籠の登山(上信)

date 1995/11/5 快晴
コース 兎平P〜籠の登山(往復)
実働 3h
メンバー すうじい、他1名
概要 兎平から往復、快晴で新雪の北アをはじめ、四囲の展望
行程 兎平P 10:15→10:50籠の登山13:15→13:40兎平P
記録  文化の日に続く連休最終日、丸一日の休暇を利用して、一番美味しい日帰り山行は何かと、散々考えた挙句、快晴の空の下、新雪の山々を展望する山頂を選んでみた。

【11月5日】 快晴
 夜明け頃は、霞状のものが懸かっていたが、自宅を出る頃はには、筑波山も。日光連山も、奥秩父も、富士山もくっきり見えていた。はやる心を抑え、関越の川越ICを目指す。

 関越に乗れば、赤城、榛名、浅間、妙義と次々に近づいてくる。碓氷ICで降りて、追分から浅間サンラインを辿り、奈良原温泉を経て、地蔵峠にて水を得る。土埃を上げて、高峰林道のダートを走り、兎平の駐車場に車を停める。

 ここで既に、北アルプスの白銀の峰々が、一部頭を見せていた、カラマツ林の中の道を、カラ類のものと思しき囀りを耳にしながら進む。時折見上げれば、青い天空に、ダケカンバの黄白色の幹が、眩いばかりにくっきりと食い込んでいる。

 葉の落ちたナナカマドの枝も、その赤い実でアクセントを付けている。やがて樹林帯を抜け、明るい岩々ゴーロ状になると、辺りは遮るものが無くなり、展望は欲しいままである。楽勝の35分で、籠の登山頂に至る。

 浅間、水の塔、湯ノ丸、烏帽子、四阿、根子、万座、志賀の山々はもとより、日光、西上州、奥秩父、富士、八ヶ岳、南ア、中ア、御嶽、乗鞍、槍穂、水晶、立山、後立山、剱、白馬など、くっきり見える。また、高妻、焼山、火打、妙高、上越国境の山々は、少し雲に隠れつつも、その姿を見せている。

 先ずは、カップ麺の準備をしつつ、一眼レフに500mm望遠で三脚固定する。ファインダーを覗けば、穂高岳や五竜岳が、ど迫力で迫る。思わず、麺が伸びてしまう。兎に角、素晴らしい快晴と新雪なのだ。

 結局、山頂に2時間半近くいたことになる。西籠の塔は割愛して、ルンルン下る。兎平から、車で高峰林道を東へ辿り、高峰温泉に立ち寄る、日帰り入浴は14時までとのことで、間に合わず残念。メチャ混みのようだった。

 渋川方面の日帰り温泉を念頭に、車坂峠から北への村道を降りようとしたが、通行止めになっており、諦めて浅間サンラインへ下る。やむなく、臼田町の不老温泉湖月荘を目指す。こちらは、予想通り空いていた。

 入浴後、そのまま田口峠を越えて群馬県側に入り、塩ノ沢峠、志賀坂峠、正丸峠と越えて、日高、川越経由で帰宅する。

概念図

アルバム

穂高連峰と蝶ヶ岳
槍ヶ岳と常念山脈
剱岳と爺ヶ岳
鹿島槍
五竜岳
爺ヶ岳・鹿島槍・五竜岳・唐松岳
白馬三山
同上
唐松岳・八方尾根と不帰ノ嶮
乗鞍岳
槍穂高連峰と常念山脈
水ノ塔・黒斑山・浅間山
四阿山方面
湯ノ丸山・烏帽子岳方面
北アルプスの山々

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