道満山藪漕ぎ・乾徳山(甲斐)
date | 2001/11/4 晴 |
コース | 徳和~道満山南面藪漕ぎ~道満山~扇平~乾徳山~水のタル~国師ヶ原~登山道入口~徳和 |
実働 | 4h57m。 |
メンバー | すうじい(単独) |
概要 | 徳和から徳和峠へのルートをミスし、道満山南面を藪漕ぎで登る。乾徳山まで快適に縦走。 |
行程 | 徳和駐車場8:35→9:45道満山9:55→扇平11:05→11:45乾徳山11:55→水のタル12:02 →12:52国師ヶ原13:00→乾徳山登山道入口13:40→14:00徳和駐車場 |
記録 | 【11月4日】 晴 徳和駐車場に車を停め、身支度して橋を渡る。左へ進むメインの車道と別れ、民宿の多い右前方に登る道に入る。お寺の角で左折し、狭い舗装道路は更に登って行く。集落の中の道は、判りにくいので、地元のオバチャンに、徳和峠への道を尋ねる。「適当に登ればすぐ判るけど、ほっそい道だし、雨の後だからビショビショになるよ。」と、しきりにメインの登山道を登るよう勧められた。舗装道路を更に登ると、やがて左へトラバースし、林の中へ入って行くようだ。このまま行くと、メインの登山道方面に合流してしまいそうなので、舗装道の最高点付近から、古畳が放置してある空き地を通り抜ける、踏跡らしきものを辿ることにする。これが、大敗着であった。 すぐに藪っぽくなり、浅い涸れ窪状に沿って、頼りない踏跡を登る。五分も登ると、踏跡は消え失せ、鹿道が時折見られる、急傾斜の林となる。「適当に登れば、徳和峠と道満山の間の尾根道に出るはず」、と甘い考えで、このまま進むことにする。浅い涸れ窪の右岸沿いに、鹿道を拾いながら、不安定な斜面を登れば、やがて涸れ窪は岩壁に突き当たる。「ありゃりゃ」と左手の小尾根に取り付こうと、鹿道を探す。軟らかい腐葉土の急斜面で、登高は結構しんどい。左へ左へとトラバース気味に登れば、次第に傾斜が緩んできて、落葉しきった雑木林の尾根になる。小一時間の、沢詰めもどきのアルバイトで、登山道に出たと思ったら、すぐに道満山山頂であった。 ここで小休し、水分とカロリーを補給する。汗が冷え切って冷たいので、あまり長居はしたくない。好ましい樹林の尾根道を、乾徳山へと縦走開始だ。しばらく行くと、大平牧場方面からの林道と出会う。しばらく林道と絡んで登ると、小屋沢ノ頭である。このあたりは、明るいカヤトの尾根である。次第に雲が晴れ、富士山が秀麗な姿を現す。山に入ってから、今日初めての登山者と出会う。前方には、乾徳山も見え、明るい岩肌の山頂には、人の姿もあるようだ。更に一段登って、1764Mの岩峰には、若者のグループが憩う。富士山と奥秩父の眺めが良い。 扇平に出ると、一面の薄野原で明るい。次第に増えてきた登山者を、適度に追い抜き、いよいよ岩稜帯に入る。ゆっくり集団が詰まっていたが、幸い彼らがミスルートしている間に、うまく追い越せた。快調に進んで、山頂直下の鎖場に至る。最後の岩場は、凹角右のフェースのクラック沿いに、鎖を使わずに登れる。これを越せば、狭い山頂に、お弁当集団がひしめく。 乾徳山山頂で、富士山方面、奥秩父連山、そして黒金山へと続く北の尾根を展望する。既に12時近くなっているので、黒金山は無理そうだ。北への下り道にも、オバチャマたちがお弁当を広げて、難色だ。その横をすり抜けて、水のタルへ下る。黒金山への縦走は次回にまわし、左手の下山用迂回新道に入る。この下り道も、途中に荒れた涸棚状の下降もあって、悪い箇所が無いわけではない。トラバースに入っても、結構時間がかかって、国師ヶ原に至る。ここには避難小屋があり、振り返れば、乾徳山が望まれる。気分の良い所だ。小休し、水分と昼飯を摂る。 このあと、錦晶水・銀晶水を経て、車道の乾徳山登山口に降り立つ。林道を歩いて行くと、今朝方ルートミスした集落の上に出て、徳和の駐車場へと下る。徳和峠への道とは、大分見当違いの方向へ登っていたことが判った。 |
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予定外の藪漕ぎをして やっと辿り着いた道満山山頂 標識には「道萬山」とある |
小屋沢ノ頭付近から 塩山・勝沼越しの富士山 |
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富士山 |
小屋沢ノ頭付近から 乾徳山を見上げる |
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扇平から見上げる 乾徳山方面 |
扇平から 富士山 |
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扇平と奥秩父 |
乾徳山頂上直下より 岩場を登る登山者たち |
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乾徳山頂 |
山頂より 富士山方面 |
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縦走したかった 黒金山と北奥千丈岳方面 |
黒金山から続く尾根と 甲武信岳方面 |
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国師ヶ原から 乾徳山を振り返る |
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