浅草岳(会越)

date 1994/6/25 雨のち曇
コース ネズモチ平〜前岳〜浅草岳(往復)
実働
メンバー すうじい、他1名
概要 ネズモチ平から、前岳付近雪田、ヒメサユリはまだ蕾。
行程
略記録 【6月25日】 雨のち曇
 小出からR252に入り、大白川駅前から左手の破間川沿いの県道に入る。五味沢の諸施設の前を過ぎ、右沢沿いの林道を登って行く。ネズモチ平登山口に車を停めるが、ブヨの多さに閉口する。身支度した後、登山口の先の林道の白崩沢源流で、水を汲む。

 ネズモチ平コースを登り始めると、間もなく雨が降り出す。参ったね。少し登ると、右手の白崩沢源流を渡る。やがて、暗い樹林の急な登りが続き、しとしと雨に濡れまくった頃、少し明るい小尾根に乗り、間もなく前岳北面の小湿原の十字路に出る。

 ここは未だ雪田が消えたばかりのようで、新芽ばかりで花は無い。左手の道を選び、浅草岳を目指す。すぐに、大雪田の上に乗る。雨とガスで見通しは利かず、雪面の傾斜が気になる。カヘヨボッチを越えて来たと思われる登山者が、多く見られるようになる。

 前岳をトラバースして稜線に乗り、やがて鞍部の湿原に至る。ここには既に雪は無いが、ヒメサユリは、ほんの数えるほどしか咲いてはいない。しかしその蕾は、広い湿原の至る所に、林立しているではないか。何てこったい。イワイチョウ、ゴゼンタチバナの白い花と、サラサドウダンの紅、そして湿原の新芽の緑が、ちょっとガッカリしている我々を慰めてくれる。

 僅かな登りで、浅草岳山頂に到着する。展望は全く無いが、お茶を沸かして大休止する。他のパーティのオジサンが、「ヒメサユリは見れないけど、イワイチョウの花が見れたから、俺は満足だ、」と、頻りに言っていた。

 山頂を辞して、鞍部湿原のお花をもう一度楽しむ。サラサドウダンは見頃である。願わくば、ヒメサユリ満開の時期に、もう一度再訪したいと、切に思ったのであった。十字路を経て、往路を下る。

 ネズモチ平の車に戻り、ダートとなった林道を、車でさらに登ってみる。林道がカヘヨボッチから桜曽根に続く登山道のある尾根を回り込む所で、広い駐車スペースを造ってあり、10台ほど駐車してあった。なるほど、ここが最短登山口なのか。納得して林道を引返す。

 地元の山菜採りの車が、あちこちに停めてある。破間川は、岩魚の宝庫と聞いたことがある。また、浅草岳は春スキーの天国とも聞いた。またいつの日か、訪れてみたいな、と考えながら、狭いが比較的良く舗装された林道を下って行く。道が広くなった辺りに、大自然館・洞窟風呂なる施設があり、時間もあるので寄ってみた。岩山を刳り抜いて造ったような洞窟風呂は、眺めも良く、結構楽しめる。

概念図

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