浅間隠山(吾嬬)

MR334 浅間隠山(吾嬬)

date 1995/11/25 快晴
コース 温川林道終点登山口P〜シャクナゲ尾根〜浅間隠山(往復)
実働 3h55m。
メンバー すうじい、まりべる
概要 浅間隠温泉郷から快晴の浅間隠山へ、純白の浅間山展望満喫。
行程 藤岡IC 6:00=8:35温川林道終点980M登山口9:20→10:50 1380M展望台11:00→12:10浅間隠山13:20→14:15 1060M徒渉点14:50→15:10温川林道終点980M登山口15:35=16:00鳩ノ湯(泊)
記録  浅間隠温泉郷からシャクナゲ尾根を経て、浅間隠山を往復するコースを登ってみた。温川林道には雪が積もり、購入したばかりのチェーンを車に装着する羽目になった。山頂では風が冷たかったが、浅間山の眺望はさすがで、大いに満足した。鳩ノ湯の三鳩楼は、食事が今一つだったものの、建物、風呂場共に、なかなか良い雰囲気であった。翌日は、榛名の相馬山に登ってみた。

【11月25日】 快晴
 吾妻町に入り、R406を清水に向かうと、日陰にうっすらと雪が積もり、緊張する。温川左岸沿いの林道に入り、小さな神社の前で、チェーンを装着する。慎重に先へ進む。ダートになると、道の中央が盛り上がり、お腹を擦りそうでビクビクものだ。やっとの事で、温川林道終点980Mの登山口の看板前に至る。ここから新たな林道が温川の右岸に渡り、枝沢沿いに延びているが、傾斜もきつくなるようなので、ここに車を置いて行くことにする。

 しばらく新林道沿いに進み、登山道に入る。・1024の先で、本流の左岸に渉る。しばらく沢から離れ、再び小沢を渉る所が実は最終水場であった。これを過ぎると、尾根に乗り、ぐいぐい登っていく。2万5千図の破線はウソである。お陰で水を汲み損ねた。

 1230Mの細長尾根を経て、次第に急になる尾根を登る。1380M展望台で北側の展望が開ける。1450M岩稜付近から、石楠花の群落が多く見られる。雪の量が少し増えてくる。階段状の雪道を頑張って登る。時折カラ類やホシガラスの声が聞こえる。

 稜線が近づくと、賑やかな人々の声が聞こえ、笹の中の道を左へトラバースして行けば1560M鞍部に至り、中年登山者のパーティと擦れ違う。温川方面への道を尋ねられる。山頂への最後の登りに取りかかると、雪の着いた斜面は、先程のパーティによってトレースが崩され、登りにくいと言ったらありゃしない。登るにつれ、冷たい風が強まる。イヤになる頃、山頂に到達する。

 浅間山の眺めは流石である。ブッシュの陰に風避けを捜すも、無駄である。適当に銀マットを拡げ、荷を降ろし、三脚を立てて撮影開始。360度の大展望で、谷川連峰方面は少し雪雲が懸かってはいたが、他はほぼ満足すべき眺めだ。寒い寒いと震えつつも、結局1時間10分も粘る。

 北面の下りは、トレースを崩しながら、ズルズル滑り降りる。まりべるはキャーキャー言っている。シャクナゲ尾根の下りも早い早い。1060M徒渉点で湯を沸かして、カップ麺とコーヒーを味わう。日が陰って寒くなってきたので腰を上げる。登山口Pに戻れば、隣にもう一台同じ車種の車が停まっている。

 林道の雪も大分融けたようなので、チェーンを外す。慎重に林道を下り始める。民家が現れ、舗装された道路になるとホッとする。清水で右折して、三鳩楼に至る。落ち着いた造りの旅館である。24時間入浴できる43度の炭酸含有塩類泉に、ゆっくり浸って、今日の充実した山行の心地よい疲労を癒すとしよう。

写真はブログにあります
浅間隠山(吾嬬)'95-11

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