早滝・中止ノ滝氷瀑偵察(奥多野)

date 2006/1/6 曇
コース 早滝:栗木平登山口〜早滝(往復)
中止ノ滝:中止ノ滝入口〜滝壺〜観瀑台〜中止ノ滝入口
実働 早滝:30m。中止ノ滝:34m。
概要 今年の初山行は氷瀑偵察、早滝登山口まで雪は無し、氷瀑は意外と成長していた。
メンバー すうじい(単独)
行程 →:山道、:溯行、\\:藪漕ぎ、**:アイゼン、=:車、:チェーン装着
【1月6日】 曇
さいたま10:05=(川越11:00〜関越道〜本庄児玉11:40)=13:05栗木平登山口13:30→13:45
早滝滝壺14:10→栗木平登山口14:25=15:05砥根平15:20中止ノ滝入口15:40→\\16:00
中止ノ滝滝壺16:20**16:27観瀑台16:35→16:42中止ノ滝入口16:4717:05砥根平17:20=
(本庄児玉18:35〜関越道〜川越19:05)=19:50さいたま
使用装備 登山靴、アイゼン、ステッキ、ヘルメット、E-1、11-22mmF2.8-3.5
不用装備 アイスハンマー、ハーネス、8mmφx 30mザイル、シュリンゲ、8環、三脚、14-54mmF2.8-3.5
記録  奥多野で、簡単に見物できる氷瀑として名高い、早滝と中止ノ滝。今シーズンは、寒波が厳しく、早くも氷瀑の噂がよく飛び込んでくる。正月早々、偵察に出掛けた。

【1月6日】 曇
 前夜、夜更かしをしたため、出発が10時を過ぎてしまった。関越に乗り、本庄児玉ICからR462を辿る。下久保ダム湖の神流湖沿いの道は、相変わらずクネクネと時間が掛かる。神流町役場の先の八幡神社角で、塩沢沿いの県道へと入る。塩沢ダムを過ぎれば、やがて栗木平で未舗装の林道へと入る。ここまで、車道上には、全く雪が無い。

 廃屋と看板のある登山口に、車を停める。念のため、足周りは革登山靴とし、アイゼン・アイスハンマー・ハーネス・ザイルも担いでいこう。一昨年の記憶では、全く不要な気はするが。

 塩沢本流左岸沿いの荒れた林道を登ると、やがて林道も対岸へと渡ってゆく。これを見送り、さらに左岸沿いの山道を登る。落ち葉が分厚く積もって、歩きにくい。赤久縄山方面への山道と分かれ、道標に従い、早滝への踏跡を辿る。所々、鎖も付けてある。

 岩場をトラバースして、塩沢本流に入れば、早滝氷瀑が見えてくる。凍ったゴーロに足を取られぬよう、慎重に進む。滝壺まで接近して見上げると、そこそこの凍結状態だ。このまま、2月まで、寒さが持続してくれれば、例年以上の見事な氷瀑が期待できそうだ。

 いろんな位置から撮影し、引き揚げることにする。来た道を戻る。車に戻ると、午後2時半近くになっていたが、中止ノ滝も偵察しておこう。

 R462に戻って走行し、砥根平でチェーンを装着する。日航機事故の御巣鷹山方面への車道は、整備されて立派なトンネルが続く。最後は圧雪路となり、中止ノ滝入口に到着する。

 観瀑台への山道の途中から、いい加減な踏跡に騙されて、早めに沢に降りてしまい、凍りかけた巨岩帯を、苦労して滝壺まで溯行する。中止ノ滝も、そこそこ結構な凍結具合である。こちらも、2月には見事な氷瀑が期待できそうだ。

 凍結した滝壺で、アイゼンを装着し、撮影をする。帰りは、ガリー状のトラロープを利用して小尾根状に乗れば、簡単に観瀑台直下の山道に出た。観瀑台まで登り、アイゼンを外す。観瀑台からは、葉の落ちた枝先が邪魔をして、氷瀑の景観は今一つである。

 手摺のある山道を下降して、中止ノ滝入口の車へと戻る。午後5時近くなり、かなり薄暗くなってきている。砥根平でタイヤチェーンを外し、R462を本庄児玉ICへと走る。

アルバム

滝見亭・北関東の滝」に「神流川塩沢早滝氷瀑'06-01_」「神流川源流右岸中止ノ滝氷瀑'06-01_」があります

まずは正面から早滝氷瀑
少し右側から早滝氷瀑
真下から早滝氷瀑
右岸斜面から早滝氷瀑
巨岩帯を越えると
中止ノ滝氷瀑が現れる
正面直下から中止ノ滝氷瀑
右下から見上げる中止ノ滝氷瀑
観瀑台からの中止ノ滝

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