白水沢道から諏訪山往復(奥多野)

date 2013/4/28 晴
コース 白水沢出合〜右俣右沢〜左岸尾根1295Mコル〜諏訪山〜三笠山〜左岸尾根1295Mコル〜右俣右沢〜白水沢出合
実働 登り:2h10m、下り:1h40m、計:3h50m。
概要 乙父西沢林道から最短コースで諏訪山往復。
メンバー すうじい(単独)
使用装備 軽登山靴、ヘルメット、コンデジTG620、保温水筒、GPS、携帯電話、熊鈴、すずらんテープ
不用装備 アイスハンマー、スリング
行程 →:山道・踏跡、:溯行、\\:藪漕ぎ・踏跡無し、車:=。
【4月28日】 晴
自宅3:20=5:05小鹿野コンビニ5:30=6:40白水沢出合7:10奥二俣8:15\\1295Mコル8:35→縦走路白水沢分岐9:00→9:20諏訪山9:40→10:00三笠山10:10→1295Mコル10:35\\奥二俣10:4511:30白水沢出合11:45=14:50自宅
記録  アカヤシオを期待して、最短楽勝コースを狙う。最大の問題は、アプローチの悪路:乙父西沢林道。期待したアカヤシオは、三笠山付近で見られたが、咲いた花は霜焼け状態で、未だ殆どが蕾であった。

 白水沢道は、出合の堰堤を右岸から越せば、すぐ右俣沿いに進み、奥二俣で涸れた右沢へ入れば、間もなく左岸尾根の1295Mコル目指して斜面を登る。あまり迷うことは無さそうだ。とは言え、踏跡はやや不明瞭なので、ルートファインディング能力は必要だろう。

【4月28日】 晴
 乙父西沢沿いの林道に入ると、結構な悪路となる。最低車底高の比較的高いオフロード車でも、油断すると、お腹を擦りそうだ。時折、車を降りて道路の石を除けながら、慎重に運転して、やっとのことで白水沢出合の広場に到着する。

 身支度を済ませ、白水沢に入ると、いきなり堰堤が立ち塞がる。コンクリートの表面に、丸太をビッシリ張り付けたような、ユニークな堰堤だ。この堰堤を避けて、左岸尾根に取り付くルートも開拓されているようだが、白水沢沿いのコースの方が、楽そうな予感がしたので、先ずは堰堤を越えることにした。

 堰堤は、右岸側斜面が踏まれているようで、薄い踏跡を辿って巻く。巻き終えると、すぐ二俣となる。二俣からは、右俣右岸沿いに踏跡が続く。所々、テープの目印が付けられている。やがて踏跡は、左岸沿いへと移る。

 左岸沿いの樹林帯を登って行くと、きれいなトヨナメ滝が連続するようになる。滝の撮影は、帰りにすることにして、先を急ごう。水量の少ないゴーロ状の沢に降り立って、しばらく進むと、今度はトヨナメ帯の右岸斜面をトラバース状に巻いて行く。

 1210M奥二俣に至ると、左沢には僅かながら水流がある。涸れゴーロとなっている右沢を進むと、間もなく左岸斜面取付に至る。ここから、落ち葉の積もった左岸斜面を、ジグを切って登って行くのだ。落ち葉が積もっている上に、踏跡は極めて薄いため、グズグズのザレ土斜面は不安定だ。

 ジグを切る斜面のすぐ右手には、ザレルンゼが続く。目指す1295Mコルは、もうすぐだ。奥二俣から20分ほどで、左岸尾根の1295Mコルに至る。登って来た左岸斜面は結構急であるが、適度な疎林なので、さほど危険は無い。予想したより、楽であった。

 コルからは、歩き易い尾根道となる。左岸尾根は、緩急を交えつつ、籔漕ぎも無く登って行く。やがて、縦走路を行く登山者の声が聞こえて来る。1295Mコルから30分弱の登りで、縦走路に出た。

 諏訪山頂までは、まだまだ登りが続く。縦走路に出てから、20分ほどの登りで、祠の前に出る。間もなく、諏訪山山頂だ。樹林に囲まれ、展望は得られない。腰を下ろして、保温水筒のコーヒーを飲みながら、休憩しよう。

 往路を戻る前に、三笠山を目指す。白水沢分岐を過ぎて、少し登って行くと、三笠山南側の岩場に出る。少し古びたロープが二本、下がっている。岩場を越えて更に登って行くと、やがて山頂が見えて来た。三笠山頂には、閉じられた木製の祠が立っている。

 三笠山は、諏訪山と違って、展望が頗る良い。東方を望めば、帳付山の左奥に、両神山のギザギザピークが姿を見せる。山頂付近には、アカヤシオが多いが、まだ殆ど蕾だ。咲いている花は、霜焼け状態となっていた。

 三笠山南側の岩場を経て、白水沢分岐から左岸尾根を下降する。予想した通り、下りは速い。三笠山から30分弱で、1295Mコルに至る。コルからの左岸斜面下りは、楽チンだ。ザレルンゼの右樹林の薄い踏跡を、適当に下る。間もなく右俣右沢へと降り立てば、すぐに1210M奥二俣だ。

 奥二俣から水量の少ないゴーロを下って行くと、やがてトヨナメ連瀑帯となる。右岸斜面トラバースで、巻いて行く。今度は左岸に移って、2段8mなどの滝を巻き下る。なおも左岸沿いに下って行くと、きれいな2段7x12mトヨナメがある。倒木に覆われた多段15mは、しゃがんで撮影しよう。

 最後にまた右岸に戻って、二俣に至る。左俣はどうなっているのか、入口だけ見に行く。小トヨナメの奥に、5-6mほどのトヨナメ滝が懸かっている。二俣下の堰堤を右岸から巻いて、白水沢出合の林道広場の車に戻る。

 正午前に下山したため、関越道の渋滞にも遭わず、早めの帰宅となった。

GPS軌跡

アルバム

白水沢出合広場
白水沢堰堤
二俣から堰堤
堰堤右岸巻き踏跡を振り返る
右俣右岸から左岸へと踏跡を辿ると、トヨナメ滝が続く
右俣右岸から
奥二俣左沢
奥二俣右沢
左岸斜面取付
左岸斜面を登る
ザレルンゼ
1295Mコルへ登る
1295Mコル
1295Mコル
登って来た斜面
左岸尾根を登る
縦走路三笠山側
縦走路諏訪山側
諏訪山の祠
諏訪山頂
三笠山南側の岩場
三笠山頂の祠
両神山と帳付山
三笠山のアカヤシオ
白水沢左岸尾根
左岸ザレルンゼを下る
右俣右沢沿いを下る
上部トヨナメ連続帯
2段8m
2段7x12m
多段15m
左俣

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