倉見山・相定ヶ峰(道志)

date 2023/11/30 快晴
コース 三つ峠駅〜厄神社〜さすの平〜倉見山〜相定ヶ峰〜堂尾山公園〜三つ峠駅
実働 4h38m。
概要 三つ峠駅から周回、大きな白富士山展望。
メンバー すうじい(単独)
行程 →:登山道、:溯行・下降、\\:藪漕ぎ・踏跡不明、=:電車・車。
【11月30日】 快晴
三つ峠駅7:38→7:47桂川公園8:03→8:29登山口8:42→さすの平9:25→10:26倉見山11:04→11:27相定ヶ峰11:35→12:23堂尾山公園12:29→朽ちた木橋13:04→桂川公園13:28→13:37三つ峠駅
使用装備 軽登山靴、ストック、スマホ、GPS、帽子、熊鈴
不用装備 ヘッドライト
記録  寒い季節になると、富士見山行をしたくなる。高尾山あたりでは、小さく見えるので、富士急線を利用して、富士にもっと近い山へ出掛けることにした。

 中央線で大月まで行き、富士急線に乗り換える。三つ峠駅で降りて、西桂町役場前を通り、信号のある十字路を右折する。丁度、小学校の登校時間のようで、子供達と前後して歩く。倉見山への道標に従い、桂川左岸沿いの桂川公園を通る。

 公園から、歩道橋を利用して、右岸に渡る。所々に、倉見山登山口を示す道標がある。中央自動車道河口湖線を潜り、右折して白山神社・厄神社の前を進むと、沢沿いの林道が始まる。すぐに、鎖のゲートとなる。

 鎖を跨いで、沢の左岸林道を進む。徐々に高度を上げて行き、大堰堤を右から大きく巻いてゆくと、やがて異様な形状の堰堤の下で、林道が終わる。ここが、登山道入口である。沢は涸れており、堰堤の前で、ULダウンを脱ぎ、深く積もる落葉に備え、靴の上にショートスパッツを装着する。熊鈴も着けておこう。

 沢の右岸斜面に取付き、杉の植林帯の踏跡を辿る。杉林の中は暗く、杉の枝葉が積もっていて、道形が判り難い。やがて落葉が松葉となり、落葉樹林帯となる。沢の右岸沿いの踏跡は、路肩が弱い上に、落葉が積もって滑り易く、油断出来ない。

 登山口から30分ほどで、トラバース開始点に至り、左の尾根に向かって折り返す。10分ほどのトラバースで尾根に乗り、さすの平と呼ばれる950M地点に至る。北西側には、三ツ峠山が垣間見える。ここからは、落葉疎林の尾根沿いを登る。

 時折傾斜の増す尾根登りは続き、寒風と急登に耐えながら、マイペースで進む。稜線に出る直前、高度差50Mほどの急斜面は、ジグが大きく切られた登りで、却って歩き易かった。稜線に出て、鹿留からの登山道に合流する。さすの平から、約1時間で、倉見山山頂に到着する。

 山頂は風が強く、寒い。荷物を下ろし、ULダウンを羽織る。立木の合間から、富士山を撮影する。休憩するには風が冷た過ぎるので、少し戻った風の当たらない場所に移動しよう。パンを食べながら。大休止する。

 山頂を辞し、南へ急降下する。コルから急登すると、南峰に至る。先程の三角点峰よりも、展望が良い。痩せた尾根を辿り、コルから登り返すと、今度は相定ヶ峰だ。こちらでも、富士山を撮影しよう。この先は、縦走路から離れ、西南西へ伸びる樹林の尾根を下るので、ULダウンを脱ぐ。

 この尾根道は、緩い下りで、歩き易い。相定ヶ峰から50分ほどで、開けた堂尾山公園に至る。広場には、二つの石碑と祠があった。富士山が大きく見えるのだが、惜しむらくは、送電線が横切っている。三つ峠駅へ下るべく、北へ向かう道を選択する。

 この道は、落葉樹林帯では深い落葉で、針葉樹林帯ではその暗さで、道形が判り難い。時間帯が早かったので、安心感はあったが、日没近くでは、踏跡を見失いかねない。顕著な涸れ窪横断では、涸れ窪を少し登ってから対岸に乗る箇所があった。

 樹林の中のトラバースに飽きる頃、道路建設資材置場らしき場所に出る。小沢沿いの車道を下ると、朽ちかけた木橋があった。これが、クマガイソウ自生地へと続く、通行不能の木橋であろう。木橋を見送り、車道沿いに中央道河口湖線を潜り、朝通った桂川公園を経て、三つ峠駅に至る。

GPS軌跡

アルバム

厄神社林道入口道標
厄神社横の沢沿い林道を進む
林道終点にある異様な形状の堰堤
沢から離れて尾根へとトラバース開始の道標
トラバース開始
さすの平から三ツ峠山方面
さすの平から尾根道を登る
最後の急登を経て、鹿留からの登山道に合流する
あと少しで倉見山山頂だ
倉見山山頂からの富士山
倉見山山頂からの富士山
倉見山南峰から富士山
同上
相定ヶ峰からの富士山
同上
相定ヶ峰山頂
相定ヶ峰からの富士山
堂尾山公園からの富士山
堂尾山公園の石碑と祠
堂尾山公園から右手へ下降し、三つ峠駅を目指す
クマガイソウ自生地への木橋は朽ちていて、通行禁止
三つ峠駅ホームから、倉見山
三つ峠駅ホームから、三ツ峠山

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