櫛形連峰(下越櫛形)

date 1994/4/10 晴
コース 大沢林道一ノ沢出合P〜法印ノ滝〜法印ノ峰〜530M峰(往復)
実働 3h40m
メンバー すうじい、他1名
概要 法印ノ滝上は雪、530M峰まで往復、帰路カタクリ咲く。
行程 大沢林道一ノ沢出合P 9:50→大滝上10:30→法印ノ滝10:55→法印ノ峰11:50→12:05 530M峰12:40→法印ノ峰12:55→法印ノ滝13:25→14:05大沢林道一ノ沢出合P
 略記録 【4月10日】 晴
 胎内温泉から胎内川沿いの県道に出て、R7を西に向かい、船戸で左に入って、貝屋から大沢林道に入る。一ノ沢出合付近まで進み、駐車する。

 一ノ沢右岸沿いの林道を歩く。所々藪っぽくなっている道だ。足下には、アズマイチゲやキクザキイチゲ、フキノトウなど咲いている。堰堤から先は登山道となり、やがて傾斜が強くなると、一ノ沢は、かなり下の方に見えるようになる。

 大滝、法印ノ滝を足下に見ながら越す頃から、カタクリの蕾が沢山見られる。開いている花が少ないことに少々ガッカリしながら、さらに進むと、道は沢のすぐ側を行く。残雪が現れ、ショウジョウバカマが目立つ。

 沢は滝となり、傾斜のある斜面で囲まれ、雪がベッチャリ付いている。ここで、道は完全に雪の下に消え、、悩んだ挙句、左岸の雪の斜面に取付く。雪の下は濡れた岩で、何となく踏跡くさいが、滑りがちで緊張する。

 滝状を左岸の雪道で巻いた後は、完全な残雪斜面を、適当にラッセルして登って行く。結構汗をかかされる。この辺で、、他のパーティと前後する。やがて法印ノ峰西尾根に乗り、登山道は三角点ピークの南西面を、巻き気味に通り、縦走路に出合う。

 この辺には雪は無いぬれ落ち葉を、突き通して芽を出したカタクリが、いくつも見られる。縦走路に沿って法印ノ峰に登り返すと、道は再び雪に覆われる。あとは、時々ズボりながら進む。途中、スキーのトレースがあった。530M峰に到達する。

 568.0の櫛形山山頂までは、まだ遠く、ここまでで良しとして、お茶を入れて昼飯にする。完全に残雪の山で、じっとしていると流石に冷える。しばらく、飯豊方面など眺めた後、往路を戻る。

 法印ノ峰からの雪の斜面の下りは、ズボズボ下れるが、滝の上の巻道は緊張を強いられる。雪が消えるとホッとする。ショウジョウバカマ、リュウキンカの咲く沢沿いを離れる辺りに、ユキツバキの名残の花が見られた。

 法印ノ滝の辺りから、登山道沿いのカタクリが一斉に開花して、風に揺れている。見事である。行きがけ見た時には、皆蕾であったものだ。しばらくは、辺り一面カタクリのピンク色が続く。折角なので、心ゆくまで眺めよう。

 堰堤横から林道歩きとなるが、一ノ沢は「春の小川は、さらさらゆくよ」といった雰囲気で、岸辺にいろんな花が咲いている。満足して車に戻る。

 帰路、R7沿いで二王子山などの眺めを楽しみ、また関越道でも、越後川口SAで越後三山の眺めを得る。

概念図

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