が直登出来ず、左から巻き、(1:5)の枝沢を右岸に見送ると、さらに右岸から、奥に30mトヨ状滝を懸け出合がゴーロになっている枝沢が出合う。この辺りで、中俣の出合を見付けねばならない。 本流は右へ屈曲して、ナメが続く。すぐに、再び右岸から、2段15m滝で出合う沢があり、正面には15m滝、周りはスラブ壁で囲まれた所に出る。水量比(2:1)で、中俣・右俣の出合だと断定する。ここでやっとワラジを着け、登攀準備をする。 中俣の出合2段15m滝は、下段8mを直登し、上段7mは右手のガリー状から右側の悪い尾根状へと移って登り、風化しきった花崗岩を騙しながら、落口の木の根目指してトラバースする。いまにも抜けそうな小指より細いブッシュを数本束ねて支点にしたり、風化した花崗岩のリスに気休めのハーケンを叩き込んでビレーを取ったりして、最後の落口の木の根には、あと10cm手が届かず、ジャンプして取付く。結局、2段15m出合滝に、1時間を要した。 続く、50m曲滝は、左側のブッシュ沿いに斜上して、傾斜が少し緩くなった辺りから、滝に取付く。この滝もやや悪だが、出合の2段滝よりはましだ。だが、3段10m滝に続く2段20m滝は、下段8mは何とか登れるものの、上段12mの上部はボロボロで傾斜も強く、極めて悪い。 上段12mのルートは、右手のガリー状を目指すらしく、途中2ホンの残置ハーケンがある。下のハーケンはかなり効いているが、上のハーケンはグラグラだ。下のハーケンに手が届く辺りで、すうじいは詰まってしまった。幸い足場が安定していたので、木枝の合間から見える富士山を見ながら、Obが高巻で滝上に出るのを待つ。上からザイルを投げてもらい、確保されて下降する。 結局、2段20m滝下から、右手のルンゼ沿いに登る巻道を辿る。中央のルンゼに一旦降りて、涸れ棚を二つほど登り、再び小尾根の笹藪を漕いで枝沢に下降し、7m滝を下って650M二俣に出る。この2段20m滝に、2時間程費やす。 倒木に埋まった4m滝を越え、突っ張りを多用して2段8mトヨナメ、2段6mトヨをクリアする。6mナメ滝を二つ越すと、本流の滝がボロボロの階段状なので、枝沢のトヨ状滝を登り、途中でリッジをトラバースして越える。 730M二俣で、左沢も右沢も滝は登れず、中間尾根に取付き、そのまま灌木と笹の濃いブッシュを漕いで稜線に出る。再びブッシュを漕いで、弥七沢左股の源流へと下降する。時刻の割にには暗いなあと思っていたら、雨が降り出す。 3段30m滝を懸垂20mデ下り、720M二俣に出る。次の15m滝も、懸垂15mで「下る。こうして懸垂下降を十回ほど繰り返し、多くの滝をクライムダウンして、弥七沢橋に至る。途中、後から下降してきた3人パーティが現れ、大いに驚く。彼らは肩がらみで下降していたが、10mヒョングリ滝の上の滝で、変色した残置シュリンゲを平気で利用していたのには少々呆れた。 弥七沢橋に出て、正直ほっとした。tプハングを仕舞い、傘をさして、玄倉まで林道歩き。玄倉から乗ったバスは満員で、酔っ払いまでいて、難色であった。 |
概念図
溯行図
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |